音楽

2013年3月29日 (金)

洋楽聞き放題サイトについて:友だちからのプレゼント

Spotifyというサービスをご存知だろうか?

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9.99ドルで洋楽聞き放題になるとてつもない優れたサービスだ。日本でもソニーが「Music Unlimited」という定額制の1300万曲聞き放題のサービスを始めている。

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日本にいれば、上記サービスでも別に問題ないかもしれない。しかし、ここはアルゼンチン!基本的に上記の二つのサービスは利用出来ない規約となっている。もちろん、色々と裏ワザは存在し、一番有名なのは海外のPAYPALアカウントを一個作り、それにクレジットカードを登録して、使用する方法だ。(詳しくはグーグル先生にお聞きになってください。懇切丁寧に教えてくださります。もちろん、自己責任で)

Spotifyに関しては、すでに2年ほど前から知っていたが日本のクレジットカードが登録出来ずに、潔く諦めた経緯がある。そうして、このあいだ久しぶりにFACEBOOKを通じてコンタクトしたイギリス人の友人が、ありがたいことにアカウントを作ってプレゼントしてくれて、アルゼンチンでも使えるようにしてくれた。(彼とは20年来の友だちで、僕の最初のプライベートレッスンの英語の先生であり、親友です)

本当に持つべきものは友だちだと思います。←最近、こればかりですが。

似たようなサイトでは、「Sound Cloud」というサイトがあり、これも何度か使ったことがあるが、それほど積極的に使ってはいなかった。Spotifyの場合は、ワンクリックで最新の音楽が聞けて、さらにユーザーインターフェースがとても使いやすいということが特徴だと思う。もちろん、当然のようにコミュニティ要素もあり、プレイリストを共有したり、フォローしたりする機能もしっかりと付いている。

遅かれ速かれ、日本にも上陸するようになると思うし、世界的な流れとしては動画も音楽も定額制サイトが一般的になってきている。この流れは今後も止まらないだろう。(音楽会社も映画会社も「無料よりはマシ」と諦めて、割り切るしかないだろう)

ここアルゼンチンではCDがめちゃくちゃ安く手に入り、だいたい1枚800円程度だ。だからiTuneストアで1500円出して買うのを躊躇してしまい、かと言ってCDを買ってパソコンに取り込むのは面倒なので、あまり新しい音楽を聞かなくなってしまった。おそらく、そういう人たちはかなりの数に上るのではないだろうか。(日本でもTSUTAYAでCDをレンタルして、コピーしてしまえば同じことかと・・・あるいはブックオフで格安で手に入るし)

これからはSpotifyで最近の世界の音楽事情なども探りつつ、自分のプレイリストを入れ替えていきたい。結局、青春時代に聞いた音楽がなんだかんだいって、ずっと頭のなかでリフレインしているけど、それだけだと悲しいので、少しは自分の音楽環境もアップグレードしたい。

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2012年1月16日 (月)

You are beautifulのあの人のコンサートに行って来ました

「今週の土曜日、ジェームズ・ブラントのコンサート行くんだよ?」

アルゼンチン人Aさん「いいね!・・・・・・って、誰?」
アルゼンチン人Bさん「・・・・・・ジェームズ・ブラウン?」

「違うよ、あの"You are beautiful"の人だよ!!」

アルゼンチン人Aさん、Bさん(二人声を揃えて)「あああああ!!!!」

このような会話がブエノスアイレスの至る所で繰り広げられたのは間違いないわけですが、一応彼のアルバムをすべて持っているファンとしては、行かねばならないと思い、ブエノスアイレスで初めてのコンサートに行って来ました。

(そのほかの曲にいい曲あるの?と言われがちな彼ですが、けっこういいバラードがあったりします)

会場はルナ・パークという元ボクシング場で比較的ハコとしては狭いほうで近くで見れました。

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日本と違いカメラの持ち込みがOKなので、写真は撮り放題なのですが、なぜかカメラを掲げてずっと動画を撮っている人たちが目立ち、なんだかなと思いました。

今までイギリスのバンドを中心に何度もコンサートに足を運び、オアシス、プライマル・スクリームなど往年のブリットポップなども見てきましたが、このジェームズ兄さん、そんな方々と比べてめちゃくちゃ健康そうです。

前述したロックスターたちはライブとなると、前日の酒とドラックで調子が悪いのか、けっこう気だるそうに時にはビールを飲みながら、また時にはタバコをふかしながら、だましだまし歌っていることが多いですが、このジェームズ兄さんは「ギターを抱えながら、腕立て伏せをしつつ、なおかつほふく前進」でもしそうなくらいキビキビした動きで歌いまくっていました。

身も蓋もない話ですが、「きっと歌を歌うことが本当に好きなんだなあ」とこっちが素直に関心するくらい、真っ直ぐなシンガソングライターです。

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「自分で切ったのか?」と思わる髪型と、変なTシャツを着ているジェームズ兄さんでしたが、歌が上手いのでそれだけで満足です。

昔、たまたまNHKのB'zのドキュメンタリーを見て、そのなかで稲葉さんがコンサートツアーの一か月ほど前から自分を追い込み、酒も断ち、筋トレに励んでいる様子を見たことがあります。

個人的には「なんかロックじゃないな」と思ってしまいましたが、たぶんジェームズ兄さんはそこまで追い込む必要もなく、体力が有り余っている感じです。

きっと昨日のコンサートが終わったあとも、「おれ、ちょっと軽くジム行ってくるわ!」と言ってそうな感じです。明らかにドラッグをやっている思われるハイテンションなプレイでベーシストが演奏中にコケたり、ビールを会場にばらまくボーカリストなどの印象しかないUKロックファンとしては、ある意味新鮮なコンサートでした。

いつまでもドラックや酒浸りになっていないで、彼のように腕立てでもしながら作曲しているほうがより生産的だなと・・・・・そんなのロックじゃねえと言われたらそれまでですけど。


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2011年4月26日 (火)

手嶌葵とチェット・ベイカーについて

チェット・ベイカーと手嶌葵には全く相関関係はない。

片やドラックで身を持ち崩し、片や今をときめく日本の女性歌手である。手嶌葵のどこまでもピュアな歌声を聴いていると、その反動でどうしてもチェット・ベイカーの歌声を頭の中で思い浮かべてしまう。

このあいだオーストラリアで十数年ぶりにスティーブンと再会したが、彼から開口一番「まだチェット・ベイカーは聴いているのか?」と訊かれるくらい、彼と共に過ごした日々はずっとチェット・ベイカーを聴いていた。

そもそもの始まりは「MY FUNNY VALENTINE」というアルバムをたまたま18の頃に購入して、すっかり魅了されたのがきっかけだった。

(この曲のこのバージョンをCDのリピート機能を使って何百回も再生した記憶が・・・・)

彼の楽曲には彼以外の存在は介在しない。完全に自分の世界を形成している。それが「アートだ!」と言われれば、そうなのだろう。しかし、手嶌葵の歌声を聴いていると、「その逆もまた然り」と思える。彼女の歌声は、あくまで純粋にまるでひとつの楽器のように心に響いてくる。

今は手嶌葵の歌声がチェット・ベイカーよりも心地良く響いてくる。それが年を取ったということならば、それはそれでいい。思春期の頃にはチェット・ベイカーの歌声は魔力的な魅力で心に響いてくるのは確かだろう。(そういえば、村上龍の「コインロッカーベイビーズ」にも彼の声の魔力が引用されている箇所があった記憶がある)

そのようなことを考えると、人の歌声というのは面白いなと思う。その人の歌声を聴いただけでずいぶんと多くのことが伝わってきてしまう。「おれの歌を聴け、私の歌を聴いて」というようなレベルの歌手は手嶌葵さんのエゴの全くない歌声を聴いて、出直して欲しいと思う。

チェット・ベイカーの歌声は、完全に自己完結した閉ざされた空間に存在している。それもそれでまた美しい。人からの庇護や注目など彼にとってはどうでもいい。彼の世界には彼しか存在しない。そんな孤高の歌声だ。

ここブエノスアイレスにはどちらかと言うと、手嶌葵の歌声がよく似合う。チェット・ベイカーの歌声は、この街と反発し合ってしまう気がする。遠く離れたヨーロッパから隔絶されたヨーロッパ世界・・・・・孤高の街と孤高の人は反りが合わないのだろう。

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2010年10月13日 (水)

会社のあり方とザ・スミス プロジェクト

何を隠そう僕はザ・スミスの大ファンだった。
特にモリッシーの詩にすっかりやられていた。高校生の頃は中毒者のように毎日聴いていた。そして、世の中にはそのような日々を送っていた人が数多くいるようで、それが高じてジャニスさんはスミスの曲を全曲カバーするというプロジェクトを立ち上げた。その名も「ザ・スミス・プロジェクト」だ。

Latest tracks by blackpiano

楽器を使用せずに、自分の声を何十と重ねて、1曲1曲気が遠くなるくらいの時間をかけてカバーしている。スミスのカバーは数多くあるが、このカバーは本当に素晴らしい。彼女はプロでも何でもなく、死ぬほどつまらないウォールマートでの仕事を、スミスのとある曲を聞いて辞めて、そしてそれと重なるように起きた二人の友人の死をきっかけに長い間諦めていた自分の夢、音楽への道に進むことにしたという。ちなみに彼女が仕事を辞めるきっかけとなった曲は「HEAVEN KNOWS I'M MISERABLE NOW」という曲だ。(出典元:ガーディアン

I was happy in the haze of a drunken hour
But heaven knows I'm miserable now
(酔っぱらって朦朧としているときは幸せだった。でも今の僕はなんて惨めなのだろう)

I was looking for a job, and then I found a job
And heaven knows I'm miserable now
(仕事を探していた、そして見つけた。でも今の僕はなんて惨めなのだろう)

In my life
Why do I give valuable time
To people who don't care if I live or die ?
(この僕の人生、どうして僕が生きようが死のうがどうでもいいと思っている奴らに、僕の貴重な時間を費やさないといけないの?)

ほんと、その通りです。

時々、仕事がつまらないと相談をされることがあるが、僕はたいてい「辞めちまいな」と言う。そう言っても辞めないのは本当は辞めたくない場合だけだし、辞めたいのであれば背中を押してもらいたからだ。

たいていの会社は、従業員ひとりひとりの個人的な幸せなんてことは眼中にない。彼らはこぞって「会社の利益」ばかりを追求しろと言う。正直、従業員にとって会社の利益なんてどうでもいいことなのに。そんなことは経営者がしっかり考えて、彼らが自分たちの仕事に集中出来るような環境を整えるべきなのだ。いかに会社に利益があがるかなんてことを考えるほど大局的な見方が出来るようであれば、自分で会社を興している。

売上目標、拡大、成長なんて従業員にとってはどうでもいいことだ。
彼らは彼らの幸せを追求するし、本来会社は彼らの幸せの追求に寄与すべきだと思う。

彼らが幸せになればなるほど、会社も潤う、それがあるべき姿だ。
あとはいかにそのような仕組みを経営者が考えるかだと思っている。

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2009年12月24日 (木)

クリスマスライブとパーティー

昨日は祝日ということもあり、友人タディに誘われ橋本昌彦さんのライブへと赴いた。
ライブなんて久しぶりだ。
音楽は好きだが、どちらかと言うと昔からライブにはあまり興味なく、家でじっくりアルバムに耳を傾けることのほうが性に合っている。

Blog_uta

休日に表参道に行くのは久しぶりだったが、ものすごい人出だった。
今年からイルミネーションが復活したことも原因だろう。

ライブはさすがプロは違うと思った。
特にバラードが素晴らしかった。

満足してライブをあとにすると、思いがけずメンバーの打ち上げにも誘われ、池尻大橋に住むご友人宅へと行った。

Blog_party

それにしても音楽ビジネスは大変だなと思う。
歌唱力だけではどうにもならないし、あの平井堅さえデビュー当時は全く売れなかったことからもそれは十分に察せられる。

歌手プラスアルファなにかがないと、もはや誰も見向きはしないだろう。
お笑いプラス歌手などで売れた芸人のように、なんらかの複合的な要素を絡ませないと、生き残りは厳しいだろう。まあ、それは音楽ビジネスに限ったことではなく、写真やあらゆる分野に当てはまる。

写真家とオンライン英会話スクール運営、って悪くないと思うがどうなることやら。

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2009年10月29日 (木)

マイケル・ジャクソン展覧会

ロンドンではマイケルの親友だったミコさんによる彼の展覧会が開かれているらしい。

http://www.guardian.co.uk/music/video/2009/oct/28/michael-jackson-collection-exhibition-o2

O2というところはかってミレニアムドームと言われていた巨大なドームだ。
あんな巨大なところで展覧会を開くとは、いかにもマイケルらしい。

マニアには垂涎のものばかりだと思うが、なんとなく悪趣味だと思うのは僕だけだろうか。

" I feel I was chosen as an instrument to give music, love, harmony to the world."   Michael Jackson

"僕は世界に音楽、愛、ハーモニーを与えるために選ばれた精緻な器械のように感じている"

マイケル・ジャクソン

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