経済・政治・国際

2012年12月17日 (月)

アゴラに書いた本音:よりよい民主政治のために出来ること

自民党が勝ったことを喜んでいるのは、自民党の人たちだけで、それがまた日本の閉塞感を表している。だけど、日本の税金の徴収制度はものすごくよく出来ていると思う。特にアルゼンチンのひどい状況を見ていると、なおさらそう思う。

でも、あらゆるシステムは古くなるように、今の日本のシステムは今後は通用しないだろう。抜本的な改革が必要だが、自民党にはそんな力もビジョンもない。そうして、日本に希望を抱かなくなった人たちがどんどん国外に出る。

それはむしろ長い目で見れば、日本のためになると思う。「国を選ぶ権利を持つ」というのはグローバル時代にふさわしい権利だ。日本の政治家に革命を起こせる力はないかもしれないが、日本ではいつも変化は外からやってくる。

日本を一度出た人たちが出て、新しい空気を日本に持込み、日本に革命を起こすかもしれない・・・・・まあ、夢見物語かもしれないが、そう思っていたほうが人生楽しいし、日本を諦めるのはすごく簡単だけど、僕はやはり日本が好きだ。

今後はますます政治は混乱し、経済は低迷するだろう。そんなことは分かりきったことだ。でも、それでも僕はまだ日本という国を信じているし、日本人が持つクオリティは世界に通用すると思っている。

そんな僅かな希望を胸にアゴラに文章を書いた。ただの理想論だけど、そんなことは百も承知だ。自民党も民主党も同じ穴のムジナだ。何も変わりはしない。でも、きっと今後、先を見据える個人はどんどん出てくるだろう。彼らを惹きつける何かを日本という国が持っている限り、まだこの国は生き長らえる。

国を思うのであれば、国を捨てて、外に出ればいい。そこで生き長らえることによって、強さが身に付くだろう。それをいずれ、自分の国に還元出来ればいい。

僕は日本という国には一ミクロンも期待していないが、日本人という個人にはとても期待している。そんな彼らをこれからも応援したいと思うし、そのためのプラットフォームを作っていければと願っている。

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日本では選挙が終わり、大方の予想通り自民党が大勝した。べつにこれは自民党の政策に大賛成した結果ではなく、民主党への失望だというのが大方の見方だ。

民主政治はなぜ衆愚政治になるのか

日本では投票率の低さが話題になり、あたかも投票率が上がれば政治の質が向上すると思われているが、けっしてそうではないとアルゼンチンに住み始めて、そう思うようになった。

アルゼンチンの場合は選挙は義務なので、投票率は90%を超え、また国の平均年齢は30.3歳と比較的若い。それに比べて日本は高齢社会であり平均年齢は43.8歳だ。(詳しくはこちらを参照)

若者がもっと選挙で投票し、彼らの意見を反映させても、アルゼンチンのように人的要因、政治的要因で国の成長は阻害される。(この国の顛末についてはこちらのエントリーを)

衆愚政とは、有権者(アテネの場合はアテネ市民権所有者)の一人一人が以前より愚かになったゆえに生じた現象ではなく、かえって有権者の一人一人が以前よりは高く声を上げ始めた結果ではなかったか。

はじめに紹介した池田先生のエントリーにあるように、この指摘はあながち的外れではないと思う。このあいだ、ブエノスアイレスのタクシーの運転手と政治について話したが、彼は「おれは今の政府は大嫌いだ。なぜかって?税金を払わないといけないからだ!」と憤っていた。

ここアルゼンチンは医療と教育は無料であり、また交通機関、ガス、電気、水なども国からの補助金がある。だから地下鉄に乗っても、30円ぐらいだし、バスは15円ぐらいしかしない。直接見える形で国の税金が使われている。

それでも、税金を払わない人が多いのが事実だ。以前、仲良くなったスウェーデン人の友人がよく「全くあり得ない。この国の人たちは税金も払わないのに、社会保障だけは先進国並だ」とぼやいていた。社会福祉大国であり、世界でも最も税金が高い北欧の国から来た人にとってみれば不思議で仕方がなかったのだろう。(天然資源が豊富で農業大国なので、ある程度の財源は確保しているが、それでも足りずに最近金持ちに対しての課金を強め、国民の反発を招いている)

政治を変えるには声をあげることよりは、歴史を調べ、「なぜ?」という疑問を常に持ち、今起きていることに動物的に反応するのではなく、その理由までをきちんと考える思考回路を持たないといけない。

少なくても日本では「全く嫌になる。税金、払わないといけないんだよ!」と外国人に憤る人はそれほどいないと思う。その代わりに「税金が高い!」とぼやく人はあとは立たないだろうが・・・・・

その大切な税金を有意義に使ってもらうためにも、真っ先に動物のように大声をあげるのではなく、きちんと自分たちで情報を整理し、時間をかけて自分たちで調べて、そうして最終的に判断をしていく必要がある。

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2012年12月12日 (水)

妄想政治論:日本とアルゼンチンと未来について

ふらりと来てしまったブエノスアイレスだが、すでに一年半以上経った。

スペイン語を習い始めて、同じ年月が流れたが、とりあえず当初の予定通り順調に上達している。最初から「スペイン語を習得するために2年勉強する」と決めていたが、それは単純に英語を習得するのに留学して2年費やしたからだ。

英語を習得するためにイギリスに留学したのは20歳の頃だが、CEFRで言うところのB2試験には一年で合格し、二年を終える頃にはC1にも合格した。(ちなみにケンブリッジ試験なんてものには全く興味なかったが、2年目を迎える頃には上級者向けのコースがそれ以外なく、仕方なくケンブリッジ試験準備コースを受講した)

語学学習に役立つ自己否定について

英語を習得するのに2年もかかるなんて、留学した当初は想像もしていなかったが、今では納得している。だからこそ、スペイン語習得にも同じくらいはかかるだろうと思い、英語を習いに留学した頃と違い、かなりリラックスした精神状態でいられた。

そんなスペイン語学習だが、ここまで来ると、あとはひたすら実践をこなすしかないレベルまで来ており、いかにスペイン語で多くの人と触れ合い、議論していくかだと思う。

まだまだネイティブレベルには程遠いが、こちらの人は親切な人が多く、多少スペイン語を間違えるくらいが愛嬌があってちょうどいいのではと思っている。(まあ、すでにかなりラテンのノリになってきています)

最近はずっとレッスンでは政治、経済、それにアルゼンチンの歴史について学び、議論している。すでにスペイン語のレッスンというよりは、「丸ごとアルゼンチンを学ぶ」的な要素が強くなってきているが、この地では政治や経済について議論することが多いので、そのための語彙を学ぶためにはとても有用だ。

ついでに言うと人はよく「英語を話せるようになりたい!」というが、たぶんその意味するところは、「自分が興味のあることや関心のあることについて英語で外国人とコミュニケーションを取りたい」ということだと思う。

そのような意味においては、まずは自分自身が物事に対して興味を抱き、それについて調べ、そしてそれらについて考えを持っていないといけない。箸にも棒にもかからない意見なんて、別に誰も聞く耳を持たないので、なるべく個性的な意見が望ましい。

日本的な「長いものには巻かれろ」的な考えだといつまで経っても個性的な意見なんて持てやしない。またついでに言うと、個性的な意見を持つために世界を一周する必要もないし、留学する必要もない。ただ、より客観的になるために、すべての意見を並べて考え、あらゆる手に入る限りの情報を集めて、物事を相対的に判断することが重要だ。

目に見えることを理解することは簡単だ。だが、より重要なのは目に見えないことを感じ取り、それらについて情報を集め、物事についてより深く理解することだと思う。

そういう意味では「歴史」を勉強することはとてもためになる。実際に起きた事件の背後にはたいていの場合、なんらかの「意図」が働いており、多くの場合は歴史的な事件と言われるものは、ただの結果であり、物事の表層しか表していない。より重要なのは、その奥底に隠されている第三者の意図であり、それらが幾層にも連なって、歴史を形成しているのだ。(別に陰謀論者でもなんでもないですけど・・・・歴史ってだいたいそんなもんだと思ってみると面白いものです)

例えば、次の日本の選挙もそのような歴史的な観点から見ると、興味深い。4年ほど前の民主党の圧勝劇から今回は一転して、自民党の圧勝が予想されている。そして、最もあり得ない復権が小泉元首相の後継者として指名されながら、多くの期待を裏切った安倍元首相だ。

安倍元首相“完全復権”の野望(この記事を読むと1年前からちゃんとメディア戦略を始めていたことになりますね)

安倍元首相が再度首相に返り咲いたならば、表面的には奇跡としかいいようがない。だが、彼の復権には民主党の大勝、それからの民主党の実力のなさから来る信用完全失墜が絶対的に必要だった。自民党政権のままだったら、彼の復権はなかっただろう。民主党が勝ったからこそ、彼の過去はチャラになり、復権が可能となった。

そして、それはもともと麻生元首相がほぼ負けると分かっていて、解散総選挙に打って出たことに端を発する。(こちらの記事のよると、安倍氏と麻生氏は大変仲が良いということです・・・・)

自民、驚愕の293議席獲得!? 霞が関官僚群の関心は早くも安倍晋三政権の陣立てに移行している!(そして、安倍新政権の最大の功労者の麻生氏も当然復権します)

麻生元首相が玉砕覚悟で解散総選挙を行ったのは、もしかしたら安倍元首相の復権を4年後に画策する深慮遠謀だったのかもしれません・・・・・もちろん、これらはすべて結果論であり、こじつけと言えるかもしれない。だが政治家なんて「いかに生き残っていくか」が大切な職業なので、この程度の絵図は描いていただろうとは思う。それが果たしてうまくいくかどうかは、時の運だと思うけど。

最終的に何が言いたいかというと、新聞やメディアが書くことは話半分で訊いておき、自分でよく考えて、最終的には自分自身の責任において判断するということです。そして、あらゆる可能性を考慮に入れて、それについてある程度今出来ることをやっておくということが重要だと思います。

そんじゃねー(ちきりん風)

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2011年11月 2日 (水)

現実を見つめて自分の頭で判断するということ:明るい未来に向けて

今日のマテアス先生とのレッスンでは「アルゼンチンの財政破綻について」に色々と訊いた。(詳しくはリンク先の記事をお読みください)

アルゼンチンの財政破綻と日本に起こる財政破綻をよく比較する人がいるが、それまでの経緯と経済規模を考えると、似ても似つかないのであまり参考にはならない。だが、これだけ国の借金が膨らんでしまうと、いずれ破綻するのは避けられないのではないかと思ってしまう・・・・・・

実際に一度財政破綻した国に住んでいる身としては、ひとつの国が財政破綻することは容易に想像できるので、そのときのための対策はきちんと考えておかないと思ってはいる。

リアルタイム財政赤字カウンター 11

上記のカウンターを見ると、国の借金はすでに1000兆円を超えている・・・・・・そして、恐ろしいことに一刻ごとにどんどんと増えている。

このような状況のなかでも、大前さんは日本という国に絶望せずに色々な提言を行なっている。日本の膨大な借金にめげずに提言する大前さんの説得力はすごい。

「答えのない時代は自分で答えを出す能力が大切」というのは最も大切な教えの一つだろう。

アルゼンチン人は自分の身は自分で守るということが徹底している。一度、財政破綻した彼らは銀行など信用せずに、お金はモノや不動産に投資して、現金を持たないようにしている。翻って、日本は「日本人は大丈夫」という全く根拠がない自信に支配されて身動きできない人たちが多い。

小さな会社の一経営者として、どんなことがあっても事業は継続できるように、あらゆる手を考えて手を打っていきたい。

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2011年7月26日 (火)

これからのこと:リスクテイカーを目指す世界

「Entrepreneurship(アントレプレナー)とは、自ら事業を興す(起業)者をいう」とウィキペディアにあるが、日本ではたいていの場合はベンチャー企業を指している。

しかし、世界規模で言うと自営業者など(レストラン経営、農園経営、店舗経営)の小規模の事業を営んでいる人たちのことを指す。

日本みたいに新卒一斉採用をしている国などは世界では稀なので、アントレプレナーは意外と発展途上国に多い。

Entrepreneurship Info and Facts

上記記事によると、ヨーロッパではエストニアがアントレプレナーが一番多い国とのことらしい。またCNNの記事によると世界で一番アントレプレナーが多いのは、ペルーとのことだ。(世界ベスト3はペルー、ウガンダ、エクアドルという順番だ。どの記事も少し情報が古いので今は違うかもしれません)

今、住んでいるブエノスアイレスも社会システム全体がそれほどうまくいっていないので、大学を卒業したらコネやツテをたどっての就職活動が一般的で、そのあてがない場合は、アントレプレナーになるとのことだ。

今後の日本経済を考えると、終身雇用制度はとうの昔に崩れたので、ほかの国同様にアントレプレナーを目指す人たちが多くなるかもしれないが、「リスクテイカー(リスクを取る人)」が極端に少ない日本社会では、それもまだ先の話しかもしれない。

しかし、ただ1つ言えるのは多くの国ではアントレプレナーは目指すものではなく、必要に迫られて「成っている」だけであり、そこにはアップルのスティーブ・ジョブズやヴァージングループ率いるリチャード・ブランソンのような夢も希望もない。

自分の子供、孫の世代が見る世界はどんな世界なのだろうか?また彼らのために僕たちは本当に「より良い世界」を残していけるのだろうか・・・・・そんなことを思うとふと不安に駆られるが、自分自身が自分のことで手一杯なので、まずは自分が出来ることから一歩一歩進んでいきたい。

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2011年3月23日 (水)

同情するなら、金使え!

昨日、銀座の街を歩いてみたが、街は死んでいた。
ほとんどのイベントが中止になり、人々が外食を控え、物資の供給がストップしていることが影響しているのだろう。

サービス業を破綻から救え

日本人は極端から極端に走るので、「飲んで騒ぐ」ことはこのような状況下では由としない気持ちも分かる。しかし、このままだと日本全体が沈んでしまう。

逆説的だが、今まで以上に飲んで騒がないと、日本の経済はどんどん落ち込む。震災の影響を受けて消費するどこではない人たちのためにも、被災地以外の人々はもっと消費するのが間接的に彼らを助けることになる。

それでも人生は続く。

今出来ることを何かと考えて、愚直に行うことが今のような状況では必要とされる。「同情するくらいなら、金を使え!」が正しい態度なのだろう。

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2011年1月13日 (木)

明るい未来の描き方:アゴラに投稿しました

アゴラに投稿するつもりで書いたわけではありませんが、実際にあった出来事を通じて、なにか示唆的なことを示せればと思い、投稿しました。

明るい未来の描き方

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2010年12月22日 (水)

企業のあり方について:アゴラへの投稿

待ち遠しくなる月曜日のために:企業のあり方について」というタイトルで投稿しました。

最近、飲み会などでは「アゴラー」と言われて馬鹿にされています。それもどうなのかと思いますが、投稿出来る内容の記事が書けるうちは投稿しようかと思っています。

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2010年12月20日 (月)

【書評】ザッポス伝説

ザッポス伝説を読了した。

顧客満足度にフォーカスした会社ということで、ワンズワードの目指すサービスと一致するので、非常に参考になる本だった。また働く人にとっても「幸せの職場」を目指しており、そういった部分でも共感することが多かった。

アゴラにも寄稿したが、多くの企業は「利益の追求」を目指しており、それはそれらの企業に働く人々の個人的幸福とは相容れないものがある。企業の幸福がそこで働く人々の幸福が合致している会社、それがザッポスなのだろう。

大富豪たちの人生の満足度の平均は5.8で、アフリカのマサイ族は5.4というフォーブス誌に掲載されたデータにあるように、金銭的に豊かなになることが幸せ度を増すことにはならない。

この本の巻末には「ハピネスのフレームワーク」として、幸せを感じるための4つの要素を挙げている。

1. 自分で自分をコントロールすること
2. 進歩を感じること
3. つながり
4. ビジョンと意味(自分自身よりも大きなものの一部となること)

特に1番と2番は密接に関係している。会社が社員を信用し、その裁量に任せれば、おのずと社員のモチベーションは上がる。多くの会社でも社員の裁量に任せているかもしれないが、それは「何か起こったらおまえが責任取れよ!」的な後ろ向きな任せ方が多いように思える。

ザッポスが実行していることは、それとは正反対の社員の自由裁量だ。

日本でも「お客さまが神様です」に象徴されるように顧客満足度を優先させる会社は数多くある。しかし、その多くは従業員の献身的な犠牲によって成り立っているのではないだろうか?

以前、テレビで全国に展開しているラーメン店の経営者が自分のラーメン店は「劇場だ!」と言って、従業員にも自分自身がそのステージに立つ緊張感と客を楽しませる術を要求していた。

ただのバイトに無茶を言う。

そんなに言うなら、もっと給料払えと思ってしまうのは自分だけだろうか。多くの従業員にとって重要なのは、まずは賃金だ。それからこの本の著者が指摘しているような4つの要素が来る。それを履き違えないように経営者は自覚する必要がある。

そのような意味では下記本を合わせて読むといいかもしれない。


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2010年12月17日 (金)

アゴラに投稿しました。

じつは昨日、アゴラに投稿しました。

グーグルというコンパスをいかに使っていくか

そして、もう1つちょっと前に投稿しています。

「就職する」ということがどういうことか知ってほしい

アゴラのメンバーアカウントをいただき、自由に投稿出来るようになったのですが、アクセス解析などを見ると1日数万PVもあり、いかにマンモスサイトかよく分かります。

自分のブログと違って、ちょっとした緊張感を伴いながら、投稿しています。
ぽちっと投稿したら、多くの人にさらされると思うと・・・・・・

でも、このような言論プラットフォームはほかにないので、色々と刺激があって投稿することで色々な意見が交わされ、非常にためになります。そういえば、ほかにも毎日留学ナビと100万人の英語にもコラムを連載しているので・・・・・・本業頑張ります!

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2010年12月10日 (金)

子供でも分かるように物事を説明する難易度の高さについて

感覚的に物事を理解する人間は、物事を論理的に説明するのは、本当に苦手なんだなとつくづく思った。

なぜそのようなことを思ったのかというと、明日、神戸・流通科学大学で開かれる「ソーシャルメディア、先進メディアは外国語教育、そして私たちの社会をどう変えるのか?」というシンポジウムで行うプレゼンの準備をしていたからだ。

このシンポジウムでパネリストの一人として、「ソーシャルメディア時代の新しい働き方」というタイトルで発表させていただくのだが、当然自分がよく知っている分野についての発表なので、多くのことは感覚的に理解している。

そうなると、いざそれを説明しようとすると、どうにも説明が足りず、多くの人が理解できない自体を引き起こしてしまうことにようやく気付いた。(気付くのが相当遅いです・・・・でも、今さらながら気付いただけでもヨシとします)

例えば、子供の頃から慣れ親しんでいる「おこめ」について説明しろといきなり言われても、なにをどこから説明すればいいのか分からないはずだ。前提となる知識は一体どこからどこまでなのか、よくよく考えてみると分からない。

今までは、自分が感覚的に理解していることは、相手も理解しているという前提に立っていたが、それが間違いだった。

今、テレビに出まくっている池上彰さんは「子供でも分かるように自分が説明することを想像しながら本を読む」と言っていた。だから、あんなに分かりやすい説明が何に対しても出来るのだろう。

より難しいことをさらにより難しく説明することが頭がいい人間がすることだと勘違いしている人が多いが、そんなことは実は猿でも出来る。難しいことを子供でも理解できるように説明することが出来る人が、本当に頭のいい人なのだろう・・・・・・先は長いぜ!

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