ソーシャルメディア時代の地球の歩き方:世界に広がる友人の輪
3月末に日本に帰ってきてから、休む暇もなく色々な場所、それに国々を回ったせいですっかり疲れていたが、今ではそれもすっかり回復した。
だが、来週の火曜日からまたフィリピンへと行かなければいけないので、気は抜けない。
日本にこのままいると、ぶくぶくと太って、タンゴやサルサの南米での日々を遠い国の出来事のように思えてしまう。
この国はうっかり財布をどこかに置き忘れても、誰かが届けてくれる国だ。筋肉どころか、脳全体が弛緩しても仕方がない。
平和ボケしていると言うが、それの何が悪いのだろうか?
メキシコやアルゼンチンの人々にとって、日本は憧れの国だ。
窃盗や強盗がゴマンといる国にいると、たしかにその気持が分かる。
サッカーでブラジルから来たブラジル人の多くは日本に留まることを選ぶ。
なぜなら、安全だから。
だからといって、ずっとこの安全な国にいると何に対しても危機感は持ちにくいので、それはそれで逆に危ないと思う。ただ、南米のように日常生活のレベルで常に危険と隣合わせの生活も疲れる。
まったくどうして、最初からカナダやオーストラリアのような国に住まなかったのだろうか・・・・なんて両極端な人生なんだと思う今日この頃だ。
このまま世界をふらふらと歩き回って、その先に何があるのか分からないが、飽きるまでは続けてみようとは思っている。
東京滞在中にたまたまシンガポール人の友人ミンが東京に来ていた。友人たちの集まり彼らを招待して、久しぶりに旧交を温めた。
もともとはパリで会ったシンガポール人アーネストの紹介で会ったミンだ。
もう8年くらいの付き合いになるが、なんだかゆるい感じで未だに繋がっている。でも会えば、それなりに楽しく、くだらない話に花が咲く。
こうして、世界を渡り歩けば、きっとこういうゆるい繋がりが世界中に出来ていくだろう。そういう友人関係を築いていくのも悪くないと思う。
いや、きっとおそらくそういう関係を築きたいがために、世界を渡り歩いているのかもしれない。また桜が咲く頃に日本に戻ってきて、旧友たちと会って、バカ話に笑い転げたいものだ。
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