先進諸国は蜜の味:発展途上国での生き方
東京→京都・大阪→マニラ→フィリピンの田舎→香港→東京と10日のあいだに駆け抜け、明後日にはメキシコに戻る予定が、急遽また来週フィリピンに行くことになった。
マニラでは、4月誕生日のBeejay先生、Amaya先生、Shawie先生、それにKrsitin先生の誕生日を祝った。
午後1時に集合したのだが、結局、ランチを取った後、お茶をして、それから夕食と丸一日一緒に彼女たちと時を過ごした。ひたすらタガログ語の会話に終始していたが、タガログ語はスペイン語の語彙をそのまま使っているので、かなりの単語が分かった。
スペイン語が出来れば、タガログ語は三ヶ月くらい勉強すれば、日常会話くらいはいけるのではと思う。彼女たち同士もたまにしか会わないので、タガログ語で話してしまうのは仕方がないとは思うが・・・・全く気を使われなくなっているボスというのもどうかとは思う。
AMAYA先生などからは、「ユウキ、うちに泊まって行きなよ」とよく誘われるが、どう考えても豪邸に住んでいるだろうから、気が引ける。
派手な恰好な彼女たちに囲まれていると、どうみても自分が搾取されている側の人間に思えてならなかった。
そんな特異なオンライン英会話スクールが世の中にあってもいいのではないだろうか?
そのあとは息抜きに香港に3日ほど滞在した。
香港はいつ行っても最高だ。
食べ物もおいしいし、公共の交通機関は安いから観光するには最適な街だ。
だが家賃は高い。
30万ぐらい払っても、それなりのところしか借りられない。
家賃が安かったら住みたいと思う。
やはり、先進諸国での生活は楽しいし、特に治安のいい香港のような街では気軽に観光出来る。
ブエノスアイレスは治安も悪く、このあいだうちのマンションにも強盗が入った。
被害は特になかったらしいが、強盗や空き巣、それにスリとなんでもござれの街だ。
さらに毎年、夏になると停電する。
このあいだブエノスアイレスに滞在したときは最大で丸3日電気がなかった。
どうしてブエノスアイレスなんかに2年も住み、さらにまた今年も行こうかと思っているのか自分でもよく理解できない。
この3年間、ほとんどの時間を発展途上国で過ごしたが、やはりどんどん少し病んできていると思う。
ブエノスアイレスで丸3日電気がなくて、そしてようやく電気が通った瞬間などは本当に至福の瞬間だったが、そのような喜びが果たして、何になるのだろうと冷静な頭で考える。
メキシシティでも夜は流しのタクシーに乗ることは自殺行為なので、絶対に知っているタクシー会社のタクシーを呼ばないと、とても危険だ。そんなことばかりに気を使う生活をしていると、段々と生活に疲弊してくる。
先進諸国での生活は蜜の味だ。
それが当たり前になると、もう二度と発展途上国に住めなくなるかもしれない。
トレードオフを考えて、それ以上のメリットを自分なりに見出さないと、これからは辛い。もちろん、ブエノスアイレスに2年住み、そしてメキシシティに半年住んだおかげで、多くのことを学んだことは確かだ。
よく次はどこに住むのかと訊かれるが、自分でもよく分からない。
今までは、なるべくひとつの場所に留まって生活をしてきたが、最近はそういう縛りもあまり必要ないような気がしてきた。
もっと自由に色々な国に住んでもいいのかもしれない。
また新しいライフスタイルを模索して、それを仕事にも還元出来たらと思っている。
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