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2014年3月

2014年3月26日 (水)

ワンズワードの世界戦略についての説明書:オンライン英会話スクールの生き残り方

明日の早朝、日本へと向う。
本当はもっと早くに一時帰国する予定が、ずいぶんと予定が伸びてしまった。

同時に平行して、サイトの移行に伴う様々な変更、それに各国版のマーケティングをしないといけない。ただ、これをしないことには結局のところ、もう生き残ってはいけないと思う。

2,3年前からすでに海外進出を考えていた。
まずは台湾に目をつけて、何人かの人に声を掛けたが、話が進まず断念した。

そして、ようやくリリースしたスペイン語版、ポルトガル語版は、1年遅れのリリースとなってしまった。どうも勘違いしている人たちがいるようだが、別に拡大思考の賜物で、海外へと向かっているわけではない。

国内にほぼ成長の可能性がないので、海外へと場所を移しているだけだ。
DMMなど豊富な資金力を持った会社にまともに立ち向かっても意味がない。

ワンズワードは個人資本で始めた会社であり、今後もそのようにあり続ける。銀行やベンチャーキャピタルなどの資本を入れてしまえば、ソーシャルビジネスという基本理念を全うすることはできなくなる。

かといって資金力もなしに、国内でずっとやっていけば、いずれは自然消滅という憂き目になるだろう。今の先生の雇用を守りつつ、質の高いレッスンをありえないほどの低価格で提供するというのがワンズワードオンラインのポリシーだ。

今はサーバー移行したばかりで何かと問題も多いが、肉を切らせて骨を断つではないが、変革をしないと潰れるという危機意識のもと、今回のサーバー移行および世界展開を行っている。

オンライン英会話スクールがもっと普及すれば、うちのような良心的なスクールも地道にやっていけるかもしれないが、まだマーケット自体が成熟していないなか、今後国内のマーケットだけで生き残るのは不可能だろう。

日本のマーケットは「毎日25分レッスン、月額5000円〜6000円」「1レッスン100円」などと牛丼チェーンという同じような発想で価格競争をしている。

500円のおいしい牛丼よりも、100円のそこそこの牛丼に目がいってしまうのは、人間だから仕方がない。本来ならば、マーケットが成熟した時点で価格競争を行えば、自然淘汰されてもっと質のいいスクールが生き残るのだが、今は先行者利益と資本力を持つものが勝つようなマーケットとなっている。

たとえ、うちが利益度外視で価格を半額にしたところで、それほど効果があるとは思えない。だったら、目先を変えて国外に打って出るしかない。

日本で細々とやっていけるのであれば、リスクもなくそれはそれで良かったかもしれないが、そういう状況ではなくなってきている。これから資本力のないオンライン英会話スクールはどんどん淘汰されるだろう。

趣味と割りきってやるのであれば、それでいいのかもしれないが、自分にとってはビジネスだ。あくまでソーシャルビジネスという理念に則ったビジネスだ。

これからも中南米、南米進出だけではなく、全米進出、ヨーロッパ進出と全世界に打って出ていくつもりだ。それも今の形を守るためには致し方ない戦略だ。

インターネットで世界は繋がっている。
だったら、世界と繋がればいい。

シンプルな発想だ。
優秀な先生たちを牛丼と同列に扱わない人たちが大勢いるところへと、向かっていけばいい。

そして、ずっとワンズワードで学んでいる人たちのためにも、またその人たちのためにも先生たちが居心地よく仕事が出来る環境は変えないようにしたい。

では、今後共よろしくお願いいたします。

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2014年3月17日 (月)

世界を語り、世界を思う:メキシコシティにて

あれほど確認してバグを潰したはずなのに、全部のデーターベースを移行したら、なぜかまたエラーになることがある、今日この頃です。みなさん、お元気ですか?

今週いっぱいしたら落ち着くかと思いますので、ご迷惑おかけしますが、何卒よろしくお願いいたします。

思えば、去年の5月からブエノスアイレス在住のネイティブスピーカーの先生採用を進めたのは、すべてはワンズワードオンラインの世界展開のためだ。

深慮遠謀なのだ。
その割には、色々と問題が山積みだが、ひとつひとつ解決していきたいと思う。

ネイティブスピーカーの先生を採用するのには、既存のフィリピン人の先生からはかなりの抵抗があったし、生徒数の伸びを無視して、世界展開のために先生をどんどん入れたので、それに対しての不満も当然あると思う。

うちのレベルに合う先生を採用するにはやたらと時間がかかるし、それに仮採用になったあとの研修には異様に時間がかかる。だからこそ、すべてを前倒しに行った。

すべては生き残るためだ。
経営者は最低でも2年、3年と先を考えて手を打っていかなければならない。

そして、それを今、理解してもらえると思わない。
2年、3年経ってから、「なるほど、そういうことだったのか!」と思ってもらえれば、こちらの勝ちだ。でも、まあ思わない人が大大半だと思う。

別に彼らにとってみれば、毎日仕事があるのが当たり前だ。
こちらが実は彼らのために仕事を取ってきているという意識はまずないだろう。

中小企業の社長が自殺とかするのも、そういう誰にも言えない悩みやストレスからだろうなと思う・・・・みんな、ラテンの国に来て、弾けてしまえば、そういうのもあまり気にならないのに。

社長なんて、文句は言われても、褒められることなんてめったにない、因果な商売だ。

毎日の仕事しか考えない人と、2,3年、ときには10年と先を考えて仕事をする人が世の中にはいるわけだ。そして、先のことを考えて仕事する人間が最後には生き残る。

だが、今日のことしか考えないメキシコ人たちと一緒にいると、幸せだなと思う。

ある意味、人生は平等だ。
先を考えて、それを実行すればするほど、ある程度収入は増えるが、心配もそれに比例して増える。逆に今日のことしか考えないと、まあそれなりに楽しい。

アリとキリギリスの世界かもしれないが、キリギリスのふりをしながら、世の中うまく渡っていければいい。

リーさんは2,3年どころか、2,30年先を考えて国を統治し、今のシンガポールの繁栄を築いた。人間、ほんと上には上がいる。誰も彼のように偉大な人物と記憶されることはまずないと思うが、せめて死んだ後には、「あの人、いつもタンゴとかサルサとか踊っていたわりには、意外と頑張っていたんだね!」と言われるくらいの業績は残したいものだ。
(ちなみに今年読んだ本の中では一番感銘を受けました。お薦めです)

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2014年3月14日 (金)

ワンズワードオンラインの世界展開について

かねからの念願だったスペイン語版、ポルトガル語版、それに英語版の弊社オンラインスクール「ワンズワードオンライン」をリリースした。

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スペイン語版:http://oneswordonline.com

ポルトガル語版:https://pt.oneswordonline.com

英語版:http://global.oneswordonline.com

元々のきっかけはブエノスアイレスで盗難にあった日本人新婚カップルの方とお会いし、「ブラジルの英語熱がすごい!」という話を訊いて、始めたものだ。
(今では会員となっていただき、ありがとうございます)

しかし、創業以来お世話になっていた開発会社の内部のゴタゴタに巻き込まれ、プロジェクトが遅々として進まなかった。4年のあいだに社内のクーデーターなども起きて社長交代を2回するなど、不安定な状態だった。

1言えば10をやってくれる方が担当だったので、そのままお願いしたいのは山々だったが、「どうしても無理」という状態まで追い込まれて、急遽違う開発会社にお願いすることになった。

インターネットの力を借りて世界中から「これだ!」と思う開発会社を探し出し、お願いした。担当となったのは言わずと知れたセルゲイだ。

世界の仕事のあり方についてブエノスアイレスで想う

一昨年の12月には始動し、当初の工期は3ヶ月とのことだったので、本来ならば一年も前にリリースする予定だったプロジェクトだ。それがこれほどまでに延びたのはその開発会社がゴタゴタしていたことと、中途半端な状態のウェブサイトを違う開発会社が引き継ぎ、予想外のエラーなどが頻発し、その処理に追われたことが理由だ。

セルゲイとは合計300通から400通ぐらいのメールを交わし、日々スカイプのチャットをし、最後のスパートとなったこの一ヶ月はずっとバグ出しをしていた。
(セルゲイの会社とは10月末からスタートしたから、丸4ヶ月かかったことになる。本来ならば、「一ヶ月程度でやるから、よろしく!」とのことだったのに・・・・・セルゲイの嘘つき)

正直、終わりの見えないプロジェクトだった。
あまりにバグが多く、果たして本当にリリース出来るのかとても不安だった。

当初は余裕をかましていたセルゲイも予想外のエラーの多さに最後は本気を出してくれて、二人がかりでバグ出しをして、すべてのバグを潰していった。

リスクが大きいプロジェクトではあった。何しろ、日本の開発会社からアメリカの開発会社に途中で代わり、ソースコードなどは中途半端な状態だったので、その解析にも時間がかかった。

ただこの経験を通じて、かなり多くのことを学んだことは確かだ。最新のクラウドサーバーに移行し、今後ほかの言語でリリースすることが容易になった。ほかにも様々な最新のサービスを導入し、どうにかリリースに漕ぎ着けた。

最後は「行ったれ!」という気持ちですべてのデータを新しいサーバーに移し替えた。クレームの嵐が来ることも覚悟したが、ほぼ何事もなくリリースが完了した。

1.24時間レッスン予約可能
2.会員メニューの会員情報により、ご自身のタイムゾーンを設定出来ます。
3.グループレッスンには、今後各国の人々の参加が予想されます。
4.最新のクラウドサーバーを使用することにより、急なアクセスによるサーバーダウンは起きません。
5.FACEBOOK・GMAILでログイン出来るようになります。

表向きの変化は上記だけだが、バックエンドではかなりの変更をしている。なんだかんだ言って、やっぱりアメリカの開発会社はすごいなと思う。まあ、もうちょっとエラーをチェックしてくれれば、こちらの仕事が減るのだけど・・・・・

会員の皆様には色々とご迷惑おかけしましたが、今後も最新のテクノロジーを使って、安定したサービスを提供していきます。

リリースしたからと言って勝手に生徒様が入ってくることはないので、ここからが自分の本当の仕事だ。でも、まあそういうことが好きなので、色々と仕掛けていきたいと思っている。

では、今後共ワンズワードオンラインをよろしくお願いいたします。


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2014年3月10日 (月)

メキシコの結婚式:パーティーの定義

多くの人も思っているだろうが、結婚式ほどコストパフォーマンスが悪いものはない。

たかだが、2時間かその程度の時間のために膨大な時間と多大な費用を費やす必要がある。そして、招待客はお決まりのパターン化された当日のプログラムに嫌々ながらも笑顔を振りまき、3万円ばかし払っているのに、一向に楽しむことはない。

あんなものは早く消えてなくなってしまえばいい。

で、ひょんなことからメキシコの結婚式に行ってきた。

Laboda_frente

今週の金曜日にたまたま行ったパーティーで、「明日行くパーティーではたくさんサルサが踊れるから、一緒に行こう!」と言われて行ったら、結婚式だった。

もちろん、結婚する当のカップルのことなど何一つ知らないし、一緒に行った人たちも一昨日会ったばかりだ。

メキシコ、カジュアルだな。

Laboda_bride

おそらく会場の人たちからは「おまえ、誰だ」と思われていただろうが、メキシコシティから少し離れた郊外の町なので、みんなとてもフレンドリーだった。

Laboda0_dance

食べて、飲んで、踊る。パーティーの基本だ。

日本の場合だと、この「踊る」という部分が決定的に欠けているから、たいして面白くないパーティーが溢れているのだろう。

メキシコでは、老若男女問わず、ひたすら踊る。ステップなんて、みんな知らない。ただ体を揺すっているだけだ。

たいてい、クンビア、メレンゲ、サルサなどリズムとステップが違う音楽がかかるが、みんなそれぞれの音楽の違いすら知らない。
(ちなみにメキシコ人によく「ユウキ、これクンビア?あっ、これサルサ?」と訊かれる。メキシコ歴まだ半年なのに・・・・・違いが分かる男になってしまった)

Laboda_moneda
(花嫁と花婿が交替でテーブルを周り、参加者から小銭を貰うらしい。ちなみにこの風習は「pueblo(田舎)」だからとのことだ。ただの儀式なのでみんな300〜400円渡しているだけだ)

Laboda_johnny
(そして各テーブルにはジョニーウォーカーが。普通はテキーラのボドルらしいが、最近はちょっと良さ気な結婚式ではウイスキーが出されるらしい)

そして、踊り以外にも色々と催し物があり、それなりにけっこう楽しい。日本のように「花嫁から母親への手紙」みたいなアホくさいお涙頂戴のイベントはない。ひたすら、笑って踊って、みんなが楽しむ場所なのだ、ここは。

当然、結婚式の費用はすべてカップル、あるいは夫となる男性がすべて払う。日本のように招待客からお金を徴収することはない。ただ日本円にして500万円くらいかけることもあるというから、いかに盛大に祝うかよく分かる。

宵越しの金は持たない国だから、それぐらいは当然かもしれない。

Laboda_circle

とにかくなんだかみんな楽しそうだった。
日本に居た頃は、よく家でホームパーティーもしたし、今でも年に一回はワンズワードの会員さんを招いてパーティーをしている。

結局のところ、パーティーはいかに主催者が招待客をもてなして、喜ばすかだと思う。そういう観点が日本の多くのパーティー、それに結婚式には欠けている。

主役は主催する側ではなく、招待客のほうなのだ。

でも、別にメキシコ人が殊勝に招待客を喜ばせようと思っているわけではない。
これは文化だ。

パーティーに行ったら、食べて、飲んで、踊る。
だから、主催する側も招待された方も、それなりに楽しい。

日本の結婚式も、もっとエンターテイメント性を高めて、自分たちが祝ってもらうのではなく、「今までお世話になった人たちにいかに楽しんでもらうか」という視点から構成したほうがいいのではと思う。

メキシコシティは人口密度もそれなりに高く、労働時間も長いが、東京のように閉塞感が全くないのは、人々がひたすら楽しむことに重きを置いているからかもしれない。

とにかく色々とアトラクションが豊富な国だとは思う。

結局のところ、国は人が作る。
この陽気な人たちが今後、この競争の激しい世界でどのような国を作っていくのかとても楽しみだ。

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2014年3月 8日 (土)

新興国のマーケティング事情:さすがのラテンクオリティ!

メキシコはなんだかのんびりしているなと思う。

とある知り合いからマーケティングを生業としている会社を紹介され、2週間以上前に会って、「次のミーティングには完璧な提案書を持って行くから」と言われて会ってみたら、全然いけてなくてびっくりした。

あまりに内容がひどいし、コピペしただけのような内容だったので、うちがどんな会社かどうか調べたのか思い、「うちの会社の名前知っている?」と訊いたら、答えに窮していたのにはウケた。

もう、話してもしょうがないので、帰ってもらった。

彼らはデジタルマーケティングとソーシャルメディアの重要性をしきりに強調していたが、こちらはもう4年前からそれだけで宣伝して、生きながらえてきている会社だ。

今更、物知り顔でそれを言われてもピンと来ないし、デジタルマーケティングやソーシャルメディアを使ったマーケティングならば、別に個人でも出来る。

もう、ほんとうにメキシコ人はのんびり屋さんだ。

でも、メキシコ人相手にスペイン語でまくしたてて、挙句にマーケティング会社の人たちに、「そもそも、うちの会社がほかの会社とどう違うかを強調することがマーケティングするときには大事なのに、君たちはうちの会社の名前すら知らないし、ウェブサイトすらみていないじゃないか!」と説教垂れることが出来るようになったのは、収穫だ。

っていうか、最初からイラッとしたのは、こっちが1人だと思い、向こうは特に用もなさそうな人たちを連れてきて、総勢5人でわざわざ来たことだ。5人も雁首揃えてきたのに、まさか10分で説教されて帰る羽目になるとは思っても見なかっただろうが。
(でも、意外とこちらは百戦錬磨で、そんなミーティングには慣れっこなんだけど)

人から金をもらおうというのに、こちらの会社の名前も知らずウェブサイトも見ないとは中々アグレッシブだとは思う。

まだ最初の提案だからと言っていたが、最初の提案がダメすぎたら、ふつう次はないだろうと思う。

こういうあらゆることを勘案すると、メキシコ滞在は長引きそうな気がする・・・・・あらゆることがが悠久の時の流れに乗って、ゆっくりと流れていく。

そしてアウトプットしてくるものは、なかなかのラテンクオリティだ。

だからこそ、チャンスはあるとは思う。

先進諸国と違って、新興国はスキだらけだ。
スキだらけでも、アルゼンチンのようにスキが多すぎて、全く機能していない国だとチャンスはほぼない。

メキシコはいい感じだなとは思う。
ああ、でもアルゼンチンの2年間は無駄ではなかったなと思う。

あの経験がなければ、このメキシコへの高評価はなかっただろうし、そこまでの忍耐力はなかっただろう。(でも、さすがに人の会社の名前も知らずにマーケティングしようとする人たちとは仕事は出来ない)

とにかくこれからが楽しみであることに間違いない。

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2014年3月 5日 (水)

最強のマイレージカード:タヒチに向けて

メキシコはクレジットカード社会だ。
コンビニでもスタバでもクレジットカードを使う。

だから、自分が持っているクレジットカードを見直してみた。

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今までは「MileagePlus MUFGカード」を使っていた。特徴は、クレジットカードを使用ごとにマイルの有効期限が18ヶ月延長されるので、実質無期限に延長出来る。

公共料金の支払いをこのカードに指定すれば、あとはほっておいてもマイルが貯まるわけだ。さらにユナイテッド航空はなぜかオセアニア方面の特典旅行のマイル数がほかと較べて極端に低い。

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(詳細はこちらから)

憧れのタヒチに行くのに、1マイル100円換算だと、250万円で往復出来る。すべての買い物をこのクレジットカードにすれば、年に一回タヒチに無料で行くことも可能だ。

しかし上には上がいる。

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MileagePlus MUFGカード ゴールドプレステージ Visa」というカードだ。年会費15750円というなかなかアグレッシブなカードだ。今どき、年会費無料のクレジットカードが当たり前なのに、これだけ見るとなんの価値もないカードだ。

なんと、これ「楽PAY」というリボ払いに登録すると、マイルが2倍になる。国内のショッピングで100円2マイル、海外だとなんと100円で3マイルだ。

むかし、うちの母親がネットワークビジネスに引っかかり、勧誘の人に「リボ払いは手数料かかりませんから!」と言われて、100万円ほどつぎ込んだことがあるが、リボ払いは年利15%かかる。
(ちなみにそのあと説得して、全部返品、返金させた。マジ、辞めて欲しい)

だが、この楽PAYは初回の支払い以降が、リボ払いになるというものだ。初回の支払い限度額を10万円に設定しておけば、毎月の支払いがそれ以内であれば、支払いは一回で済むので、金利は一切かからない。さらにそれ以上超えても、クレジットカード会社に電話をして、繰り上げ決済をしてしまえば金利もかからず、マイルは2倍のままだ。

国内利用であれば、タヒチには年間125万円使えば行けてしまう。ついでに言うと海外利用であれば、80万ちょい使えば、年に一回はタヒチ旅行という豪勢な人生が待っている。
(ちなみにビジネスクラスでも、国内利用であれば300万円で行けます。さらにユナイテッド航空だと、エコノミープラスというクラスがあるので、1万から2万程度を特典旅行予約時に払えば、エコノミーの特典旅行でも快適な旅が約束されています)

メキシコだと往復70000マイルかかるので、海外利用でマイルが倍になっても230万円ちょっと使用する必要がある。考えようによっては、メキシコまでは往復のチケットを普通に買って、毎年ちょいちょいタヒチに行くのがベストのような気もする・・・・・

海外在住者はマストに持っていたいカードだし、日本に住んでいても家族カードは年会費無料なので、家族でマイルを貯めて、年に一回タヒチに行きたい人はうってつけのカードだろう。

LLCが全盛の世の中なので、いちいち自分のクレジットカードが提携している航空会社を指定するのも、面倒だし、割高な場合が多い。これらのクレジットカードを一つ持って、支払いをクレジットカードで済ますだけでマイレージが貯まっていくほうが楽だ。

タヒチ・・・・・・
来年はタヒチにただで行けるかもしれないと思うと、今日の仕事も捗るというものだ。

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2014年3月 2日 (日)

ラテンな日本人より:3月末から2週間日本に滞在します

メキシコ人の友人アビマエルに「3月26日に日本に行くことにしたよ。たぶん2週間ぐらいね」と言ったら、「¿Para que?(パラケ?:なんのために?)」と訊かれた。

しばし絶句したあと、しどろもどろになりながらも「日本には家族とかいるからね・・・」と言っておいた。

これでも見かけによらず、純度100%の日本人だ。
海外で初対面の日本人からは、「日本語、お上手ですね」と言われることもあるが、それでも日本語ネイティブだ。

日本で通っているテニスサークルでは、なぜか「マイク」とあだ名され、マイクという名前なのになぜかロシア人という設定だが、それでもやはり日本人だ。

外人からはこちらが「日本人だ」と答えているのに、「母親も日本人か?」「父親も日本人か?」と繰り返し訊かれるが、両方ともに日本人だ。

フィリピンに行った時は、「日本人なのに、どうして英語がペラペラなのか?おまえは本当はフィリピン人で、タガログ語も話せるじゃないか?」とあらぬ疑いをかけられたが、それでも日本人だ。

なんだかんだ言っても、オールニッポンだ。

あっ、でも叔母さんはイタリア人だ。(血のつながりはない)

海外に滞在している日本人がたまに日本に帰ったりするのは当たり前のことだと思う。しかし、なぜ「パラケ?」と訊かれたのか意味が分からない。

日本にいるイギリス人やアメリカ人、あるいはアフリカ人たちが母国に一時帰国するときに、「なんのために?」と訊く人はいないはずだ。

なんとなく「まあ、たまには帰るよね」という共通理解があるとは思う。

アビマエル的には「ユウキはメキシコシティでは毎日、サルサやタンゴを踊って、テニスもしたりして、とても楽しそうだ。それなのに、どうして日本に行くのだろう?」と思ったのかもしれない。
(仕事も毎日しているのに、誰も信じてくれはしない・・・・・アビマエルにはけっこう仕事のことも相談しているのになあ)

それでも3月26日には日本に帰る。
メキシコシティでやり残した仕事があるので、滞在するのは2週間くらいだろう。

ラーメンやうな重や寿司を食べまくることが今から楽しみでもある。
今回は滞在が短いので、かなり前もってプランニングが必要だが、ラテン時間に慣れた自分にそのようなことが可能なのか、心配でもある。

ラテンの国では、予定は当日決まる。
そして、当日決まった予定も、また当日変更される。

油断も隙もない国だ。

このブログを書いている間にも、メキシコ人の友人から「今日のパーティーだけど昨日3時からと言ったけど、5時になったからみんなに知らせてね」という知らせが来たし、昨日、夜ずっと一緒にいたアビマエルからは、「今日の昼、例のシーフードレストラン行こうよ」と誘いが来た。

今日の気分が最優先事項だ。
アビマエルはきっと朝起きたら、シーフードが食べたい気分だったのだろう。昨日の夜はそれほどでもなかったから、「明日の昼行こう」とは言わなかったのだと思う。

だから、なんだっけ・・・・あれだ、自分はラテン時間に慣れた日本人で3月26日(翌日着)に日本に一時帰国するので、関係者各位よろしくお願いしますということが言いたかったのだと思う。

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