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2014年1月27日 (月)

噂のアルゼンチンから・・・・・:未来に向けて

日本でもニュースになっているが、アルゼンチンペソが大暴落して、世界中で騒ぎになっている。

ここブエノスアイレスでは、「まあ、またか」程度の反応だが、明日から今までドルの購入が制限されていたのが解禁となるらしく、その詳細が明日の朝発表になるので、それに関しては皆注目している。

思えば、2ヶ月ほど前の11月末に来た時は、1ドルは9.5ペソだったのが、先週は最高で13ペソまで上がったから驚きだ。ちなみに2年前にブエノスアイレスに来た時は、1ドル6ペソを切っていたので、ドルの価値は約2倍となっている。

面白いことに、先週の金曜日に椅子を2脚買いに行ったら、店の人が「ドルが昨日からまた急に値上がりしたから、この椅子の値段も上がる」とのたまったことだ。

「関係ないだろ」と思う。
すでに作られて、そこにあるものが、なぜドルの価値が上がったから変わるのか、意味が分からない。

Tenistree
(左からティム、マイク、アーチャー。テニスをしたあとのビールタイム)

そんなことはさておき、今自分のマンションにはマイクとその友人ティムが泊まっており、男3人という非常に男臭いマンションとなっている。彼らは今週からパタゴニアに行くらしいが、まだなんの予定も立てていないので、一体本当に行くのかどうか疑問だ。

ブエノスアイレスの滞在も残り10日ほどとなったので、少しさびしい気がするが、今年中にまたもう一回戻ってきたいとは思っている。その頃には今のペソ暴落騒ぎも落ち着いているだろうが、違う問題も山積みとなっているだろう。

ブエノスアイレスに住むということは、まあそんなものなので、別にもう何があってもたいして驚かない。

今日は日曜日だったので、掃除して、洗濯して、またテニスをした。
ペソが暴落しようが、ドルの購入が解禁となろうが、別に関係ない。

毎日仕事をして、タンゴを踊り、テニスをして、肉を食べて、ワインを飲む。
それが自分のブエノスアイレスの日常だ。

たぶん、明日はブエノスアイレス、ひいてはアルゼンチン全体が大騒ぎになるだろう。

なにせ、今まで全くドルが買えなかったのが、正式に買えるようになるからだ。そうなると、闇レートと公式レートの差はまたなくなり、一旦は正常化されるのだろう。ただ問題はそのあと、急激なインフレにならないようにうまくコントロール出来るかどうかだろう。
(アルゼンチンでは、ドルが広く流通しており、ペソよりも当然信用があるので、皆ドルに替えて、お金を貯めたがる。だからこそ、ドル購入がまた解禁になることは彼らにとって一大事だ)

住む国としてはアルゼンチンはどうかと思うが、観る国としてはアルゼンチンは本当に飽きない。
毎日がジェットコースターのようだ。

これからもこの国の行末を見ていきたい。


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