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2013年9月

2013年9月26日 (木)

世界の富裕層である日本人について:メキシコシティにて

最近、ふと身の回りのメキシコ人、外国人を見渡して気がついた。
そのほとんどが富裕層かエリート層に所属している人たちであることに。

メキシコで一番仲の良いアビマエルは、メキシコでトップの大学を学費免除の特待生として卒業し、今はオラクルに勤務している。そして、悪友のメキシコ人アレックスは、メキシコ・ムスタングの社長だ。そして、ほかにも各国の大使館に勤務している友人が複数名いて、最近知り合ったボリビア人は精神科医とバレエの先生という2つの顔を持っている。(ちなみに父親はボリビアで脳外科医をしているらしい)

あとは弁護士、医者など典型的なエリート層が多い。

ブエノスアイレスでも、これほどのエリート層と知り合いではない。
(アルゼンチン人のマウロくんは、次期大統領候補をゴッドファーザーとする正真正銘のエリートだが、彼以外にそんな友人はいない)

ただこれはある意味、必然なのかもしれない。
日本人がまだ発展途上国であるメキシコ、アルゼンチンあるいはフィリピンなどに行った場合、世界観や価値観が合う人たちはごく限られている。

30歳そこそこのフィリピン人の先生たちの面接をするとき、よく質問するのが「今までの人生のなかで最高の経験は?」という質問だ。そのときよく耳にするのが、彼らの海外体験だ。いわく「マレーシアやシンガポールに行って、海外というものを肌で感じられて感動した!」というものだ。

自分たちの世代では、10代の頃から海外に行くのは当たり前だし、自分自身にいたっては18歳のときにヨーロッパ一人旅を経験している。そんな自分からしてみれば、シンガポールやマレーシアに行くのは、日本国内を旅するような感覚しかない。

もちろん、自分はかなり極端な部類に入る。そのあと19歳で一人スコットランドに留学するときに、シベリア鉄道でユーラシア大陸を横断しているし、インド一人旅3ヶ月というものも20歳のときに経験している。そして、今や定住先を持たない世界をふらふらしている旅人だ。

それでも時々、「オンライン英会話スクールを経営している」「ブエノスアイレスに2年住んだ」などと言ったときに、その言外に含まれる意味を感じ取れる人たちと全く感じ取れない人たちがいることに気付かされる。90%の人たちは後者だが、例えばアビマエルのようにその意味を鋭く感じ取って、何かを吸収しようとする人たちがいる。

先に挙げた国のなかでは、メキシコが一番そういう人たちが多い。フロンティアスピリッツを持ちあわせているし、これからどんどん自分たちの国は良くなるという希望を抱いている。

自分には日本に生まれたという強烈なアドバンテージがある。おそらく彼らの境遇、そして今までの努力と比べて、自分の努力はまだまだ微々たるものと感じる時が多々ある。彼らは今のポジションを勝ち取るために多くの戦いに挑み、そして勝ち上がってきた。

日本人である自分は当たり前のように海外旅行をし、そしてバイト代を貯めれば海外留学だって出来た。そんな豊かな国に生まれた自分を自覚し、これから出来ることを増やして、この世界に貢献していきたい。

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2013年9月23日 (月)

友を想う:メキシコシティにて

メキシコシティに来て、2ヶ月が経過して、通算6回目の引っ越しをした。

Estudio01
(レフォルマ地区というビジネス街の一等地にあるスタジオフラットで、家賃6万円です。今まで一番コストパーフォーマンスが高い!)

来た当初は外国人が集まるコンデサ地区あたりにこだわっていたが、メトロやメトロバスなどの交通機関を使いこなすようになると、それほどのこだわりもなくなり、レフォルマというビジネスの中心街に引っ越すことにした。(あたりにはスターバックスなどのカフェがたくさんあり、また日本食レストランや韓国料理屋にも程近いのが決め手となりました)

必見!メキシコシティの住宅事情(誰の役に立つのか・・・)

以前、上記にも書いたが、一人用のマンションを借りるのは難しく、ようやく見つけたワンルームマンションだ。家賃も相場を考えると、安い部類に入ると思う。(それでも普通のメキシコ人が払っている倍は払っていますが・・・・)

結局、あと2ヶ月くらいはメキシコシティに滞在することにして、それからブエノスアイレスに向かうことにした。本当はこのあとグアテマラ、それにペルーと行く予定だが、一旦ブエノスアイレスに行ってから、再度世界一周をやり直すことになる。(正直、すでに世界を何周もしているので、どうでもいいけど)

ただこのまま行くと仕事の関係で一度、近日中にアジアに行くことになりそうなので、どのタイミングで行くか迷っている。なにしろ、ブエノスアイレスからだとほぼ丸二日かかるので、気軽には行けない距離だ。

メキシコシティには多くの友人が出来、特にメキシコ人のアビマエルとはほぼ毎日会う仲となった。

Feliz
(左の三人組で最近、よくつるんでいる。なぜなら、一緒のサルサ教室に通っているので。メガネをかけた女の子はフランス人で今20歳で、明日21歳の誕生日を迎える・・・・・娘でもおかしくない歳だな)

いればいるほど離れがたくなる街だが、こちらにも色々と事情があるので、残すところ最大でも2ヶ月となった。ただまた戻ってきて、しばらく住むつもりだ。
(アビマエルはこちらが何も言う前に「荷物とか置いていきたいものあったら言ってね。うちに置くから!」と言ってくれている・・・・なんて出来た26歳なんだ)

このような生活をいつまで続けられるか分からないが、できる限り世界を旅し、そこでの出会いを大切にしていきたい。


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2013年9月15日 (日)

学びのフォーマットについて

メキシコ人は陽気な人たちだ。
そして、とにかく飲み、踊る。

彼らはもちろんタンゴなど眼中にはなく、サルサ大好き民族だ。

ホームパーティーに呼ばれると、たいてい酔いが回ったところで、「サルサでも踊ろう」ということになり、みんなで踊り始める。

たいていメキシコ人女性は「ワタシ、サルサ踊れるから」というが、ほとんどステップなど知らないし、正式にサルサなど習ったことなどない。(強いて言えば、「何か習う」という発想があまりない)

ただ音楽に合わせて、踊る、それだけだ。
それはそれでいいのかもしれない。

で、そんなサルサ大好きメキシコ人の代表アビマエルという友人に誘われてサルサ教室に通い始めて、早一ヶ月が過ぎた。サルサなど一ミクロンも興味なかったし、「自分、タンゴなので」と高倉健さん風なスタイルで「サルサ踊らないの?」という誘いはすべてお断りしていた。

しかし、メキシコシティに到着して初めて出来た友人の「サルサ教室行かない?」という誘いを断るほど、非社交的な性格ではなかった。ただひとつ知らなかったのは、アビマエルが通っているサルサ教室は週三回もあり、一回休むと先生から「ユウキ、木曜日空いている?補講するから」と有無を言わさず通わされるスパルタ・サルサ教室だったことだ。
(タンゴ2年やっているといったので、「こいつ筋ある」と思われて、変な期待をされているフシもあるが)

我々の先生は齢60近くだと思われ、誰もが恐れる気性の持ち主で、ステップがうまく踏めないと、「なんでそんなことも出来ないの?」的な攻撃をしてくる。そしてとにかく気分屋なので、日によってかなり様子が違う。

ただ周りがいい加減なメキシコ人だらけのなか、アビマエルと自分は皆勤を続けて、スパルタなアリシア先生にはけっこう気に入られ、そのせいもあり、かなり上達した。(アビマエルは自分よりも3,4ヶ月早く始めているので、自分よりも全然うまい)

そうして、サルサのサの字も知らないメキシコ人女性たちと浮かれたパーティーなどで踊ると、「ワタシ、サルサ踊れる」と言っていた人たちの踊れなさにビビる。

ステップの一つも知らないし、こっちがサルサ教室で習ったコジャレたステップを繰り出すと、「これはサルサじゃないわ」とケチをつけられる。(自分が知らないことは、相手が悪いと決め付ける)

たしかにタンゴもサルサも男性がリードするので、女性はステップを知らなくてもある程度は踊れる。特にサルサは男性のリードがすべてといっていいほど、重要だ。上手な男性と踊れると素人でも踊れてしまうからタチが悪い。

しかし、それにしてもその溢れんばかりの自信はどこから来るのか不思議でしょうがない。
自分、スパルタな先生にしごかれながら、週3回通って「ヒイヒイ」言いながらサルサ習っているのに、なぜか全く踊れないメキシコ人女性から「あんた悪い」と言われる始末なのだ。

これはどこかで経験したと思ったら・・・・・あっ!アルゼンチンでも同じだ!
タンゴでもアルゼンチン女性は踊れもしないのになぜか自信満々で、もう2年も血反吐を吐く思いでタンゴを習った日本人男性に情け容赦なく「ダメ出し」をしてくる人たちが多い。

たぶん、これがラテンの人たちの幸せの源泉なのかもしれない。
いわく「自分は悪くなく、相手が悪い」というものだ。

たいていはこんな感じだが、もちろん謙虚に、本当に謙虚に学んでいる人たちも多い。
アビマエルもそうだし、また先日知り合ったクラシックダンスの先生をしているボリビア人は、サルサもタンゴもたいしたステップは知らないが、学ぶ姿勢が素晴らしい。

彼らに共通しているのは、何かを本気で習った経験があるということだろうか。
いわば、彼らのなかには「学びのフォーマット」があり、何かを始めるたびにそれを当てはめ、謙虚に時間を費やし、人に教えを乞うのだろう。

これからは自分ももっとそんな謙虚な人たちと一緒に、もっと謙虚になって、色々なことを学んでいきたいと思っている。

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2013年9月12日 (木)

メキシコの富裕層について:お金を持つ責任

日本に普通に生活していたら、「この人、けっこう金持っているな」と思うことがあるが、桁外れの金持ちというのはあまり見かけることがない。

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しかしながら、最近友人になったアレックスは常に運転手付きの車で移動し、上記のような広大なリビングある豪華マンションに住んでいるメキシコでもトップクラスの富裕層だ。
(ちなみに仕事はメキシコ国内でのムスタングおよびミニクーパーの独占販売をしており、ファミリー・ビジネスとして長年権利を所有しているらしい)

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(そして、部屋の各所には珍奇なアートコレクションが点在しているという・・・・ある意味、正統派の金持ちです)

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(別にカップルではなく、ただアレックスが狙っているハイジさんとツーショット)

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(ちなみにそんなハイジさんのパーティーにも以前お呼ばれしました。最上階のペントハウスにあるリビングには、なぜかプールが・・・・斬新だな、メキシコの金持ちは)

生まれて初めて、運転手付きの車を持つ友人を持ちました。
(アレックス34歳、自分39歳・・・・・圧倒的な経済格差を感じるけど)

いやー、でも実際便利なんですけどね、運転手付きの車を持つ友人って。
なにせ一緒に出かけるたびに家まで迎えに来てくれて、さらに帰りも家まで送ってもらえますので。
(車はなぜか自分が売っているムスタングではなく、ナイトライダーみたいな車ですけど)

アレックスは市中にほとんど出回っていない1000ペソ札(8000円前後)で支払いをし、一緒のテーブルの人たち全員を奢るなどの大物っぶりを発揮しています。
(銀行でお金をおろしても、たいてい500ペソ札でしか下ろせず、ローカルなレストランでは1000ペソ札での支払いを断っているところもあるほど、ある意味メキシコでは大金です)

大のヘビメタ好きで自分の家のパーティーではずっとヘビメタを流すなど困ったところも多々ある人ですが、今まで自分の周りにいないタイプの人間などでじっくり人間観察をしています。

規模は全く違いますが、同じ経営者として親近感を感じるのか、携帯に一日数十通のメールを送ってくるほどの仲になりました。(ぶっちゃけ、携帯じゃなくてFACEBOOKにしろと言ったのですけど。いちいち金かけてアホらしいやりとりをするのもどうかと・・・・)

ただ彼を見ているとお金はある程度のことを解決してくれるが、すべての問題を解決出来るのではないということがよく分かるなと。
(アレックスはバツイチで、子供二人の養育費を払い、さらに購入したマンションも奥さんに取られている・・・というある意味正統派の金持ちな恋愛をしています)

生まれた時からずっと金が有り余っているという状態を正直、想像するのも難しい。
しかも、周りを見渡せば、まだまだ貧しい人たちがたくさん目に付くこのメキシコという国で。

お金というのは責任を伴う。
彼のような富裕層が、さらに自分のお金を自分の国にきちんと投資すれば、この国はもっと伸びるだろう。

そうなる日が近いといいが・・・・・
しかし、この国の未来をもっと見てみたい気持ちが日に日に強くなっていることは確かなので、彼らときちんと向き合ってこれからも付き合っていきたい。

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2013年9月 9日 (月)

2020年の東京オリンピックにむけて:メキシコシティにて

2020年まであと7年。
そのときまでにどこにいて、何をしているのかもよく分からないが、2020年には東京にいて、オリンピックを観戦したいと思う。

Tokyoolympics010
英国紙ガーディアンより転載)

ただそれまでに日本が解決するべき問題は多い。
先日、フィリピン人の先生たちを日本に招待して痛感したのが、英語表記の少なさとホテルのフロントスタッフの英語力のなさだ。

1. 英語表記

ポルトガルの観光地や観光客向けレストランには5,6ヶ国語表示が標準であることに驚かされた。国として観光で生きていこうしている気概を感じた。

日本全土というわけにはいかないだろうが、東京都内のレストランのメニューにはすべて英語表示を義務付けてもいいと思う。特になんと読むかさえ分かれば、その場でWifiに繋げて調べることが出来る。
(公共WIFIも大きな問題だが、こんなものはすぐに解決出来るはずなのであまり心配していない)

2.ホテルスタッフの英語力

今年もフィリピン人の先生たち3人を日本のもてなしを経験させるために、北海道の星野リゾートに連れて行った。天下の星野リゾートでもフロントスタッフの英語力は酷く、ロビーでフィリピン人の先生たちに英語で色々と説明していると、知らない中国人に声を掛けられて、英語で説明を求められた。(フロントスタッフに訊いても、何言っているのか分からなかったらしい)

フィリピン人先生相手に限界マックスで接待をしてみるの巻。
(そういう細かいことが重なり、ワタシ、けっこうストレスマックスでした、ほんと)

別に外国人相手に友達になれるような英語力を目指す必要はない。ホテルであれば訊かれてることはたいてい決まっている。それをFAQ化してしまえばいいはずだ。そして、それを指さして示すなどの対応は最低限すべきだ。

フィリピン人の先生たちもフロントスタッフに訊いても結局分からず、携帯にかけてきて説明を求められることが幾度かあった。(これは違うホテルに滞在しているときも何度かあった。そのどれもがホテル側からしてみれば事前に想定できるような質問であり、文章化しておけば誤解は避けられたと思う)

もちろん、都内の一流ホテルであれば問題ないだろう。
だが、多くの外国人は安いビジネスホテルなどに泊まるはずだ。そのときの対応をホテル任せではなく、国として総力をあげて取り組むべきだと思う。(なんなら、うちの優秀なスタッフがまるっと翻訳して、ホテルを外国人仕様にプロディースしようかと・・・案外ニーズあるかも)


上記2つは外国人側からの観点(本当に何が必要か)から立てば、意外と簡単に解決出来る問題だ。
しかも、費用対効果はすこぶる高い。

だが、お国の発想はたいてい的が外れているので、「都内ホテル・レストランスタッフ向けの英語講習」みたいな感じになってしまうかもしれない。そんなのはやるだけ無駄だ。個々のホテルやレストランによって対応の仕方が違うし、今更基礎的な英語など習っても意味がない。

国としては補助すべきは、例えば英語メニューを作った場合にスマートフォンに表示出来るようにする場合、そのお金を補助するなど、価値あるものに大切な税金を投入してほしい。
(スマートフォン対応にしてメニューをすべて写真表示すれば、それこそ「日本、すげえ!」となるだろう。もちろん、一部のレストランではなく多くのレストランが対応してこそだが・・・いっそのこと外国人マークでも作って、それがあるところにはスマートフォン対応メニューがあるとすれば、営業面でも貢献度が高い)

海外に行って言葉が通じないときにストレスを感じるシチュエーションの2大巨頭が上記2つだ。この2つが解消されれば、東京オリンピックのあとも多くの観光客が日本を訪れるだろう。それぐらいの魅力は備えている街だ。

2020年まであと7年。
個人としても会社としても何か貢献できる道を探っていきたいと思う。

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2013年9月 6日 (金)

世界の郵便事情:アナログとデジタルの狭間で

日本の郵便事情は素晴らしい。
おそらく、こんなことは日本に住んでいる日本人にとってみれば、当たり前過ぎて気が付かないことかもしれない。

以前、ホリエモンがブログで「日本の郵便局って、ほんとすごいんですよ。

六本木ヒルズ ホリエモン
って書いてあるだけの郵便物がきちんと僕のところに届くので」と書いていたことがある。

諸外国でそんなことをすれば破棄されるだけだろう。

2年住んでいたアルゼンチンの郵便事情は壊滅的だった。EGOUGAN三姉妹がクリスマスカードを2回ほど送ってくれたらしいが、受け取ることはなかったし、友人からのポストカードも受け取ったためしがない。

また郵便配達員が家に来た時に、不在だったときは荷物は中央郵便局まで戻されて保管される。これがクセモノだ。わざわざ取り行っても長蛇の列で、結局は引き返す羽目になる。なにしろ100人くらいの人が待っているから、一日待ってもきちんと荷物が受けて取れるか疑問だからだ。

検索をかけて調べたところ、とある人は早朝に荷物に取りに行けば早く引き取れるだろうと思って行ったら、皆考えることは同じで、すでに長蛇の列で、結局終業間際の6時過ぎに荷物を受け取ることが出来たとのことだ。そして、終業間際になったら残業したくないアルゼンチン人たちがものすごいスピードで働き始めたのを見たその人は、今度は終業間際に行ったらそれほど待たずに荷物を受け取れたらしい。(あと荷物が到着した時に家に居ても、郵便配達員から「はい一万円!」と請求されることもままある。文句を言っても上記事情があるので、渋々払う羽目になる)

アホか、アルゼンチン人。

翻ってここはメキシコ。
アルゼンチンでの経験があるので、荷物を送ってもらうことには懐疑的だったが、どうしても必要なものがあったので送ってもらった。(あとブエノスアイレスに帰ってから荷物を送ってもらうことを考えたら、圧倒的にメキシコのほうがリスクが低いので)

そのとき住んでいたのは、ポルテーロというマンションの管理人が24時間いるところだったので、郵便配達員が来ても、きっとその人が受け取ってもらえると思ったのだった。

しかし、甘かった。
この人、ちょいちょいいなくなるんですよね・・・・っていうかいるときのほうが少ない。で、結局受け取れずじまい。

そして、EMSの追跡番号で検索をかけたら、保管先として「MXMEX1」と表示があった。ググると、空港近くの郵便局とあるが、どうも心もとない。

Screen_shot_20130906_at_45533_am
CHAT "PREGUNTE EN LÍNEA"

そしたら、上記サービスを見つけた。
メキシコの郵便局のチャットサービスだ。これだったら電話でやりとりをするよりも、よほど早い。EMSの追跡番号を相手に伝えたら、保管先の住所は下記だと教えてもらえた。

住所:Dr. José María Vertiz No. 211 A colonia Doctores delegacion Cuauhtémoc
(メキシコシティのすべての荷物がここに保管されるかどうか疑問ですが、コンデサ地区やローマ地区などはここなのかもしれません。チャットサービスで要確認です。パスポート必須です。)

いやー、マジ使えるわ。
早速、本日上記場所に行ったら、待ち時間ゼロ。

おっさんがEMSの追跡番号をコンピュータで検索をかけて、そしたら奥からおもむろに二冊の台帳を出してきた。

「なぜ、台帳?なぜ、そこアナログ?そのコンピュータはなんのためにあるのか?」と色々と疑問が浮かんだが、その台帳のひとつにきちんと自分の荷物の詳細がきれいな手書きで書かれていた。

ある意味、すごいわメキシコ。

今日、一日仕事を覚悟していたが、わずか1時間程度で済んでしまった。
海外からの荷物がストレスフリーで受け取れる国に住むって、ほんと素晴らしいことだと思う。
(こうして、日々幸せのしきい値をブエノスアイレスで下げた結果、今人生最高に幸せかもしれません)

個人的に一番気になったのは、最初にコンピュータで検索をかけて、次に二冊の台帳を取り出してきたことです。なぜすべてをコンピュータで管理しないのか。だが、たぶんブエノスアイレスだとすべて台帳管理していそうだし、日本だと当然すべてコンピュータで管理しているので、ちょうどその中間にいるのがメキシコという国なのかもしれないなと思った。

アナログとデジタルのあいだの国、メキシコにて。

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2013年9月 4日 (水)

TOEIC950点を確実に取る方法!

敬愛する水野先生が、英語学習の成功の法則について書いてらしたので、ここで紹介したい。

成功の秘訣は「バッシーン!」

最後まできちんと読まないと、ただのエロのおっさんの話になりますが、上記に書かれていることで重要なのは下記2点です。

「成功した自分の姿をきちんとイメージ出来ている」

「またそのためには、どんな努力も厭わない覚悟が出来ている」

これは英語学習に留まらず、どのようなことにも当てはまる成功の法則です。たいていの人は「成功した自分のイメージ」すらきちんと描けていないのではないかと思います。それに紐付け出来るような強烈な体験もしていないので、その姿を思い描くのが難しいのではと思っています。

「バシーン」はどうかと思いますが、それぐらい強烈なモチベーションがあれば、確かに「成功した英語学習者」にはなれると思います。これが例えば、「大統領になりたい」「大女優になりたい」「ホリエモンよりも成功して有名になりたい」のような大きなものになると、「バチーン」×300回くらいの体験が必要かもしれません。

しかし、「成功した英語学習者」はバチーン3回でOKかと思います。
(それでも毎日2,3時間勉強して、それを2年くらい続ける必要があるかと思いますが)

100万部のベストセラーを目標として、実際に「夢をかなえるゾウ」でその倍である200万部を突破した著者にしてみれば、「英語学習」という目標は比較的に易しい課題かもしれないなと思います。

ひとつの成功体験は、また次の成功体験を生むことが出来る。

そして、それを生みだすきっかけは、街に出て、あるいは日本を飛び出し、非日常な体験をすることによって作られる可能性が高い。(もちろん、日本にいても、そのような経験は十分可能かと)


オシャる技術も必見です!ファッションと英語学習と分野は全く違いますが、ここまで自分をさらけ出すことを厭わない人が、成功した英語学習者になれないわけがないかと。

水野先生と英語だけではなく、ついでにスペイン語もマスターしていただいて、3ヶ国語でぜひ一緒にお話できればとここメキシコシティで願っています。

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