« 2013年2月 | トップページ | 2013年4月 »

2013年3月

2013年3月29日 (金)

洋楽聞き放題サイトについて:友だちからのプレゼント

Spotifyというサービスをご存知だろうか?

20130329_102109

9.99ドルで洋楽聞き放題になるとてつもない優れたサービスだ。日本でもソニーが「Music Unlimited」という定額制の1300万曲聞き放題のサービスを始めている。

20130329_102436

日本にいれば、上記サービスでも別に問題ないかもしれない。しかし、ここはアルゼンチン!基本的に上記の二つのサービスは利用出来ない規約となっている。もちろん、色々と裏ワザは存在し、一番有名なのは海外のPAYPALアカウントを一個作り、それにクレジットカードを登録して、使用する方法だ。(詳しくはグーグル先生にお聞きになってください。懇切丁寧に教えてくださります。もちろん、自己責任で)

Spotifyに関しては、すでに2年ほど前から知っていたが日本のクレジットカードが登録出来ずに、潔く諦めた経緯がある。そうして、このあいだ久しぶりにFACEBOOKを通じてコンタクトしたイギリス人の友人が、ありがたいことにアカウントを作ってプレゼントしてくれて、アルゼンチンでも使えるようにしてくれた。(彼とは20年来の友だちで、僕の最初のプライベートレッスンの英語の先生であり、親友です)

本当に持つべきものは友だちだと思います。←最近、こればかりですが。

似たようなサイトでは、「Sound Cloud」というサイトがあり、これも何度か使ったことがあるが、それほど積極的に使ってはいなかった。Spotifyの場合は、ワンクリックで最新の音楽が聞けて、さらにユーザーインターフェースがとても使いやすいということが特徴だと思う。もちろん、当然のようにコミュニティ要素もあり、プレイリストを共有したり、フォローしたりする機能もしっかりと付いている。

遅かれ速かれ、日本にも上陸するようになると思うし、世界的な流れとしては動画も音楽も定額制サイトが一般的になってきている。この流れは今後も止まらないだろう。(音楽会社も映画会社も「無料よりはマシ」と諦めて、割り切るしかないだろう)

ここアルゼンチンではCDがめちゃくちゃ安く手に入り、だいたい1枚800円程度だ。だからiTuneストアで1500円出して買うのを躊躇してしまい、かと言ってCDを買ってパソコンに取り込むのは面倒なので、あまり新しい音楽を聞かなくなってしまった。おそらく、そういう人たちはかなりの数に上るのではないだろうか。(日本でもTSUTAYAでCDをレンタルして、コピーしてしまえば同じことかと・・・あるいはブックオフで格安で手に入るし)

これからはSpotifyで最近の世界の音楽事情なども探りつつ、自分のプレイリストを入れ替えていきたい。結局、青春時代に聞いた音楽がなんだかんだいって、ずっと頭のなかでリフレインしているけど、それだけだと悲しいので、少しは自分の音楽環境もアップグレードしたい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年3月26日 (火)

タイ留学のすすめ:選択肢が広がる語学留学

ブエノスアイレスのミロンガで仲良くなったドイツ系スイス人の女性から、「何をやっているのか?」と訊かれ、「オンライン英会話スクールを運営しているんだよ」と言ったら、なぜか興味を持ったらしく根堀り葉堀りと訊いてきた。

そこでひょんな話からケンブリッジ検定試験の話になり、彼女は自分も取ったAdvanced(C1レベル)の試験をタイで取得したという話を訊いた。なんでもケンブリッジ試験対策コースをタイで取って、テストも現地で受験したらしい。

頭が固くて有名なドイツ系スイス人が英語の勉強をしに、タイに行く時代になったことに素直に感銘を受けた。自分がスコットランドで21歳の頃取っていたケンブリッジ上級試験の試験準備コースは、ほとんどがドイツ系スイス人が占めており、ほかにはスウェーデン人がいたくらいだ。

スイスの英語教育は進んでおり、「ただ日常会話を学びに留学する」というレベルの学生はほとんどいない。何かしらの資格を取るか、イギリスの大学に行くための準備として語学学校に入る場合がほとんどだった。

タイ英語留学総論

タイの英会話学校① AUA
(■6週間コース 30時間:7,500円 60時間:15,000円とのことです。ただしレートは2010年のもの。今だともっと高い可能性があります。またレッスンは欧米ネイティブの先生です)

これを読む限りだと、「留学するなら、タイが一番じゃないか!」とさえ思えてくる。同じアジアでもフィリピン留学でネックになるのはマンツーマンレッスンで、ただひたすら英語を詰め込み、息が詰まる環境であることと、食事のまずさ、また学生の多くが同じ国籍(日本人経営の場合は、日本人ばかり。韓国人経営の場合は韓国人ばかり)であることが挙げられる。

どちらかというと、留学というよりは修行に近い。

3ヶ月程度割り切って英語だけ勉強するのには適しているが、プラスアルファの「人生経験」を得る環境とは言いがたい。(もちろん、なかには素晴らしい環境の学校もあると思いますので、根気よく自分に合う学校を探すことは必要かと)

いずれにせよ、選択肢が広がることはとてもいいことだ。自分が留学した頃は、語学留学は「アメリカか、イギリスの二択」だったが、今では随分と選択肢が広がり、スイス人がタイで英語の勉強をするようにまでなった。

タイには三度行ったことがあるが、いつ行ってもご飯がおいしく、バンコクから離れて近隣の島に行けば天国のような景色が広がっており、ある意味理想郷のような場所でもある。環境は申し分ないが、タイでの英語留学の一番のネックは優秀なネイティブの先生を見つけることかもしれない。

マニラなどもそうだが、バンコクにはたくさんの不良外人がいるので、そんな先生を雇っているところではなく、TESOLなどを取った先生が在籍している語学学校を探すのが一番だ。日本からタイは近いので、実際に体験授業などを受けてみて、最終的に受講するかどうか決めるのが成功の近道かもしれない。

自分が今、20代そこそこだったら、イギリスではなくタイの首都バンコクに留学するかもしれない。バックパッカーの聖地と言われているので、欧米人と知り合う機会も多く、英語を話す機会には事欠かないだろう。旅好きな魅力的な若者が集まる街でもある。


(「スラムドック・ミリオネア」でアカデミー賞を取ったダニー・ボイル監督の初の大作映画です。興行的に失敗し、批評家のあいだの評判も散々でしたが、大好きな作品のひとつです。冒頭の10分くらいのシーンで、ディカプリオがバンコクのカオサンロードを歩いているシーンを見て、バンコクに行くことにしたくらいです)


(原作も超おすすめです。比較的にやさしい英語で書かれているし、何よりも冒頭からストーリーに引き込まれます)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年3月21日 (木)

世界一周航空券の世界一安い購入方法:ブエノスアイレス発

今年の1月2日に買ったはずの世界一周航空券が、なぜかクレジットカードの決済が降りずに買えておらず、右往左往したが、結局燃料サーチャージ込で3400ドル弱で購入でき、ある意味「世界一安い世界一周購入」と相成った。(通常スターアライアンスの一番安い世界一周航空券でも燃料サーチャージを入れると40万くらいはします)

なんというかケガの功名というやつだろう。

ただタム航空から電話が合計4回、さらにこちらからスターアライアンスのカスタマーサポートセンターに電話すること4回、それでも埒が明かず、結局ブエノスアイレスのルフトハンザ航空の担当者に引き継がれて、ようやく購入出来た。

英語とスペイン語が出来て、よかったと思った。
ついでに言うと旅行代金をアルゼンチンの銀行口座からルフトハンザの銀行口座に振り込む必要があり、アルゼンチン人のお友達マウロくんが助け舟を出してくれて、本当に助かった。

マウロくんと僕:Mr. Mauro & I

マウロくんは何を隠そうとあるアルゼンチンの銀行にお勤めなので、朝10時にマウロくんの勤めている銀行に行って、10時半過ぎにはすべての処理が終わっていた。やはり持つべきものは信頼できる友人だと思う。

ちなみにマウロくんのお母さんも同じ銀行に勤めており、彼女のオフィスはブエノスアイレスの街全体が見渡せる19階にあり、オフィスに僕達が着くなり、「コーヒー飲む?おいしいパンがあるからそれも食べて行って!」と至れり尽くせりだった。

ついでに言うと彼女の役職は「重役秘書」なのだが、個室をあてがってもらっており、部屋の電話でコーヒーとパンを注文して、若いアルゼンチン人男性が僕たちのためにそれらを運んできてくれた。

秘書も重役秘書になるとコーヒーなんてものは運ばず、運ばせるのだなと感慨深く思った。
っていうか、こちらが頼んでいる立場なのに、コーヒーとパンをご馳走なり、挙句の果てにマウロくんのお母さんがブエノスアイレスの素晴らしい街並みを背景に色々と街の歴史を説明してくれた。

何度も言うが、海外では信頼できる友だちが問題解決の鍵だと思う。

そんなこんなですべてのオペレーションがつつがなく完了し、いよいよ4月29日から世界一周旅行に出かける。とはいうものの、ブエノスアイレスに2年も住んでいるので、べつにいまさら海外どうという感慨もないのだけど。

ただ南米発で日本に行き、それからアメリカに行くことを考えるとこのチケットが一番得だ。(特に夏のハイシーズン中なので、チケットが割高プラス変更が利かない。その点、世界一周航空券は日付変更は自由なので、お得です)

2013年:一年の計は元旦にあり
(詳しい旅路は上記の通りですが、日程は若干変更しておそらくグアテマラに数週間居る予定なので、9月ぐらいにブエノスアイレスに帰る予定です)

ブエノスアイレスから日本を往復するだけで2500ドルぐらいかかってしまうのが痛い。早く南米にもLCCの嵐が吹き荒れ、価格が下落して欲しい。

にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ

特に深い意味もなくランキングに参加してみました・・・・「というかおまえは世界何周すれば気が済むのだ!」という感じですが、そんな人生もありかと。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年3月19日 (火)

アルゼンチンで出家する:楽しい人生の送り方

驚くべきことに、アルゼンチンに住み始めてからもうすぐ2年が経とうとしている。
ほんの軽い気持ちで来てしまったこの国に、まさかこんなにどっぷりと浸かるとは思ってもみなかった。

最初の1年はスペイン語の勉強にどっぷりと浸かったが、日本に一時帰国しアルゼンチンに戻ってきてからは、こちらの友人も出来、すっかりと現地の生活にも慣れた。

ただそれでも、日々新しい発見があるし、政情不安定かつ経済低迷しているこの国では、自分のアンテナをしっかりと立てておかないと、日常生活すらままならない。(マジ、大げさな話しではなく、大変です・・・生活するだけで時間が過ぎたりするわけで)

それでも、やはりここでの生活は気に入っている。

いまだによく「なぜアルゼンチンに来たのか?」と訊かれるので、最近は冗談めかして「忍耐力を養いたいから」と答えているが、それもあながち嘘ではないくらい、ハプニングが満載な国だ。

スコットランドの首都エディンバラに2年、それにロンドンに2年近くいたが、このアルゼンチンという国は、日本人にとってみれば、ラスボスといってもいいくらい住むにはハードルが高い国だと思う。(石泥棒とかがいるアフリカ諸国は除外しています・・・・)

先週末、アルゼンチン人の友人に誘われてミロンガに行き、夜中の三時くらいにふらふらと街を歩いたが、いたるところから嬌声が聞こえ、人々の楽しそうな雰囲気が伝わってきた。ついでにいうと、2012年に入ってからのアルゼンチンは経済成長が止まり、政府はあらゆる規制を強いて、今年のインフレ率は安倍ちゃんも真っ青の30%になるのではと言われている。

それでも人々は歌い、踊り、生活を楽しんでいる。

「明日は明日の風が吹く」という気楽なラテン気質がそのような雰囲気を生成しているのかは知らないが、客観的に見たアルゼンチンという国と、この国の人たちの生活にはかなり開きがある。

日本もマスコミに踊られて円安歓迎ムードが充満しているが、たぶんこの先待っているのは、ひどい混乱だと思う。(多くの企業がすでに自社工場を海外移転をしているのに、経済に円安が好影響をもたらすとは思えない)

だが、それでも人生は続く。

この国の人たちを見ていたら、「人間とはいかにたくましい生き物か」ということを痛感させられる。もちろん、なかには日々の生活に困っている人たちもいるだろうが、それでもあの手この手で生活はしている。

これから世界が待ち受けているのは、先進諸国のあいだでの過酷な経済戦争とそれに伴う全世界規模の就職戦線かもしれない。それでも、この国の人たちは10年、20年経っても、ずっと歌を歌い、タンゴを踊り、政府には文句を言いながら、なんだかかんだいって楽しく生活をしてそうだ。

「人生の道を外れる」というと、とてもネガティブな響きがあるが、この国にいると、そもそも人生には道などないのではと思えてくる。人々の前には広大な空き地が広がっていて、ただどの道を通るかが問題なだけだ。そこに正解などない。

チベットの高僧が「人生の一番の敵は、期待です。人生に期待するから、人は失望するのです」と言っていたが、この国に住むともう何も期待しなくなる。一回頼んだくらいでは誰も何もやってくれないし、何回頼んでもダメな場合はある。そう、期待しないのが一番なのだ。そして、幸運にも何かが成就されたら、それはとてもハッピーなことなのだ。

アルゼンチンという国に住めば、坐禅なんて組んで雑念を取り払う必要もなく、下手な雑念とはおさらば出来ることだけは確かだ。大げさな話し、アルゼンチンに住むということは、どちらかというと出家することに近いのかもしれない・・・・・そう考えるとなんだか合点がいってしまう。

人生に荒波に逆らうことなく、自分自身の道を切り開き、日々の生活に感謝する・・・・タンゴを踊りながら悟りをひらけるなら、安いものだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年3月14日 (木)

クラッシェンと考える「質の高いレッスン」とは

質の高いレッスンを提供するとよく語学学校とかオンライン英会話スクールが謳っているが、それは一体どういうことなのだろうか?(まあ、ちなみにうちも謳っております、はい)

一番、分かりやすいのはかの高名な言語学者であるクラッシェンが唱えた「I(アイ)+1」だろう。彼による解説は下記のとおりだ。

Stephen Krashen's Theory of Second Language Acquisition

According to this hypothesis, the learner improves and progresses along the 'natural order' when he/she receives second language 'input' that is one step beyond his/her current stage of linguistic competence. For example, if a learner is at a stage 'i', then acquisition takes place when he/she is exposed to 'Comprehensible Input' that belongs to level 'i + 1'.

分かりやすくざっくり要約すると、自分の第二言語のレベルが「i」だとすると、それよりもちょっと上のレベル「i + 1」をインプットすることによって、語学力が向上させることが出来るという仮説だ。

上記ビデオの例が分かりやすいですが、ドイツ語初心者に小難しいドイツ語でずっと話しかけても語学力は向上しないが、手取り足取り分かりやすく説明してあげると、ドイツ語を初めて聞く人でもいくつかの単語は分かるようになるというものだ。

ただ、ここで問題になるのは中級以上の学習者に適度な負荷がかかる教材をいかに用意するかだ。初心者は簡単だ。ごく基礎的な教材、ようは絶対にやらなくてはいけない教材を用意すればいい。

だが、ある一定以上のレベルになると個人の嗜好、それに興味の範囲によって、この「+1(プラス・ワン)」を選定することが非常に難しくなってくる。

そして、このあたりが「成功する英語学習者(あるいは語学学習者)」と「失敗する英語学習者」の分岐点になると思う。TOEICで言うと大体800点以上、CEFRで言うとB2以上になるには、ここでいかに負荷をかけ続けるかが成功の鍵を握る。

そうして、外国人とコミュニケーションが成立するコミュニケーション能力を養うには、どうしてもこのレベルまでは到達することが必要になってくる。学校の英語教育の問題点の多くは、もしかしたら学習の習熟度によってクラス分けすれば、解決出来るかもしれない。

クラッシェンも「The Acquisition-Learning(習得と学習の仮説)」で、習得こそが語学力向上の鍵だと言い切り、学習はあくまでそれを補足するものと説いている。

「習得」とは彼いわく、「子供が第一言語を学ぶようにコミュニケーションを通じて言語を獲得していくシステム」を指し、「学習」とは文法などの決まり事を意識的に学ぶことを指す。

要するに、一番重要なのは先生が創意工夫をしてなるべく実際に使うようなシチュエーションを用意して、生徒にレッスン中に「気付き(あるいは悟り)」をいかにもたらし、その場で「ああ、そういうことか!」という瞬間をもたらすコミュニケーションベースのレッスンが語学力の向上には一番有効だということだ。

自分自身も何度も経験があるか、そういうやり方で覚えた単語やセンテンスは忘れないし、そのシチュエーションに合った使い方も自然と出来るようになる。

このようなレッスンが少なくても、ワンズワードが考える「質の高いレッスン」だ。

これまでもこれからも、このような方針のもとに先生たちにそれこそ「質の高いレッスン」を生徒様に提供してもらいたい。(陰では何人かの先生が「スパルタ」と言われていますが、生徒様のことを思ってこそだと思います。あくまで「+1」の負荷を50分のあいだかけることが重要なので・・・・ドラゴンボールの亀仙人の修行を思い出してください・・・古いか)


| | コメント (4) | トラックバック (0)

2013年3月 9日 (土)

侮りがたしアメリカ人について:イノベーションの起こし方

先週、木曜日から日曜日まで毎日なんらかのアクティビティで、アメリカ人の友人であるマイクと一緒に過ごして、ふとマイクがいないと自分の社交生活が成り立たないのではというある種の危機感を覚えた。

そして、今週、ちょっと以前に知り合った人たちにフェースブックを通じて声をかけて、「友達作ろう」運動を繰り広げてみた。(まあ、大げさだけど)

そうしてみると、そのほとんどがアメリカ人男性であることに気づいた。

自分の英語力とスペイン語力にまだ開きがあることは当然の事実だが、友達関係が成立するほどのスペイン語力がないのかとそうでもない。現に週末、一緒にミロンガに行くアルゼンチン人とは、3、4時間一緒に居ても別に苦にならない。

なんというか魅力的な男性が、ことごとくアメリカ人なのだ。何もアメリカ人が全員魅力的とはけっして言わない。むしろ、8割、9割方のアメリカ人は「真性バカ」ではないかと訝っている。

あの根拠のない圧倒的までの自信はすごいと思うが、その多くが本当になんの根拠もないので、一緒にいて疲れるし、つまらない。(もちろん、自分がそれほど立派な人間とは思ってはいませんが・・・・謙虚さは美徳だという価値観は持っています)

しかし、本当に10人に1人くらいの確率でとんでもなく魅力的な男がいるのだ、アメリカという国には。

例えばほかの国を例にとってみよう。今まで40カ国近く旅して、さらに合計5年以上海外に住んでいるが、出会ったなかでも信頼出来る確率が高いのはドイツ人だ。ドイツ人で外した経験がほとんどない。ほんと、なんかみーんな良い人。

現在、10人程度の日本人サッカー選手がドイツでプレーしているが、「それ、言わなくても分かっているよね」ということがドイツと日本ではおそらく共通しているから、言語が多少出来なくてもコミュニケーションが成立しているのではと思う。それぐらい相性がいいし、とにかく信頼出来る人たちが多い。でも、平均値が高くても、「すげえ!この人!」と思ったことはあまりない。

次にここアルゼンチン人男性についてだが、非常に判断が難しい。とにかく無類の女好きということはいえる。そして、最終的に言えるのはこの国の人たちは、あまりに個人差が激しすぎて、判断が難しい。そこが発展途上国である所以だと思う。先進諸国ならば、ある一定のレベルで物事が進むことが多いが、この国はそんなものは存在せず、すべてはその人による。

もちろん、海外は日本と違い、どの国も個人主義なので、「信頼できる人」を見つけることが問題解決の鍵なのだが、そのレベルをはるかに超えて、個人への依存率がこの国は高い。で、その最低限のレベルに達していない人が多すぎるので、こちらからわざわざ知り合いになりたい人にはあまり出くわさない。

これを残りのひとつひとつの国に当てはめるとキリがないのでもうやめるが、結局なにが言いたいのかというと、だからアメリカという国からイノベーションは生まれるのだということだ。

たとえ9割が「真性バカ」でもいいのだ。残りの一割がとんでもないイノベーションを生み出すから。むしろ、真性バカのなかにとてつもないイノベーションを生み出して、天才と称される人がいるからこそ、あの国は今でも世界ナンバーワンの国なのだろう。

「何事にも諦めずにチャレンジする」という文化があるから、バカにもなれるし天才にもなれる。日本にもイノベーションが必要だという人が多いが、そのような自由を許容できる文化が今の日本にあるとは思えない。ミスを責め立てるから人は自殺し、その結果として閉塞感がある社会が出来上がってしまっている。

WEBデベロッパーのスウェーデン人の友人が「アメリカ人だけが仕事を依頼するときに必ずNEXT BIG THINGを作りたいと言ってくるんだ。本当にみんな、どのアメリカ人も同じようにそういうことを言ってくるからこっちとしては堪らない」と言っていた。

今のフェースブックやアップルの成功の影には、彼ら同様の「真性バカ」が何度もそう言ってトライして散っていったのだろう。

ブエノスアイレスの街でなぜか我が物顔で大きな声で英語を話しながらまくし立ているアメリカ人を今度見たら、「君たちのおかげで今のMacやフェースブックがあるんだね」と少しやさしい気持ちになって見つめてみようかと思う。

でも、死んでもアメリカなんかに住みたいとは思わないけど。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年3月 7日 (木)

再びマテアスメソッド炸裂!:問題を掘り下げることが大事

最近は、スペイン語のレッスンはマテアスメソッドのマテアス先生のみ、週二回になってしまった。なぜなら、ポルトガル語のレッスンを週五回取っているので、スペイン語のレッスンを減らさざるを得ない。

もうひとりのマテアス先生も個人的に気に入っているのだが、最近はずっとフリートークなので、それにも飽きてしまったのもある。

語学の上達において重要なのは「適度な負荷をいかにかけるか」だと思う。
そして、それがとてもむずかしい。ただテキストに沿ったレッスンだといずれは飽きるし、人それぞれの趣味嗜好も違うので、それに合った方法ではないといずれは飽きる。

例えば、今はポルトガル語の超初心者なので、やることは決まりきっている。だが、スペイン語の場合、ほとんどの文法的なことはすべてやり終えているので、あとは語彙やアルゼンチン特有の言い回し、それにもっとフォーマルな文章の読み込みなどをレッスンでやっている。

日常会話は別にアルゼンチン人の友人とやればいいので、レッスンでは全くやる必要がない。今、マテアス先生とは上級者用の形容詞の使い方を勉強しており、今日のフリートークではその単語を織り交ぜながら話すというのやった。

ただのフリートークなら簡単でたいした負荷がかからないが、そういう方法だとたしかに負荷もかかり、役に立つ。(ちなみに日本語に訳すと、「fosforescente(燐光を発する)」「viscoso(粘着性のある)」とかいつ使うのか分からない単語までも勉強しています)

そして、相変わらずのマテアスメソッドも今日は炸裂し、さすがに「出来るな」と思わせるレッスンだった。じつは久しぶりのマテアスメソッドだったのだが、さすがに3回か4回続けて、同じようなトピックを追うと、色々な意見も言えるし、見識も深まる。

今回は糖尿病持ちなのにタクシーの運転手として働き、低血糖の発作に襲われ、22歳の女の人を殺してしまった事件の記事をレッスンで使った。まず争点は「業務上過失致死として問えるかどうか?」というところから始まり、自分はどのように思うか、また日本でも同様の事件が起きたことはあるのか、その場合はどういう法律が適用されるかと話した。

単純な事件に見えても、掘り下げていくと色々な問題点が見えてくる。そして、それからしばらく経たないうちに、その事件が起きたすぐ近くで違うタクシーの運転手が車道を逆走して、何人かを怪我させた事件が起き、それもレッスンで使う記事として使った。

この運転手は過去にも色々な違反を犯しており、減点30点もされているが、未だにタクシー運転手として仕事をしてきたことが問題となった。ブエノスアイレス市の法律では、減点20点以上でタクシー運転手として働けないようになっているのだが、なぜか彼は働けていたらしい。

そうなってくると法律の問題点や汚職などの問題も浮かび上がり、考慮すべきことは多い。連続して起きたタクシー事件が、この国の持つ問題点をあぶり出す仕組みだ。

ただの単純なひき逃げ事件に見えても、じつは多くの問題をはらんでいることが分かる。物事とは常にそういった面を持つ。単純に見えても、じつは複雑な問題を抱えているものだ。

マテアスメソッドってやつは、語学の向上だけではなく、自分の思考方法すらももう一度見直せるたいしたメソッドなんだなと納得した。

そんなマテアスメソッドに興味を持った方は下記をお読み頂き、ぜひご受講ください!

神降臨!マテアス・メソッドについて:語学上達の必殺技

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2013年2月 | トップページ | 2013年4月 »