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2012年12月

2012年12月28日 (金)

英語、タンゴ、スペイン語、それにテニスの共通項とは?

一年も終わりに近づいたので、今年一年を振り返ってみたい。

個人的には今年一年一番力を入れたのは、スペイン語の勉強に間違いない。週五回、1回1時間半から2時間のレッスンをこなし、予習復習を伴った宿題をこなした。

結果、あまりストレスを感じることなくスペイン語を話すことが出来るようになった。あとは細かい部分を気をつけて話すことと、より多くの人たちとスペイン語で話すことだと思う。

最近、それも兼ねてミロンガというものに行き始めた。ミロンガとは、アルゼンチン・タンゴを踊る場所のことだ。(ちなみに音楽のジャンルを指す言葉でもあります)

音楽というジャンルは自分が最も苦手とする部分であり、一生縁がないと思っていた分野だが、アルゼンチンに来たのだからという理由でタンゴを始めたのがきっかけで、結構はまり始めた。

タンゴの個人レッスンを取り始めたのはもう1年以上前だが、最初はリズムを取る練習ばかりして、踊ることなんて未来永劫無理だと思っていた。正直、「いつ辞めようか」しか考えていなかったが、ステラ先生という50歳過ぎの小太りの辛抱強い先生を教わり、なんとか続けてこられた。

まだかなりぎこちないが、ほかの人とそれなりに踊れるようになってきたので、あとはひたすら回数をこなすことだと思う。

ただミロンガって残酷だなと思ったのは、ミロンガに行って誘うのは男の方からと決まっており、女性からは誘うことは出来ない。これはかなり残酷だ。よってミロンガに行って一回も踊れない女性もおり、このあいだ知り合ったニュージランド人女性の友人は、一晩中誰からも誘ってもらえず号泣したという・・・・・

またたいていの場合、女性のほうが圧倒的に多いので、男性(ほとんどおっさん、あるいは爺さん)が踊りまくるという珍現象が起こっている。

40歳以下の日本人の外人好きの野郎どもはスペイン語とタンゴにひたすら打ち込めば、ここブエノスアイレスでもてまくるだろう・・・・

上記のビデオを見ると「タンゴって簡単!」と思うかもしれないが、このひとつひとつのステップは非常にクオリティが高く、このレベルに達すれば達人レベルと言えます。よくグループレッスンにもデブで短パン・サンダルという出で立ちで来て、「タンゴなんてくそ簡単だろ!」という雰囲気の北米人が来ますが、たいてい全く踊れずレッスン途中で帰っていきます。(まあ、ぶっちゃけ自分も最初は簡単だと思っていました・・・・甘かった)

語学でもタンゴでもなんでも、やればやるほど奥が深いというのは事の真相だなと。

英語学習でも言語学的才能がないと流暢に話せるようになれないと言い訳している人がいますが、そう思うのであれば、人よりも二倍も三倍も勉強して解決すればいいだけだと思います。

英語、タンゴ、それにスペイン語、またテニスも自分にとってはコミュニケーションツールなので、ツールが増えれば増えるほど、多くの人たちとコミュケーションを取っていけるので、来年も積極的に持っているツールを磨き、またそれを増やす努力はしていきたいと思っている。


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2012年12月22日 (土)

あっという間の3年でした:ワンズワード3周年

もう3年か・・・・奇しくも世界が終わると噂された2012年12月21日にオンライン英会話スクール「ワンズワードオンライン」は無事3周年を迎えることが出来た。

隕石も落ちず、大災害も起きず、世界が破滅する危険も通り過ぎ去り、そして会社も無事4年目に突入することが出来、何よりだと思う。

NPO法人 起業家ホットライン

上記によると3年以内には7割近く倒産するらしいので、4年目を無事迎えることが出来たことは素直に嬉しい。だけど、実感としては「べつに」という感慨しかない。当たり前のことを当たり前のようにやってきただけだ。

たぶん3年ぐらいはそれでもいいのだと思う。しかし、今後は熾烈な競争を勝ち抜くために、それ以上のことをやっていかないと生き残っていけないだろう・・・・そうして、焦った経営者が本事業と関係のない不動産やなんやに手を出して、失敗するのだろうなと他人ごとのように思う。

うちのWEBサイトに関しては、ここ3年継続的に改良してきて、かなり使いやすくなってきたと思う。インターフェースの部分もそうだが、内部のオペレーションも随分と改善された。開業当初は人力でまかなっていたことも今はかなり自動化されてきている。

この業種においてはミドルマネジメントは悪だと思う。なるべく「中の人」を削減し、実際に働いている先生たちに還元するべきだ。そのための仕組みはこの3年間である程度作った。相変わらず雨後の竹の子ように乱立しているオンライン英会話スクールだが、その9割は格安オンライン英会話であり、またマーケットの主役も彼らだ。

ワンズワードは「知る人ぞ知る超優良スクール」的な立ち位置を目指し、今でもそこを目指して頑張っている。幸いにもネットリテラシーが高く英語学習に非常に熱心かつ真剣な方々に支えられて、ここまでやってこれた。大変ありがたいことだと思っている。

だけど、今までと同じことをやっていっても自分的につまらないし、生き残ることもままならない。もちろん、今のポリシーはそのままにより長く継続していける方法を来年考え、打ち出していきたい。

ひとつ言えることは来年は、今年以上に色々とあり、波瀾万丈な年となるだろう。それが起業の醍醐味だし、そういう人生けっこう好きだったりするわけだけど。

個人的な計画としては来年4月ぐらいからヨーロッパに行き、そして5月には日本、アジアと周り、7月にはアメリカのポートランドで「World Domination Summit」なるものに参加して、その足で中南米を回る予定だ。

もちろん、予定は未定なので、まだどうなるか分からない。だが仕事はスカイプとメールが出来ればどこでも出来るので、来年はからはもっと自由に世界を自由に飛びまわりたいと思っている。

2012年は自分にとってはそれほど変化が大きな年ではなかったけど、来年はもっと色々な人たちと出会い、成長していきたい。それが今から楽しみでしょうがない。

【お知らせ】3周年を記念して、ワンズワードの先生たちが自主的に先生ブログを立ちあげました。

http://oneswordonline.wordpress.com/

ぜひ今後チェックしてください!

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2012年12月19日 (水)

ブエノスアイレス事件簿:ゴルゴ13を目指して

ブエノスアイレスは事件には事欠かない。
一昨日も地下鉄を出て、ボーとエスカレーターに乗っていたら、2段前に乗っていた男がなぜか一段下がってきて、やたらと距離が近くなった。

この時点でおかしいとは思ったが、そのままにしておくと、なにやら嫌な予感が走り、案の定人の前のポケットをまさぐって、財布をすろうとしていた。

巧妙なことにまずは手に持っているジャンパーがこちらに当たるように仕向け、そして友人と談笑しながら、こちらの注意を逸らしていた。でも、やはりシチュエーション的におかしかったので、間一髪のところで助かった。

そして、昨日はスターバックスでカフェ・モカを飲んでいたら、男の怒鳴り声が聞こえてきて、何かと思ったら、女の人に向かって今にも殴りかからんばかりな剣幕でその男が怒鳴っていた。

どうやら、その女の人は違う女の人のバックを盗ろうとして、その男に見つかり、怒られていたらしい。筋肉ムキムキの男の人だったので、逆に窃盗未遂をした女性に同情を覚えたほどだ。

そのあと警察が呼ばれ、日本ならば普通に警察署に連れて行って事情を訊くと思うが、ここはブエノスアイレスなので、そのあとぞろぞろと10人以上の警察官が登場し、スターバックスで事情聴取を始めた。

そんな大規模な窃盗未遂事件があったスターバックスで最も驚いたのは、隣に座ろうとしたアルゼンチン人男性が自分のノートパソコンとカバンをテーブルの上に置いて、こちらを見て「にっこり」微笑んでから、飲み物を買いに行ったことだ。

アホなんだろうか?

平和ボケしている日本でもノートパソコンをテーブルに置いて、飲み物を買いに席を離れないだろう。少し席を離れてたアルゼンチン人の男の人と目が合ったので、「あいつ、どうかしているよな」と頷きあった。

こんな小さな事件は日常茶飯事だが、アメリカ人の友だちの空き巣事件はアルゼンチンの新聞に載るほど大きな事件だった。

彼の家は空き巣に入られ、パソコンなどその他諸々のものが盗られた。ここまでは本当によくある話だ。ちなみにこの話を聞いていたアルゼンチン人の友人マウロの家も去年空き巣に入られて、彼が何よりも愛しているWiiを盗まれたらしい・・・・

ただ違ったのは彼はエンジニアなのでパソコンに詳しく、あらかじめ盗まれた時のためにパソコンを起動すると自動的にIPアドレスを送るソフトをインストールしていた。(こんなソフトや、ほかにもこんなのもあります)

そして、パソコンが盗まれた2,3週間後にIPアドレスを追跡しおおまかな住所を割り出して警察に連絡した。そうしてまたしばらく経った後に警察から連絡があり、盗まれたパソコンがある場所を特定出来たので一緒に来て欲しいとのことだった。

行ってみるとそこには大量のパソコンや現金なども保管されている倉庫らしく、100万ドル程度の価値あるものが見つかったらしい。よって翌日の新聞には大々的に掲載され、その新聞には「警察のハイテク部門が最新技術を駆使して、犯人の居場所を突き止め、見事に捕まえた」とあったらしい。

実際は彼が、ソフトをインストールしたおかげなのだが、そこはさすがラテン系のアルゼンチン!全部、自分の手柄にしてまった。

後日談として、その彼のルームメイトのアメリカ人の女の子に警察官は何度も電話してきて、「英語教えてくれよ」と口説きまくっていたらしい・・・・・一向に治安が良くならない理由がよく分かるエピソードだ。

油断も隙もないここブエノスアイレスだが、ボケ防止にはいいかとすでに開き直って考えている。それにブラジルなどと比べて、まだ暴力的な事件はそれほど多くないのが唯一の救いだ。

日本にいると気づかないだろうが、やはり平和が一番だとは思う。ただ、日々事件に事欠かないブエノスアイレスだが、愛すべき点もたくさんあるので、まだまだこの街に住み続けるつもりではある・・・・今度、違う国に住むとしたら、安全な国がいいなと思う今日この頃ではあるけど。

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2012年12月17日 (月)

アゴラに書いた本音:よりよい民主政治のために出来ること

自民党が勝ったことを喜んでいるのは、自民党の人たちだけで、それがまた日本の閉塞感を表している。だけど、日本の税金の徴収制度はものすごくよく出来ていると思う。特にアルゼンチンのひどい状況を見ていると、なおさらそう思う。

でも、あらゆるシステムは古くなるように、今の日本のシステムは今後は通用しないだろう。抜本的な改革が必要だが、自民党にはそんな力もビジョンもない。そうして、日本に希望を抱かなくなった人たちがどんどん国外に出る。

それはむしろ長い目で見れば、日本のためになると思う。「国を選ぶ権利を持つ」というのはグローバル時代にふさわしい権利だ。日本の政治家に革命を起こせる力はないかもしれないが、日本ではいつも変化は外からやってくる。

日本を一度出た人たちが出て、新しい空気を日本に持込み、日本に革命を起こすかもしれない・・・・・まあ、夢見物語かもしれないが、そう思っていたほうが人生楽しいし、日本を諦めるのはすごく簡単だけど、僕はやはり日本が好きだ。

今後はますます政治は混乱し、経済は低迷するだろう。そんなことは分かりきったことだ。でも、それでも僕はまだ日本という国を信じているし、日本人が持つクオリティは世界に通用すると思っている。

そんな僅かな希望を胸にアゴラに文章を書いた。ただの理想論だけど、そんなことは百も承知だ。自民党も民主党も同じ穴のムジナだ。何も変わりはしない。でも、きっと今後、先を見据える個人はどんどん出てくるだろう。彼らを惹きつける何かを日本という国が持っている限り、まだこの国は生き長らえる。

国を思うのであれば、国を捨てて、外に出ればいい。そこで生き長らえることによって、強さが身に付くだろう。それをいずれ、自分の国に還元出来ればいい。

僕は日本という国には一ミクロンも期待していないが、日本人という個人にはとても期待している。そんな彼らをこれからも応援したいと思うし、そのためのプラットフォームを作っていければと願っている。

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日本では選挙が終わり、大方の予想通り自民党が大勝した。べつにこれは自民党の政策に大賛成した結果ではなく、民主党への失望だというのが大方の見方だ。

民主政治はなぜ衆愚政治になるのか

日本では投票率の低さが話題になり、あたかも投票率が上がれば政治の質が向上すると思われているが、けっしてそうではないとアルゼンチンに住み始めて、そう思うようになった。

アルゼンチンの場合は選挙は義務なので、投票率は90%を超え、また国の平均年齢は30.3歳と比較的若い。それに比べて日本は高齢社会であり平均年齢は43.8歳だ。(詳しくはこちらを参照)

若者がもっと選挙で投票し、彼らの意見を反映させても、アルゼンチンのように人的要因、政治的要因で国の成長は阻害される。(この国の顛末についてはこちらのエントリーを)

衆愚政とは、有権者(アテネの場合はアテネ市民権所有者)の一人一人が以前より愚かになったゆえに生じた現象ではなく、かえって有権者の一人一人が以前よりは高く声を上げ始めた結果ではなかったか。

はじめに紹介した池田先生のエントリーにあるように、この指摘はあながち的外れではないと思う。このあいだ、ブエノスアイレスのタクシーの運転手と政治について話したが、彼は「おれは今の政府は大嫌いだ。なぜかって?税金を払わないといけないからだ!」と憤っていた。

ここアルゼンチンは医療と教育は無料であり、また交通機関、ガス、電気、水なども国からの補助金がある。だから地下鉄に乗っても、30円ぐらいだし、バスは15円ぐらいしかしない。直接見える形で国の税金が使われている。

それでも、税金を払わない人が多いのが事実だ。以前、仲良くなったスウェーデン人の友人がよく「全くあり得ない。この国の人たちは税金も払わないのに、社会保障だけは先進国並だ」とぼやいていた。社会福祉大国であり、世界でも最も税金が高い北欧の国から来た人にとってみれば不思議で仕方がなかったのだろう。(天然資源が豊富で農業大国なので、ある程度の財源は確保しているが、それでも足りずに最近金持ちに対しての課金を強め、国民の反発を招いている)

政治を変えるには声をあげることよりは、歴史を調べ、「なぜ?」という疑問を常に持ち、今起きていることに動物的に反応するのではなく、その理由までをきちんと考える思考回路を持たないといけない。

少なくても日本では「全く嫌になる。税金、払わないといけないんだよ!」と外国人に憤る人はそれほどいないと思う。その代わりに「税金が高い!」とぼやく人はあとは立たないだろうが・・・・・

その大切な税金を有意義に使ってもらうためにも、真っ先に動物のように大声をあげるのではなく、きちんと自分たちで情報を整理し、時間をかけて自分たちで調べて、そうして最終的に判断をしていく必要がある。

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2012年12月12日 (水)

妄想政治論:日本とアルゼンチンと未来について

ふらりと来てしまったブエノスアイレスだが、すでに一年半以上経った。

スペイン語を習い始めて、同じ年月が流れたが、とりあえず当初の予定通り順調に上達している。最初から「スペイン語を習得するために2年勉強する」と決めていたが、それは単純に英語を習得するのに留学して2年費やしたからだ。

英語を習得するためにイギリスに留学したのは20歳の頃だが、CEFRで言うところのB2試験には一年で合格し、二年を終える頃にはC1にも合格した。(ちなみにケンブリッジ試験なんてものには全く興味なかったが、2年目を迎える頃には上級者向けのコースがそれ以外なく、仕方なくケンブリッジ試験準備コースを受講した)

語学学習に役立つ自己否定について

英語を習得するのに2年もかかるなんて、留学した当初は想像もしていなかったが、今では納得している。だからこそ、スペイン語習得にも同じくらいはかかるだろうと思い、英語を習いに留学した頃と違い、かなりリラックスした精神状態でいられた。

そんなスペイン語学習だが、ここまで来ると、あとはひたすら実践をこなすしかないレベルまで来ており、いかにスペイン語で多くの人と触れ合い、議論していくかだと思う。

まだまだネイティブレベルには程遠いが、こちらの人は親切な人が多く、多少スペイン語を間違えるくらいが愛嬌があってちょうどいいのではと思っている。(まあ、すでにかなりラテンのノリになってきています)

最近はずっとレッスンでは政治、経済、それにアルゼンチンの歴史について学び、議論している。すでにスペイン語のレッスンというよりは、「丸ごとアルゼンチンを学ぶ」的な要素が強くなってきているが、この地では政治や経済について議論することが多いので、そのための語彙を学ぶためにはとても有用だ。

ついでに言うと人はよく「英語を話せるようになりたい!」というが、たぶんその意味するところは、「自分が興味のあることや関心のあることについて英語で外国人とコミュニケーションを取りたい」ということだと思う。

そのような意味においては、まずは自分自身が物事に対して興味を抱き、それについて調べ、そしてそれらについて考えを持っていないといけない。箸にも棒にもかからない意見なんて、別に誰も聞く耳を持たないので、なるべく個性的な意見が望ましい。

日本的な「長いものには巻かれろ」的な考えだといつまで経っても個性的な意見なんて持てやしない。またついでに言うと、個性的な意見を持つために世界を一周する必要もないし、留学する必要もない。ただ、より客観的になるために、すべての意見を並べて考え、あらゆる手に入る限りの情報を集めて、物事を相対的に判断することが重要だ。

目に見えることを理解することは簡単だ。だが、より重要なのは目に見えないことを感じ取り、それらについて情報を集め、物事についてより深く理解することだと思う。

そういう意味では「歴史」を勉強することはとてもためになる。実際に起きた事件の背後にはたいていの場合、なんらかの「意図」が働いており、多くの場合は歴史的な事件と言われるものは、ただの結果であり、物事の表層しか表していない。より重要なのは、その奥底に隠されている第三者の意図であり、それらが幾層にも連なって、歴史を形成しているのだ。(別に陰謀論者でもなんでもないですけど・・・・歴史ってだいたいそんなもんだと思ってみると面白いものです)

例えば、次の日本の選挙もそのような歴史的な観点から見ると、興味深い。4年ほど前の民主党の圧勝劇から今回は一転して、自民党の圧勝が予想されている。そして、最もあり得ない復権が小泉元首相の後継者として指名されながら、多くの期待を裏切った安倍元首相だ。

安倍元首相“完全復権”の野望(この記事を読むと1年前からちゃんとメディア戦略を始めていたことになりますね)

安倍元首相が再度首相に返り咲いたならば、表面的には奇跡としかいいようがない。だが、彼の復権には民主党の大勝、それからの民主党の実力のなさから来る信用完全失墜が絶対的に必要だった。自民党政権のままだったら、彼の復権はなかっただろう。民主党が勝ったからこそ、彼の過去はチャラになり、復権が可能となった。

そして、それはもともと麻生元首相がほぼ負けると分かっていて、解散総選挙に打って出たことに端を発する。(こちらの記事のよると、安倍氏と麻生氏は大変仲が良いということです・・・・)

自民、驚愕の293議席獲得!? 霞が関官僚群の関心は早くも安倍晋三政権の陣立てに移行している!(そして、安倍新政権の最大の功労者の麻生氏も当然復権します)

麻生元首相が玉砕覚悟で解散総選挙を行ったのは、もしかしたら安倍元首相の復権を4年後に画策する深慮遠謀だったのかもしれません・・・・・もちろん、これらはすべて結果論であり、こじつけと言えるかもしれない。だが政治家なんて「いかに生き残っていくか」が大切な職業なので、この程度の絵図は描いていただろうとは思う。それが果たしてうまくいくかどうかは、時の運だと思うけど。

最終的に何が言いたいかというと、新聞やメディアが書くことは話半分で訊いておき、自分でよく考えて、最終的には自分自身の責任において判断するということです。そして、あらゆる可能性を考慮に入れて、それについてある程度今出来ることをやっておくということが重要だと思います。

そんじゃねー(ちきりん風)

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2012年12月 8日 (土)

きれいな世界を見てみたい:大学に行くことがなくなった世界

イギリスの大学が2012年度から今までの3倍である9000ポンド(120万円弱)になったことは記憶に新しい。

Tuition fees 2012: what are the universities charging?

そのような背景のある国で、若者が「Why I Hate School But Love Education(なぜ僕は学校を憎み、教育を愛するのか)」をユーチューブにアップし、話題になっている。

以前、「大学に行くに越したことはない:より多くの選択肢を持つために」にも書いたが、出来ることなら多くのオプションを持つべきなので、大学に行ける環境にいるのであれば大学に行くべきである。

だが、このビデオで彼が言いたかったことは「何も無理して大学に行くことはない。多くの偉大な人たちも大学には行っていないし、自分自身は大学に行ったはいいけどすぐに忘れる役に立たない知識ばかり詰め込んで、時間の無駄だった。そんなことより・・・・たとえばサッカー選手のベッカムのように、学校の外で自分自身を教育し、あっと驚くような奇跡的な所業(神業フリーキック)を成し遂げるような人こそ、本当に教育された人ではないか」ということだ。

そして、ユーチューブのコメントで面白いなと思ったコメントは下記のコメントだ。

We now live in a nation where doctors destroy health,
lawyers destroy justice,
universities destroy knowledge,
governments destroy freedom,
the press destroys information,
and our banks destroy the economy.

BETTER TO REMAIN IGNORANT THEN GOING TO THESE SCHOOLS AND HAVING DEBT ON YOU TO PAY BACK BEFORE YOU START CHASING YOUR DREAM.

(我々は医者が健康を損ない、弁護士が正義を反故にし、大学が知識をめちゃくちゃにし、政府が自由を奪い取り、メディアが情報を操作し、銀行が経済を破滅させる、そんな国に住んでいる。

だったら、まだ無知でいたほうが、大学に行って自分の夢を追いかける前にローンを背負うよりはいいじゃないか!)

「オンライン大学というひとつの革命」にも書いたが、今は無料で教育を受けられる時代だ。

このようなことを考えても、やはりオンライン大学というのは、多くの人にとってソリューションとなるべき革命的な発明だと思う。(未だにただの動画配信しか行なっていないと思う人がいれば、ぜひカーンアカデミーのビデオを見てください)

オンライン大学が普及すれば、「大学に行く」という言葉は死語になり、「大学で何を学ぶか」ということにフォーカスされるようになり、今のようにつまらない授業をしている大学はどんどん淘汰されていくだろう。

早くそういう気持ちのいいきれいな世界を見てみたい。そのために自分ができることがあれば、やっていきたいと思っている。


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2012年12月 4日 (火)

理想のオンライン英会話スクールとは:世の中には目に見えない投資があるということ

ぶっちゃけた話し、一銭の得にもならない。

なんの話かというと、オンライン英会話スクール「ワンズワードオンライン」は創業以来、毎年1回フィリピンの先生たちを日本に招いて、歓待している。

アナログなものをデジタルで提供することについて:第一回オフ会について

Ego Ugan三姉妹、日本を発つ:写真で見る日本滞在

特に一年目などは、事業としては赤字だったのにお構いなしに呼んだ。それは彼女の人生経験として、日本滞在がとても有意義になると確信していたからだ。いわば先行投資だ。

今年の四月にいたっては、「オンライン英会話スクール:フィリピン人先生を大事にするあまり星野リゾートでもてなすの巻」でも書いたように、まさに至れり尽くせりな歓待をしている。

これもひとえに彼女たちに日本の文化、それに社会に対してより深く理解してもらおうと思ってのことだ。会社として、それほどメリットはない。多くの方々は先生が年に一度来るからといって、そのためにワンズワードを継続しない。(まあ、自分だったら絶対そのために入会すると思うけど、「オンライン英会話」というキーワードでブログ検索すると、「ああ!!!!一円でも安いオンライン英会話スクールどこ!!」というヒステリックな消費者の方々の叫びが聞こえてきて僕の心を打ち砕きます)

だからといってこの試みをやめるつもりは毛頭ない。
赤字を出そうが、星野リゾート行こうが、関係ない。そもそも、優秀な人たちをもっと優秀な人たちにするために立ち上げたスクールでもある。目指しているところは今現時点では誰にも見えないはるか地平線の彼方だ。

日々、新しいオンライン英会話スクールは立ち上がり、日々立ち消えていく・・・・円安トレンドとなった今、潰れる格安スクールはもっと増えるだろう。それくらい薄利多売な業界になってきている。

そんなか、悠長に来年も少なくても3名ほどフィリピンから先生を呼ぼうと思う。ただし、前回までと違うのは今回は公募制にしたことだ。「日本に行きたい!」という先生を優先して呼びたい。

なぜならこれはただのビジネストリップではない。会社としての業務はせいぜい会員様が参加するオフ会に参加するぐらいだ。時間にして4,5時間のことだ。それ以外のすべての時間、1週間から10日間くらいは自由な時間だ。普通ならば、2泊3日の旅で十分なぐらいだ。

だからこそ、彼らに積極的に「日本を体験したい!」と思ってもらわないと、呼ぶ意味がない。そもそも、呼ぶ側にとってみればあまりに負担が大きい。金銭的な負担もさることながら、フィリピンで日本行きのビザを取るのは結構な大仕事だし、彼らが日本に滞在するときも彼らの世話をしないといけないし、宿泊先の予約、オフ会の会場手配や運営、それに食べ物、飲み物手配など諸々の雑用もある・・・・時々、「おれ、なにやってんだろう?」と思うことすらある。

だけど、呼ぶ。

言ってしまえば自分がこうあるべきというオンライン英会話スクールを体現するための所作でもある。でも、先生たちが「会社から呼ばれたから、日本に行く」という態度では日本に呼ぶ価値はないと思う。だからこそ、今回は公募制にして、彼らの意思確認をした。

これは目に見えない投資だけど、投資する側としてはなるべく多くのリターンを得たい。もちろん、金銭的なことではなく、より多くの成長、広い視野、新しい経験を出来ることに対して貪欲な人たちを率先して呼びたい。(もちろん、家庭の事情があるので、そのあたりは仕方がないと思っています)

彼らの日本行きは、来年の5月、6月あたりを予定しているが、それが今から楽しみで仕方がない。

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2012年12月 2日 (日)

世界の歩き方:命綱の情報を集めるために英語は重要

ブエノスアイレスに移り住んでからは、毎日のように英国ガーディアン紙を読み、BBCなどにも目を通している。

なぜそれらのメディアを読むかというと、単純に世界という観点から取材し、それらの案件についてきちんと意見を述べられていることが多いからだ。

イギリスに住んでいたことがあるからイギリスびいきということもあるが、イギリスという国は大英帝国時代から、常に情報戦略を重視してきた。世界制覇のためには、「情報」は命綱なので、できる限り精度が高く示唆に富んだ内容でなければならない。

世界という観点から情報を集めて、それを分析し、次の行動に役立ているというは彼らのお家芸なのだ。

日本の新聞の歴史は瓦版から始まっているが、ウィキペディアによると「江戸時代、天変地異や大火、心中など時事性の高いニュースを速報性を以って伝えた情報紙」とのことだ。

正直、今の新聞と大差ないスタンスではある。人は生まれて、死ぬ。自然の摂理だ。裏を返せば、そんなことは事件でもなんでもない。もちろん、残酷な事件には心を痛めるが、それらを分析し、考査しても仕方がない。

かたやイギリスは歴史的に見ても常にスペインやフランスなどの隣国の動向に目を配る必要があり、あわよくば侵略してやろうと虎視眈々と機会を狙っていた。そのために情報収集をする必要があったのだ。そして、大航海時代を経て、その範囲は世界へと広がっていった。

グローバリゼーションなどと言われているが、それが意味するところは、表面的には差しつ差されつしながら、裏では相手の国の資産を根こそぎもっていこうという他国からいかに自国の利益を守り、それをどのように増やすということだ。

そのような点から言えば、「英語で新聞を読む」というのはマストであり、とても重要なことだと思う。特に今自分が住んでいるのはアルゼンチンという日本から遠く離れた国なので、世界という観点からこの国を見ないと、全体のことがよく見えてこない。

人は目の前で起こっていることに関してはある程度の関心を払い、それに対してリアクションを起こしていく。だがしかし、それは重要ではない。

より重要なのは、「なぜそれが起こっているか?」を考え、その考えに基づき、できる限りフラットな視点で書かれた情報を集めて、それらを分析して考察してから、「今実際に起こっていること」に対して理解を深めることが必要だ。

そして、なるべく最後まで物事に対して判断をしないことが大切だ。判断を遅らせ、最後まで情報を集めて、多角的に物事を見つめることを覚えないといけない。

インターネットで自由に情報を取得することは可能になったが、より精度が高く多角的な視点で物事を見るためには、「英字新聞を読み、英語で情報を集める」というのは今後生き残っていくために必要なスキルだと思う。

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