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2012年7月18日 (水)

麻薬の街から芸術の街へと:メデジンで考える街の作り方

コロンビアに行った目的がカルタヘナの旧市街を見ることだったので、一週間経ったぐらいで「さて、次どこ行こうか?」と考えた。(合計で2週間滞在予定だったので、まだ丸一週間時間があった)

カルタヘナからキューバまでの飛行機があったので、ついでにキューバ滞在という選択肢も思い浮かんだ。キューバはずっと行ってみたい国だったし、刻一刻と情勢が変わっているので、早く行かねばという思いも強い。それでも、せっかくコロンビアに来たのだし、もうしばらく滞在してみるかと思い、なんとはなしにコロンビア第2の都市メデジンに行くことにした。

Botero

以前まではメデジンと言えば、メデジン・カルテルという麻薬犯罪組織がすぐに思い浮かんだだろうが、今はこの人、芸術家ボテロだ。(一部ではデブ専と揶揄されているボテロですが、実際彼の彫像と絵画を見ると、そのビジョンに圧倒される。特にキリストを描いたシリーズは、よくぞこれほど悲劇的な題材に新しい光を与えて、全く新しいアートに生まれ変わらせたと感嘆した)

彼にとってその特徴的なフォームで人やものを描くのは、あくまでそれらの官能性を表現しているだけであり、それが彼の世界の見方だということがよく伝わってくる。

Kiss_medellin

そうして、ませたコロンビアの少年はその官能性にやられてしまい、彫像にキスまでしてしまう。

メデジンの街自体はとてもモダンで、治安もよく、人も本当に親切で居心地が良い街だった。街のサイズ的に動く回るにはちょうどよく、気候も常春で快適だ。(カルタヘナは常夏、コロンビアの首都ボゴタは常秋と、土地によって色々な季節がいっぺんに体験できる、そんな素敵な国コロンビアです)

Medellin_sky(標高1500メートルの盆地にあり、京都生まれの自分としては、馴染めのある光景でした。ちなみに滞在したホテルはこちらですが、高級住宅街にあり、近所にレストランやバーがたくさんあり、便利でした。トリップアドバイザーの口コミは信頼できます)

ボテロ広場にあるボテロ美術館で彼についてのドキュメンタリーが流れいて、それをぼーと見ていると、いかにメデジンという街がボテロという芸術家を使って生まれ変わったのかよく理解出来た。麻薬というイメージ最悪なものから抜け出るためにボテロという傑出したメデジン出身の画家がいたことが幸いし、彼を担ぎだして、イメージ再生し、いわば町おこしして見事それを成功させた。

それにしても麻薬の街からアートな街へと飛躍的な変化だ。そういう意味では、メデジンは現在のコロンビアの在り方を象徴しているのかもしれない。すでに過去から逸脱し、新しい価値観を現在進行形で生み出している。

メデジン最終日にはグアタペという近郊の町へと繰り出した。そこには巨大な岩石があり、700段もの階段を登ると、メルヘンチックな光景が広がっていた。

Garape01

グアタペはまさに山の気候で、何度も雨に振られたが、それでもタイミングよく、大事なときには晴れ間が広がっていたので、とても楽しい時を過ごした。

Garape02

メデジンには合計5日間しかいなかったが、それでも充実した時を過ごすことが出来た。またふらりと訪れて、ブエノスアイレスよりはどこかのんびりとしている雰囲気のなかで、ぼーとしてみるのもいいかもしれない。


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