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2012年7月

2012年7月28日 (土)

ラマダンに思いを馳せつつ、日本とアルゼンチンのことを考えてみた

おととい、いつもの朝のスペイン語レッスンを終えて、「昼ごはん、何食うか?」と考えながら、行きつけの八百屋に寄ってフルーツサラダや野菜を買ったら店の主人に「日本、強いな」と言われた。

なんのことだか分からず訊いたら、店に置いてあるテレビを指したので見たら、オリンピック代表の男子サッカーがやっていた。(もう違う試合だったけど)

「スペインは何も出来なかったよ、日本、運動量がすごいな」と言われて、日本代表があの世界王者スペインに勝つという歴史的瞬間を見逃したことに気づいた・・・・・この歴史的事件をブエノスアイレスに住むボリビア人に教わるという間抜けな自分にびびったのも事実だ。

ここブエノスアイレスはすっかり冷え込み、最低気温は5度前後なので、夏季オリンピックがロンドンで開かれているという事実が遠い世界の出来事のようだ。FACEBOOKのタイムラインに溢れる日本の友人たちの夏模様からは、ほど遠い現実にいる。

日々インフレが進み、このあいだ中華街に行ったら、辛ラーメンがひとつ240円ほどするという驚愕な事実に卒倒しそうになったけど、毎日楽しく過ごしています。(ちなみにブエノスアイレスに来た一年前は80円ほどだった)

毎週金曜日には高城剛氏のメルマガが届くのだけど、そのメルマガにアルゼンチンのことが言及されており、「再度の財政破綻はもう間近」と書いてあった。まあ、世界経済危機の中心にいるスペインのイビサ島でDJしている人に言われたくはないなというのが本音だけど、当たらずも遠からずという感じもする。

海外に住むということは、日本よりはるかにリスクが高い。特に驚異のインフレ率を誇るアルゼンチンのような国に住むのは、死ぬほどリスクは高いと思う。 

ただ海外に住む場合、リスクというのは目に見える形で訪れる。治安だったりインフレだったり、言葉の壁だったり、どれも分かりやすいものだ。だが、日本に住み続けるというのは、ある意味目に見えないリスクを背負うことになる。変化というものに無頓着になり、言ってしまえば「変化をよしとしない」日本的な慣習に染まってしまう。

人生に何が一番怖いかと問われたら、たぶん「変わらない自分」と答えるだろう。本当に優れた人間というのは、どこにも行かず内的な変化を起こし偉業を成し遂げるのだろうけど、そんな人とはほど遠い自分はせっせせと外部環境をなるべく変えて、自分に無理やりでも負荷をかけて、変化を起こそうとしている。

経済危機や財政破綻などは正直、自分にとってはどうでもいいことだ。大事なのは、それらが実際に起った時にどのような行動を取るかだと思う。だから、なるべく日頃から高負荷を自分にかけて、そのような重大な変化に対応出来るように準備をしておきたい。

世の中には色々な出来事を想像して、それらが起こったらどうしようと心底心配している人たちが多い。でも、本当に怖いのは何も起こらない人生だということを自覚しておいたほうがいい。そして、真に大事なのは外的な出来事ではなく、それらに対して自分がどのような行動を取るかということだ。それによってその人の価値は決まってくる。

自分の不幸な生い立ちや境遇を嘆き悲しむのではなく、そこからどのような行動をするかということなのだろう・・・・・きっとアルゼンチン人の人たちが面白いと思うのは、彼らは自分たちの境遇に文句を言いつつも、なんだかんだいって楽しんでいるからだろう。

きっと人はその気になれば、誰からも何からも学べるのだろう。

「ラマダン中(断食中)のモロッコ代表に負けたら、お笑い草だなサッカー日本代表」と思いながら、今日ふとそんなことを考えた。

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2012年7月25日 (水)

【再掲載】文系と理系とハイブリッド:21世紀型人間への希望について:コロンビアの首都ボゴタは忘れて

つらつらとツイッターを見ていたら、株式会社ユビキタスエンターテインメントの代表取締役社長の清水亮氏のブログにぶち当たり、あろうことか最新のブログから2009年頃までのブログまで読むふけってしまった。

UEI/ARC shi3zの日記

これだけ濃い内容が、ただで読めるとは良い世の中になったものだ。下手に本など買わず、せめて上記ブログを読み込み、それから起業などをしてもけっして遅くはないなと思う。

だが、起業ということに関して学びたいと思うのであれば、上記一冊読めば事足りると思う。起業のキモは結局「いかに失敗しないようにするか」ということだけだから、それを突き詰めばいいのに、欲かいて99%の起業家は失敗する。

そして、コロンビアの首都ボゴタのことだ。カルタヘナ、メデジン、となると最後に訪れたボゴタのことを書かねばと思い、この2,3日色々と考えていたが、経済、それにITのことを考えると、その気も失せた。

なぜなら、コロンビアのいた2週間、ずっと経済ということに関して考え続けてきたが、結論は出なかった。

Bogota02_2

世界を旅すると、どうしてもその国の人々の生活に注目する。そしてその先にある経済について考えることになる。特にアルゼンチンという南米の国に1年以上住み続けて、それに同じ南米の国であるコロンビアに来て、その経済状態の違いに愕然とした。

経済とは、結局その国に生きている人の生活の結果だ。どれだけ頑張っているかの中間試験みたいなものだ。だからっといって、別にどうってことはないけど。

『思想地図β』創刊記念シンポジウム~情報時代の人文知と言論~②

そうして、僕はボゴタについて書こうとしたのに、清水亮を知ったばっかりに、ニコニコ動画の彼らの対談を見てしまった。そして、彼らの言う、「思考のジャンプ」をしてしまい、今に至る。

でも、これは「思考のジャンプ」ではなく、「至高のジャンプ」ではないだろうか?コロンビアの首都ボゴタと、ニコニコ動画の彼らの対談はすべて僕のなかでは繋がっており、まったくジャンプはしていない、少なくても自分のなかでは。

で、最終的には今日はYOUTUBEつながりで、柳沢慎吾の下記動画を見てしまい、柳沢慎吾の懐の深さにやられてしまった。


中井貴一はとても難しい性格だと思うが、そんな人と30年あの関係を続けられた源泉はすべて柳沢慎吾にあり、その関係性が見れる動画は秀逸だなと思った。

最終的に何が言いたいかと言うと、自分のようなどこからどうみても論理的に破綻している文系人間と、きちんとした理系人間がうまく力を合わされば、けっこう面白い世の中が出来るのではということだ。

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言語を学ぶということについて:大いなる勘違い

最近、ネットで多言語を操る人たちのビデオを見る機会が増えた。

このビデオが面白いなと思ったのは、アイルランド人と黒人(アメリカ人)の二人が、ショッピングモールに行って、見知らぬ外国人(主に移民の人たち)にその国の言葉で話しかけて、スピーキングの練習をするというアイディアだ。

カンボジア人とベトナム人のカップルに話しかけて、彼らの言葉で話しかけると、そんなことを予想だにしていなかったそのカップルは本当にびっくりしていた。

多言語を操る人たちのことをポリグロットと呼ぶらしいが、10言語以上もの言語を覚える意味はあるのかなとふと思ってしまった。ただ単純に趣味としては面白いかもしれないが、そんなマイナーな言語を操るモーゼスさんほとんどそれらの国に行かずその国の言語をマスターしているらしい。

趣味としては高尚な趣味だと思うが、全く自分のアプローチとは異なるなと思った。19歳のときにスコットランド首都エディンバラに留学したときは、それまでに英国文化にすっかり浸っており、UKロックを毎日聴き、オスカー・ワイルドの文学に慣れ親しんでいたので、自分にとってイギリスで英語を学ぶに行くのはとても自然なことだった。(アイルランドに行く選択肢もあったけど、前年にエディンバラを旅してすっかり気に入ってしまったので、エディンバラを選択した)

今、スペイン語を学んでいるのは、たまたま来たブエノスアイレスという街がすっかり気に入ったので、ここに住んでいる人たちの文化や政治、それにしきたりを学ぶにはスペイン語という言語を欠かせないから学んでいる。

言語が生成された過程には文化、歴史などを入り混じり、そのバックグラウンドには膨大な領域が広がっている。それを感じ取りつつ、イディオムやスラングなどを学ぶと、彼らの精神に少し触れた気になる。

だから「フィリピン英語」「インド英語」ととやかく言う人たちのことが理解出来ない。もうそれらは、例えば「イギリス英語」「アメリカ英語」と切り離された文脈に語られるべきであり、別次元の話しだ。

もちろん、訛りなどや発音などなくなるべくスタンダードな英語を英語学習者は習うべきでだ。だが、そういう意味ではアメリカ人、イギリス人、フィリピン人などはほぼ同等な立場に立っている。(フィリピンの貧富の差は激しいので、まともな英語を話せるのはある程度裕福な家庭で育った人たちに限られるが・・・・だが、アメリカなんかも、ぶっちゃけそれは同じだ)

言語だけを学びたいならば、フィリピン人のオンライン英会話で学べばいいし、留学するにもわざわざ高いアメリカやイギリスに行くことはない。フィリピンで十分だと思う。

そして、今求められているのは世界で活躍するためのコミュニケーションの道具としての英語であり、それ以上のものではない。

そのことを勘違いしている人たちが多すぎる。

しかし、理想を言えば、留学する時間があればまずはフィリピンに留学して、ある程度コミュニケーションが取れるようになってからアメリカなり、イギリスなり自分の興味のある国に行くことをお薦めする。そのほうが費用対効果は断然高い。(もちろん、フィリピンだけで済ますという選択肢もありだけど、イギリスなどに行くと特に色々な人種がいて、面白い経験ができます。フィリピンもそのうちそうなる可能性は大だけどね)

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2012年7月22日 (日)

経済発展の次に来るものは:ブエノスアイレスとボゴタの狭間で

10代、20代の頃はずっと文学と哲学に夢中だったけど、最近は経済に夢中だ。
30代になってから、特に起業してからたくさんのビジネス本、それに経理と税金の本なども読んだ。

ただそういうミクロの動きには最近興味はなくなり、どちらからというほかの国に行って、現地に人たちの生活をじかに見て、そこからその国の経済全体に思いを馳せるのが今のマイブームだ。

たとえば有名な投資家ジム・ロジャースが世界を旅し、実際に自分で目で見て、その国に投資をするかどうか決めるというのは、筋が通っていると思う。

ただ・・・・・その残念なことに経済3流、政治4流のアルゼンチンという国にうっかり居着いてしまっている。(コロンビアに行く前はアルゼンチンはせいぜい2流国と思っていたのですが、あの国の経済状態を見てしまうと、アルゼンチンは遥か下だなと痛感して、ワンズワードによる世界経済調査では格下げになりました)

だが、例えば今政治、経済ともに一流の国と言われる人たちは、その生活に満足しているのだろうか?日本は経済1流、政治3流と言われていたが、毎年3万人もの自殺者を出しているし、経済も政治も比較的うまくいっているヨーロッパも大変な混乱のなかにある。

結局のところ、人生楽しいのが一番と思うと、アルゼンチンという国は俄然輝きだす。アルゼンチン人のこの「根拠なき幸福感」というものは実際素晴らしい。

日々、ドル規制が進み、今では皆こぞってドルをブラックマーケットで売っぱらい、輸入規制も今年になって一段と厳しくなり、MacBookAirなどは日本の倍以上の値段がする。どのスーパーマーケットに行っても、国内品しかないので、品揃えには大差ない。

日々、出口なく保護政策を実施に、着実にその破綻の足音が聞こえてくるが、人々は肉を食い、ワインを飲み、タンゴを踊り毎日祭りのような日々を送っている・・・・ように見える

Bogota01

同じ南米の国コロンビアの首都ボゴタのスーパーマーケットには日本の紀伊國屋のように輸入品が大量にあり、MacBookAirも日本と同じ値段で変える。洋服もレストランも充実しており、さらにブエノスアイレスよりも若干安い。でも、ブエノスアイレスの人たちのほうがなんだか無邪気に人生を楽しんでいるように見えてしまう。

繰り返し言うが、アルゼンチンは明日何が起こるかわからない政情不安定な国である。過去に何度か国が破綻しており、軍事政権の頃は頻繁に人が誘拐され、理由もなく処刑されていた国だ。(ちなみに30年ほど前の話しです)

結局のところ、経済や政治という目に見える枠組みを超えたところに、人の幸福というものは存在し、それはきっともっと身近なこと・・・・・例えば好きな人から同じように好かれるとか、人と人とのあいだにスペースがありコミュニティが存在し、それに守られていたり、そんな本来見落としがちなところから生まれるのではないだろうか。

「金持ちにはなりたいけど、すげー楽したい」というのがアルゼンチン人の経済に対する通念だと思う。日本の「サービス残業」の実態を聞いたら、きっと卒倒してしまうだろう。アルゼンチンが再び先進諸国の仲間入り、もしかくコロンビアのように素晴らしい経済発展を遂げることはもうないかもしれない。

でも、いいじゃないか。

別に経済発展がすべてではない。彼らはもう何度も財政破綻しているので、そのことはDNAに刻み込まれているのだ。経済発展以外のなにかをきちっと形として表現出来るようになれば、彼らは世界中から注目する存在になるかもしれない。そんなことをのんきに夢想しながら、ブエノスアイレスで日々を送っている。

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(ぽちっと応援よろしくお願いします)

 

ちなみに自分にとって、「経済とは?」と訊かれたら、柳沢教授のセリフが浮かびます。全巻通して読む価値のある深い漫画です。彼の経済について洞察、人生についての洞察は漫画というジャンルを飛び越え、すでに文学の域に達しています。全巻大人買いをおすすめします。

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2012年7月20日 (金)

英語でのプレゼンについて:人に何かを伝えるということ

ずいぶん前に出席した英語教育関係の学会で、ある教授が日本人の学者の英語に言及して「あなたが日本人であるなら、必ずネイティブチェックをしてもらってから論文をこの学会に提出してください」と海外の学会の応募要項に明記してあり、非常に恥ずかしいと発表していた。

アジア人というくくりではなく、はっきりと「日本人」と明記してあり、いかに日本人の書く英語がひどいかということをその教授は指摘し、今後「みんな平等」というような教育は辞めて、中国のようなエリート教育を取り入れないと、日本の未来はないとのことだった。

これは全くそのとおりで、日本人は英語でも日本語でも、「難しいことを難しく書く」ことを良しとしている傾向があり、そのスタイルで論文などを提出すると、海外からはひんしゅくを買ってしまう。海外のスタンダードは「難しいことをいかに簡単に書くか」ということだからだ。(もちろん、ジェイムズ・ジョイスやプルーストなどの文学はちがうけど)

とくにプレゼンなどをするときは、いかに自分のアイディアを誰にも分かりやすく簡単に伝えるかということが肝心になる。(ちなみに僕はプレゼンは苦手です。日本語でも英語でも噛みまくります)

上記の茂木先生の英語のプレゼンを見ながら、そんなことを思ってしまった。例えば、この動画の2分28秒くらいのところで「Why such a variation?(なぜそんなにバリエーションがあるのか?)」というスライドがあり、英語的にはなんの問題もないかもだけど、でも「Why do they all look so different?(どうしてみんなそんなに違うの?)」としたほうが言いたいことがより伝わると思うし、より口語的だと思う。

茂木先生の英語力を批判するコメントがあるようだが、たぶんそれは問題ではなくて、単純に上記のような小さな積み重ねで、結局何をいいたいのか非常にわかりづらいプレゼンという印象に繋がってしまう。(特に主題が難しく高度なだけに、余計に分かりにくくはなり易い。その道の専門家が一般向けにプレゼンするときは、「猿にも分かるように」というのが鉄則なのだろう)

それに比べると、このヨーヨーの世界チャンピオンのプレゼンは素晴らしい。簡単な英語で自分の人生を語り、観客とコミュニケーションを取りつつ、彼らの反応を見ながら笑いを誘い、そして最後には超絶ヨーヨーで観客を虜にする。

プレゼンに必要なあらゆる要素が詰まっており、さすがはエンターテイナーだと思う。脳科学者とプロのパフォーマーを比べたら当然、差が出るのは当たり前だけど、それでも「プレゼンとは?」と言われた時に、このプレゼンにある要素を考えながら、構築していくべきだと思う。

プレゼンとは自分の考えを発表する場ではなく、あくまで自分の考えを伝える場なのだ。

きっと多くの人がそれを履き違えてるから、退屈でどうしようもないプレゼンになるのだろう。(自戒を込めています)

よくばらずにせめて一つだけでも伝わればいいというぐらいでちょうどいい。あの有名なスティーブ・ジョブズのプレゼンだって人々の記憶に残っているのは「Stay hungry, Stay foolish」ということだけなのだから。

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2012年7月18日 (水)

麻薬の街から芸術の街へと:メデジンで考える街の作り方

コロンビアに行った目的がカルタヘナの旧市街を見ることだったので、一週間経ったぐらいで「さて、次どこ行こうか?」と考えた。(合計で2週間滞在予定だったので、まだ丸一週間時間があった)

カルタヘナからキューバまでの飛行機があったので、ついでにキューバ滞在という選択肢も思い浮かんだ。キューバはずっと行ってみたい国だったし、刻一刻と情勢が変わっているので、早く行かねばという思いも強い。それでも、せっかくコロンビアに来たのだし、もうしばらく滞在してみるかと思い、なんとはなしにコロンビア第2の都市メデジンに行くことにした。

Botero

以前まではメデジンと言えば、メデジン・カルテルという麻薬犯罪組織がすぐに思い浮かんだだろうが、今はこの人、芸術家ボテロだ。(一部ではデブ専と揶揄されているボテロですが、実際彼の彫像と絵画を見ると、そのビジョンに圧倒される。特にキリストを描いたシリーズは、よくぞこれほど悲劇的な題材に新しい光を与えて、全く新しいアートに生まれ変わらせたと感嘆した)

彼にとってその特徴的なフォームで人やものを描くのは、あくまでそれらの官能性を表現しているだけであり、それが彼の世界の見方だということがよく伝わってくる。

Kiss_medellin

そうして、ませたコロンビアの少年はその官能性にやられてしまい、彫像にキスまでしてしまう。

メデジンの街自体はとてもモダンで、治安もよく、人も本当に親切で居心地が良い街だった。街のサイズ的に動く回るにはちょうどよく、気候も常春で快適だ。(カルタヘナは常夏、コロンビアの首都ボゴタは常秋と、土地によって色々な季節がいっぺんに体験できる、そんな素敵な国コロンビアです)

Medellin_sky(標高1500メートルの盆地にあり、京都生まれの自分としては、馴染めのある光景でした。ちなみに滞在したホテルはこちらですが、高級住宅街にあり、近所にレストランやバーがたくさんあり、便利でした。トリップアドバイザーの口コミは信頼できます)

ボテロ広場にあるボテロ美術館で彼についてのドキュメンタリーが流れいて、それをぼーと見ていると、いかにメデジンという街がボテロという芸術家を使って生まれ変わったのかよく理解出来た。麻薬というイメージ最悪なものから抜け出るためにボテロという傑出したメデジン出身の画家がいたことが幸いし、彼を担ぎだして、イメージ再生し、いわば町おこしして見事それを成功させた。

それにしても麻薬の街からアートな街へと飛躍的な変化だ。そういう意味では、メデジンは現在のコロンビアの在り方を象徴しているのかもしれない。すでに過去から逸脱し、新しい価値観を現在進行形で生み出している。

メデジン最終日にはグアタペという近郊の町へと繰り出した。そこには巨大な岩石があり、700段もの階段を登ると、メルヘンチックな光景が広がっていた。

Garape01

グアタペはまさに山の気候で、何度も雨に振られたが、それでもタイミングよく、大事なときには晴れ間が広がっていたので、とても楽しい時を過ごした。

Garape02

メデジンには合計5日間しかいなかったが、それでも充実した時を過ごすことが出来た。またふらりと訪れて、ブエノスアイレスよりはどこかのんびりとしている雰囲気のなかで、ぼーとしてみるのもいいかもしれない。


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ちょっと気分転換にランキングに参加することにしました。プロフィールは「世界一周をほんの30年ほどかけてしようかなと。たいだいまブエノスアイレスで1年以上沈没中」というちゃらけたものですが、このカテゴリで参加出来る人たちは「永遠の旅人・中田英寿」「セルフプロデュースの達人・本田直之」それに「沢尻の元恋人・高城剛」など偉人の方ばかりです・・・・・その末席に参加させていただければと。

ちなみに高城剛氏のメルマガを絶賛購読しており、毎週金曜日楽しみにしています。世間のイメージとあれほどずれた偉人も珍しいなと。

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2012年7月17日 (火)

カリブ海の街カルタヘナにて:クオリティ・オブ・ライフを考える

なぜコロンビアに行ったのかと言うと、おそらく雑誌かなにかでカルタヘナの写真を見て、なんとなく行きたいと思ったからだと思う。

Hotel_cartagena

コロンビアというと、一般的には麻薬とやたらと治安が悪いとうイメージしかないが、今はまったくそんなことはなく、むしろ現在住んでいるブエノスアイレスよりも治安はいいという印象を持った。

Wall_cartagena01

カルタヘナの旧市街は世界遺産に登録されているだけあって、とてもおしゃれでいかにも南米という色使いが印象的だった。観光地だけあって、日本のリゾート地並に高かったが、それだけの価値はあると思う。特にカルタヘナ近くの島々(ロザリオ諸島)の海はとても綺麗で、いかにもカリブ海という感じだった。(しかし、カルタヘナの海は千葉の九十九里浜程度の綺麗さだったけど)

Cartagena_wall02

ブエノスアイレスの冬の寒さにすっかり参っていたので、常夏のカルタヘナの気候ですっかり気分を良くし、結局1週間滞在した。近くの島に行ったり、火山に行ったりと充実した日々を過ごし、また近いうちに行ってみたいと思う街だった。(ブエノスアイレスからだと往復5万円くらいで行けるので、日本だとタイリゾート程度の距離感だと思う)

ドイツの哲学者ニーチェはよく肉体が及ぼす精神への影響について言及したが、まったくそのとおりで、天気がいいと気分がいい。ひたすら天気が悪く寒い北欧でニーチェが気嫌いする悲観的な実存哲学が生まれたのも、偶然ではない気がする。海と太陽と白い浜辺で哲学者を気取るのは到底無理な相談だ。

アルゼンチン人はとかくチリ人とコロンビア人を馬鹿にする傾向があるが、両国ともアルゼンチンよりもはるかに素晴らしい経済発展を遂げ、治安もいい。(コロンビア経済に興味のある方はこちらの三菱UFJリサーチ&コンサルティング の2012年のレポートをお読みください。体感的に非常に正しいと思います)

ブエノスアイレスの次にどの国に住むのかとよく訊かれるけど、コロンビアという選択肢も悪くないかなと今では思い始めている。別にそれは経済発展どうこうという問題ではなく、クオリティ・オブ・ライフを考えると、悪くないと思えるからだ。

世界経済の中心は今後はアジアであることは間違いないが、人生において別にそれが最優先される必要もないと感じている。シンガポールやインドネシア、それにフィリピンといった国々に住みたいと思わない最大の理由が彼らの価値観が「経済発展がすべて」であることに尽きる。

そのような意味で全く違うベクトルを持っているアルゼンチンに魅力を感じるのかもしれない。

だが、コロンビアという国は経済発展を目指しながらも、それほど自分たちの人生を犠牲にしているようには見えず、なんだか楽しそうでもある。もっとこの国を知りたいと思った今回の旅だった。

きっと、だから旅することはやめられない。いつも予想を裏切り、新しい知識と知見をもたらしてくれるから。

Cartagena03


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2012年7月12日 (木)

アゴラ:世界一周のすすめ:ブエノスアイレスなう

自分が住んでいる街である「ブエノスアイレス」というキーワードでツイッター検索をすると、けっこうな確率で世界一周をしている日本人のつぶやきが引っかかる。

世界一周ブログ

自分自身、17歳のときに初めて行った海外旅行で、「世界には自分と全く違った価値観、考え方を持った人たちが本当に存在する」ことに驚くとともに、「世界というものが本当に存在するのかどうか」再度確かめに翌年ヨーロッパ旅行に行った。(今を持ってすれば全くナイーブな動機だったけれども、当時は真剣だった)

そして、19歳で単身、「陸路でスコットランドの首都エディンバラに行く」というミッションを設けて、2ヶ月かけて広大なユーラシア大陸を横断した。

カタコトの英語しか話せず、インターネットもなかった頃、特にロシアという未知の国をシベリア鉄道で抜けるのは、かなりの冒険だった。(実際、バイカル湖を見るために立ち寄ってイルクーツクでシベリア鉄道の出発時間に変更があり、一悶着あった)

金も経験もないときに旅をすると、人生を飛び級で進級出来る。なぜなら金と経験で、多くのことが解決出来てしまうからだ。その武器を使えないとなると、人生はとたんにややこしくなる。

そして、今インターネットがある。

さらにこの円高だ。今、若くて金がなくて、日本に悶々としているならば、半年か一年死ぬ気でバイトすれば、100万や200万は貯まる。それで世界一周になんなり行くほうが、半端な勉強しかしない日本の多くの大学にいるよりは100倍いい。(ちなみに自分も旅行と留学費用を貯めるためにウェイターから交通量調査のバイトまで数多くのバイトを経験した・・・・全く楽しくはなかったけど、いい経験にはなった)

世界を旅することは、もうそれほどハードルが高いことではない。

重いバックパックを背負って宿探しに右往左往することもなく、ネットを使って一瞬で明日の宿の予約ができ、カタコトの英語で道を尋ねるよりは、無料のWIFiを使って自分の現在位置をGPSで知り、自力で目的地に着くことも出来る。

そして、世界で得難い経験をすればFACEBOOKやツイッター、それにブログを通じてみんなと共有することも出来る。

世界一周でも二周でもしてみればいい。べつにそれはもはや特別なことではなく、やろうと思えば誰でも出来ることだ。ただしかし、世界を実際に見た人と、インターネット上でしか世界を知らない人との間には埋めようもない差が生まれることも事実だ。それを手に入れるためだけでも日本を出る価値はある。(もちろん、自分のようにブラジルのサルバドールで一週間のうちに二回襲われたり、インドで耐え難い腹痛に悩まされたりするリスクは未だ存在するけど、その価値はある)

「ブエノスアイレスなう」という日本語のつぶやきが増えることが、ゆくゆくは日本という国の未来を明るくしてくれる希望になってくれる気がしてならない。

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2012年7月11日 (水)

英語の先にあるもの:楽天の英語公用語化など

最近、楽天の英語の社内公用語が話題になっている。以前、自分もこの件に関して、ブログに書いた。

日本企業が行う英語公用語化について

基本的には今も同じようなことを思っていますが、ただ、日本の英語教育全体から見ると、刺激的なことではあると思う。楽天の社員の方々には人身御供的な立ち場になっていただき、恐縮ではあるが、こうでもしないと劇的に日本人の英語力は変わらない。

グローバルという観点から見ても、「英語、英語、英語」って言っている時点で、遅れている。世界ではすでに英語を当たり前のように話す人で溢れているし、三木谷社長の英語の間違いを指摘する暇があれば、自分のビジネスに注力し、今後迫り来る経済危機に備えた方がいい。(ちなみに上記ブログにあるビデオは必見です。特に起業したい人にはとても魅力的なコンテンツがいっぱい。エジプトの起業家の人と、ノルウェーの起業家の話はとても面白いのだけど、うちらのヒロシは・・・・・きっと真面目な人なんだろうな)

フィリピンなどに行くたびに思うのだが、「英語を話す人がいっぱいいるから、英語が話せるようになる」のだろうなと思う。もちろん、彼らの英語とて完璧からほど遠いが、ビジネスをするには十分な場合が多い。

今、求められているものは「英語の先」にあるものであって、英語そのものではない。それが世界の潮流だが、日本はそれに大きく乗り遅れている。それはそれで面白い状況ではあると思うし、今後の展開次第では、巻き返しも可能だと思っている。

だから、もう「英語、英語、英語」というのはやめて、間違いだらけのジャパニーズイングリッシュでもなんでもいいから英語を話して、外国人とコミュニケーションを取る努力を始めた方がいい。

人はあなたの英語に興味はなく、あなたが話す内容にしか興味はない。

いつまでもRとLの発音に悩んでいないで、とにかくしゃべる機会を増やして、「なんちゃって英語」でコミュニケーションを取っていけばいいのではと思う。

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2012年7月10日 (火)

JOE先生について:励ましのメッセージ募集

すでに会員の皆様はご存知かと思いますが、先々週からJOE先生が緊急入院し、現在長期療養中です。本人のプライバシーの問題もございますので、詳しい病名などは明かせませんが、かなり深刻な状態です。

本人の希望もあって一度イギリスに帰国し、彼の地で治療をしておりますが、予断を許さない状況です。すでに会員様の温かいお心遣いでワンズワードフォーラムに「Joe先生の回復を祈るメッセージ投稿募集(会員様のみ閲覧可能」が立っておりますし、新しくFACEBOOKにも同様のトピックを立てました。(こちらをクリックしてください)

どのようなことでもいいので、励ましのメッセージがございましたら、ぜひ書き込みをお願いします。本人は入院中の状態でも「ワンズワードの生徒のために英語を教えたい」と強い希望を持っています。その希望が実現するかいなかは、もう医学の問題というよりは、気持ちの問題かと思っています。

JOE先生がワンズワードで英語を教え始めたのは、もう1年半以上も前のことになります。勤務し始めて、2,3ヶ月経ったときに個人的にスカイプで話したことがあったのですが、そのときに「ようやく自分が満足が出来る働き場所が見つかった」と言ったことを今でも覚えています。

彼は日本で20年ものあいだ英語の先生として働き、大手英会話学校で企業研修なども受け持っていました。それでもワンズワードの生徒のほうがヤル気もあり、モチベーションも高いので英語を教える甲斐がずっとあると言っていました。

そんな生徒思いのJOE先生に対しての熱い応援メッセージをお待ちしております。


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2012年7月 4日 (水)

正しい目標設定をするために:英語をきちんと話せるようになるために

新しく「ケンブリッジ試験対策準備コース」を開設した。(詳しい内容に関しては、巻末に転載した7月5日に出すプレスリリースをご覧ください)

オンライン英会話スクール「ワンズワードオンライン」を立ち上げた頃は、自分の役目としてはひたすら優秀な先生を確保することと、利益を正しく分配することだと思っていたが、最近は「いかに語学を効率的に勉強するか」ということを伝えるのも自分の役目なのではと思い始めた。(思い上がりかもしれませんが・・・・)

英語、それに現在はスペイン語を学習していて、「いかに言語をマスターするか」ということに関しては、すでにそれなりのノウハウがあるし、日本人の学習者を見ていて「英語の勉強の仕方が分からない」という人たちが自分が思った以上に多いことに気づいたからだ。

まずはその一段として、「英語をきちんと話すための目標設定」のためにケンブリッジ試験準備コースを設置した。昨日、今日の自分の学習結果に一喜一憂していても仕方がない。半年、一年後の自分の英語力の上達をきちんと思い描いていないと、いつまでたっても成果は上がらない。

具体的な目標を設定し、そのためにどうすればいいかを考え、それを毎日実行していくことが語学習得の唯一の手段だ。それ以外に方法はない。そのための手助けを今後もしていきたいと思っている。

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報道関係者各位                2012年7月5日
プレスリリース                株式会社ワンズワード

オンライン英会話スクール業界初!英国ケンブリッジ試験準備コース開設のお知らせ:本当に英語が話せるようになるために正しい目標設定をする

オンライン英会話スクールを運営する株式会社ワンズワード(代表取締役:松岡祐紀)は2012年7月5日より、「ケンブリッジ試験準備コース」(http://www.onesword-online.com/guidance/lesson)を開設しました。

ケンブリッジ試験とは、英国ケンブリッジ大学が実施するCEFR(欧州共通言語参照枠)に則り、英語の4技能(スピーキング、リスニング、ライティング、語彙・文法力)を計る試験です。CEFRはヨーロッパ各国が語学力を計る際に用いる評価基準であり、それに対応した英語試験としてはケンブリッジ試験が最も権威があります。

ヨーロッパ各国の大学・企業だけではなく、アジアでも中国・台湾・韓国の各国がCEFRに沿った英語教育カリキュラムを実施し、2012年度から日本でもNHKが自社テキストを評価する基準としてCEFRを採用しました。(詳しくはこちらをご覧ください)

日本では「英語を話せるようになりたい」と漠然と思っている人たちが多くいますが、現実的な目標設定がおろそかになっている傾向があります。ケンブリッジ試験では、当然のように面接官による口頭試験、それに実際のニーズに応じた自由筆記試験がありますので、ケンブリッジ試験のFCE(中上級に値する試験)に合格すれば、国際的にも「英語が話せる」という証明になります。(この件に関して、弊社代表がこちらで詳しく解説しております)

現在、起業それにノマドや既存の働き方と違った働き方が注目されています。それを実施するため、特にグローバルにビジネスを展開するために英語は必須です。(弊社代表も現在、ブエノスアイレス在住で、今現在はコロンビアに滞在しています)

「漠然と英語が話せるようになりたい」という単純な思いで英語を勉強するのと、きちんと目標設定をしてから、それをどのように習得していくかということを考えるのとでは、おのずと結果が違ってきます。

日本でしか通用しない、また、実際には話せるようにならない資格を目標に勉強することには意味はありません。国際的に通用する人間になるためには国際的な英語資格を取得することから始めるのが一番です。

本件に関するお問い合わせ:(担当:松岡)support@onesword-online.com

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