人を信頼するということとは:ワンズワード流の育て方
来年、3月下旬にEgo Ugan三姉妹を日本に呼ぶつもりだ。本来はもっと早い時期に呼ぶ予定だったが震災の影響などもあり少し遅らせた。
JOY先生を日本で呼んでからもう丸一年経つが、今後定期的に先生たちを日本で呼んで、生徒様と交流してもらいたいと思っている。
でも、たぶんそれは大義名分で、本当はそういう場を創るのが好きなんだと思う。人と人が出会う場所をプロデュースするのが好きなのだ。もちろん、誰でもいいわけではない。自分が信頼した人たちが有機的に繋がって、なにかが生まれるのが好きだし、うまく彼らを繋げてまた新しい何かが生み出されればと想像するだけで楽しい。
思えば去年JOY先生を呼んだ時は事業としては一円も儲かっていなかったが、それでも呼んだ。働き詰めの彼女に違った経験をさせたかったし、お金というモノサシで計れない何かが世の中にあるということを理解して欲しかった。それにやはり日本という国と人をより深く理解して欲しかった。
今回は三人呼ぶので、自由に行動させようかと思っている。好きなところに行って、好きな食べ物を食べて、好きに行動させようかと。無責任かもしれないが、いい大人三人、いちいち指図やアテンドしなくても行動できるだろう。あっちいけ、こっちいけと言われるよりは、より自分を成長させることができるのはと思っている。
会社としては、成長させるチャンスを与えることは重要だ。結果、成長しなかったら、それは会社の責任ではなく、個人の責任だ。だから最初からなるべく厚遇をし、昇給やボーナスなども与える。わかりやすいシステムが一番だと思っている。
人を信用すると裏切られるのが怖いという人がいる。
しかし、人を信用するということは、それも込みでその人に期待することだと思っている。
信頼を裏切られたら、その人にとってロスだと思うが、自分にとってあるいは会社にとってロスだと思わない。なぜなら、自分がベストだと思える環境を彼らに提供している自負があるからだ。
100%リスクのない人生なんてありえないし、リスクを率先して取ったほうが見返りが大きい。ルールでがんじがらめにして人を管理するのはある意味簡単かもしれないが、そんなことには興味はない。
自由な環境を与えて、そこで心底努力する人間と一緒に働きたい。
自宅でスカイプを使ってレッスンを行うという形態を取っている以上、それは変わらない。
「言語を教える」ということはとてもクリエイティブな作業だ。とすれば、レッスンの質は先生たちの創造力にかかるところは大きい。研修をして、ある程度の教え方を指示することは出来るが、最終的には本人たちの努力がものを言う。
このやり方が絶対的に正しいとは思わないし、間違っているかもしれない。だが、自分の会社では自分が信じている信念で持って経営をしていきたい。結果は、長い目で見れば出るだから、焦ることなく自分たちが出来ることを行なっていきたい。
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