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2011年9月23日 (金)

ビジネスについての一考察:とあるスペイン語レッスン

今日はマンションを購入したばかりのロレーナ先生が、次はスペイン語の先生としてだけではなく、自分でもビジネスをしたいからということで、色々と相談にのった。

多くの人は気づいていないか、それとも特に意識していないのか分からないが、通常のビジネスモデルは結局は二種類に集約される。

1つは「とにかく安い」ということ、もう一つは「オリジナルである」ということだ。

安さで勝負すると、ビジネス的にはけっこうきついが、多くのバイを争うことになるので、当たればでかい。もう一つのビジネスモデルであるオリジナルティー(独創性)を追求すると、当たってもそれほど多くの収益は見込めないが、身の丈にあった経営を心がければ、そこそこうまくいく。

で、この二つを兼ねあわせたものが、大成功をもたらす。例えば、ユニクロだ。おそらく、ユニクロ以前にも多くの企業が中国に生産拠点を持っていたし、今では当たり前のようにどの企業も中国で洋服を作っている。しかし、ユニクロは出来る限り安く、出来る限りいいものを追求した。その結果、世界的な成功を収めつつある。

物販の場合は、上記のようなことが可能ではある。規模が大きくなればなるほど、スケールメリットは多大になり、ほかの追随を許さない。

しかし、うちのようにオンライン英会話スクールのようなサービス業はそうはいかない。ワンズワードで雇用するような「本当に優秀な先生」は限られているし、規模が大きくなっても、先生の給料は増えることはあっても減ることはありえない。(これが物販だと、規模が大きくなればなるほど、コストは下がる。それが一番大きな違いだ)

上記のようなごく基本的なことを説明しながら、ここブエノスアイレスで可能なビジネスを彼女と一緒に考えた。そもそもの問題はこの国の規制がかっての日本のように厳しく、普通にビジネスをしようとしてもそれもままならないことが問題だ。

すっかり僕に感化されてしまった彼女は僕と同じようにスペイン語のオンラインスクールを作って自分で経営しようとちょっと本気で思っているらしいが、それだと市場の選定が正直難しい。(そういえば、僕に感化されて韓国語のオンラインスクールを立ち上げている友人もいる)

彼女は「アメリカはどう?」と訊いてきたが、そのような大雑把な市場の選定は無意味だ。例えばワンズワードオンラインのターゲットは「日本人、英語を本気で学びたい人、それに対して多大な労力と時間を費やすことを自覚している人、お金よりも質を重視する人」という言葉がキーワードになっている。

そこまで落とし込んでからサイト制作をし、マーケティングを行うのがビジネスの基本だ。で、このマーケティングが一番難しい。

ワンズワードと同じキーワードをスペイン語のオンラインスクールに当てはめた場合、「そういう人はスペインなり、南米なりに短期間留学するだろうな」というのが正直な感想だ。

それにやはり欧米人が言語を継続して勉強するとは到底思えない。アラビア語や中国語ならいざ知らず、スペイン語は彼らの母語に近いので、その必要性がないからだ。

市場を日本とした場合でも、スペイン語を学びたい日本人は100人に1人くらいだろし、本気で学びたい人はきっと留学するのではと思う。なぜなら、英語よりも習得が難しい言語であることから、短期間でも留学しないと本当に習得することは不可能だと思うからだ。

「お金もないから、なるべくお金をかけたくないの」というロレーナ先生の希望に叶うような夢のようなビジネスモデルについて今後も考察はするが、自分は自分でやるべきことをやっていこうと思った今日のレッスンだった。

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コメント

通りすがりですが、スペイン語の方が英語よりも習得が(日本人にとって)難しいと言う根拠はなんでしょうか?

投稿: | 2011年10月15日 (土) 15時44分

コメントありがとうございます。

あくまで私見ですが、スペイン語と英語を比較した場合、その一番の違いは用法の難易度の高さではないでしょうか。

http://www.enforex.com/japanese/language/spanish-subjunctive.html

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1210306272

http://www.ut-life.net/study/lecture/spanish/

特に上記で取り上げられている接続法は、相当数の実践を積まないと感覚的に理解出来ないかと思います。

また動詞の活用の多さは半端無く・・・・・すべてを暗記しないと実用出来ないので、英語よりは暗記力が要する言語であることは確かです。

http://plaza.rakuten.co.jp/tortillas/diary/200705220000/

上記の方のように驚愕するのが当たり前かと思います。

最後になりますが、言語自体の難易度は下記にあるように個人の問題だと思います。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1114151726

ひとつ言えるのは英語をある程度マスターしたほうが、スペイン語習得はより容易になります。逆もまた然りです。

投稿: ユウキ | 2011年10月16日 (日) 11時34分

なるほど。
確かに活用の多さは英語の比ではありませんね。
ただ、発音の難易度(英語の方が音の数が多い)などほかの要素も考慮すると英語とスペイン語の難易度は日本語母語話者にとっては50歩100歩かなと思います。

結局、ある言語の難易度は自身の母語とその言語との距離に比例すると個人的には思っているので。

ちなみにリンクにある活用80というのはおおげさかと。
下記活用のうち、真ん中のTiempos compuestos comunesについてはhaberの活用と動詞の過去分詞(パターンあり)を覚えれば事足りるし、subujuntivo futuroは今はほとんど(というか全く)使われていないはずです。
http://www.wordreference.com/conj/ESverbs.aspx?v=ir

それと、接続法的な用法は英語にもあります。
英語の場合、接続法の活用をほかの活用で代用してしまっていますが(I wouldn't go there if I were/was you. Si yo fuera tú no iría.)
不確かですが、英語も昔は活用を使い分けていたのだろうと思います。(ちなみに活用が少ないのはそれだけ”ヒント”が少ない=理解しづらい、ということでもあるので活用が多いのは実はいい事なのかも)
ほかにもスペイン語を勉強していて、英語とよく似ているなと思ったのを覚えています。
なので、英語かスペイン語どちらかの習得がもう片方の学習/習得を容易にするというのは同意です。
これはとりもなおさず英語とスペイン語が言語的に距離が近いということで、日本語からするとこの二言語は同じ位遠い(難易度が高い)ところに位置しているということだと、思っています。

長々と書きましたが、目的は違えど同じように異国で生活している者として、陰ながら応援しています。

また、お邪魔しますね。

投稿: 通りすがり改めTCM | 2011年10月20日 (木) 23時23分

コメントありがとうございます。お互い頑張りましょう!

投稿: ユウキ | 2011年10月21日 (金) 03時53分

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