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2011年9月

2011年9月29日 (木)

ワンズワードオンラインが250名を達成したことへの雑感

震災の影響や乱立するオンライン英会話スクールのせいか、ワンズワードオンラインの成長率も以前ほどの勢いはなくなってはいるが、それでも先日ようやく登録している生徒様は250名を超えた。

まだまだ小規模だし、これからもどうなっていくか分からないが、先生みんなに感謝の意味も込めて、全員の時給をほんの少しあげた。(いつもボーナスなどで出しているのだが、今回は一区切りという意味もあり、全員昇給ということにした)

先生たちはみんな喜んでくれたが、そのなかでも特にSHAWIE先生が喜んでくれ、彼女はスタート時のメンバーでもあるので、あのときと比べると待遇面でも収入面でも比べものにならないと語ってくれた。

スタートしたときは生徒数はゼロだった。

それからもたいして増えず先行きは不安だったが、少しづつサービスの良さが伝わり、口コミを中心に増えていった。

今、ようやく当初の目標でもあった300名に近付いている。

スタート当初は300名くらいで小さく運営していければいいかと思っていたが、今はこのままの体制で1000名くらいまで増やして、先生の利益を最大化出来る仕組みを構築出来ないかと考えている。

つまりは管理する人間を最小限に抑えて、直接業務に当たっている人たち(この場合は先生)になるべく多くの給料をあげたい。

そうすれば先生の定着率も増し、先生についている生徒様も長く弊社で英語を学習してくれるだろう。ワンズワードは上場も目指していないし、投資家も入っていない。純粋に独立した資本で運営しているので、何をどうやるのかはすべて自分が決定権を握っている。

だからこそ、ソーシャルビジネスという枠組みのなかでビジネスを進めて、ビジネスと社会貢献をうまく融合していければと思っている。

別に先生たちに多めの給料払うことが社会貢献だとは思っていないが、「適切にお金を分配する」のは経営者の大切な役目ではある。自分は自分が出来ることを行い、それが人に伝われば嬉しいが、別にたいして伝わらなくても、まあ仕方がない。事業というものは人に何かを伝えるために行っているわけではなく、まずは自分がやりたくてやっているからだ。
(何事も自分の気持ちを100とすると、他人にそれが伝わるのはその10分の1かそれ以下だろう。だからこそ、伝える努力はなるべくする必要はあると思っている。そのためにブログを書き、先生たちとなるべくコミュケーションを取ろうと努力している)

オンライン英会話スクールを運営して、そろそろ2年になるが、驚くほどストレスは感じていない。単純にそれは自分がやりたいようにやっているからだろう。つい先日もトップページのイメージを変更した。

Ones_new_blog

イメージを変更したところで、集客には一ミクロンも影響はないかもしれない。だが、自分が満足していない箇所は自分の意思で改善出来るので、こういう作業はとても楽しい。

またほとんどのオンライン英会話スクールが無料で体験レッスンを提供しているなか、うちは有料の体験レッスンに切り替えた。ビジネス的には自殺行為に近いかもしれないが、これも自分が大切に思っている先生たちやサービスに関して、心ない人たちが心ないことを言ったり行なったりするのが我慢ならなかったからだ。

言語学習は所詮お気楽にできるものではない。ましてはひとつの言語を習得しようとすれば、それは一生の仕事と足りえる。そんな気概を持ったオンライン英会話スクールがひとつはあっていいのではと思っている。

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2011年9月28日 (水)

旅のスタイルについて:港町バルパライソで思ったこと

今はサンティアゴからバスで2時間の港町バルパライソというところに来ている。

サンティアゴでは停電に2回も遭遇し、この地では学生と軍隊との小競り合いに遭遇して人生で初めて催涙弾を吸込み、フィリピンでは大型台風のために14時間にもおよぶ大停電があったりと、波乱万丈な一週間だが、元気に過ごしている。(会員の皆様にはご迷惑をおかけして大変申し訳なく思っております)

Valvaliso01

街並みが世界遺産に登録されているだけあり、非常に風光明媚なところだ。海が近いこともあり、海鮮料理が非常においしい。

Gato_negro_blanco

2日間ここで過ごし、そのあと違う土地へと行こうかと思っていたが、結局サンティアゴに戻ることにした。サンティアゴの旧市街で3日間過ごしただけなので、今度は新市街に宿を取り、4日間ほど滞在して、そのままブエノスアイレスへと帰る予定だ。

ここに来るまではチリの前知識など一切なかったが、実際に何日かチリに滞在するととても過ごしやすい国に感じる。今度来るときはパタゴニアなどに足を伸ばして、色々と冒険してみるのも悪くないと思った。


話は変わるが、バルパライソではホテルに滞在しているのだが、やはりAIRBNBでアパートを丸ごと借りたほうが安くて、快適だなと思った。

http://www.airbnb.com/rooms/65706

サンティアゴでは上記アパートが75ドル(約6000円)で借りられるので、今後はAIRBNBで借りられるのであれば、すべてこのサービスを利用するだろう。

では今からサンティアゴへと向かいます。

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2011年9月25日 (日)

自分への自覚が謙虚さに繋がり、学習意欲を高めるということ。

チリにいようがアルゼンチンにいようが仕事は続くわけで、先生の面接も引き続き行っている。
フィリピン側から「素晴らしい先生候補がいる」ということで、最終面接を行った。

しかし、結果は残念ながら不合格だ。

彼女は現在、小学校の先生をしており、オンライン英会話スクールでも多少の経験はある。きっと小学校ではそれなりに評価の高い先生だと思うし、英語自体は完璧なので、オンライン英会話スクールでもある一定の層にはアピール出来る。

で、いつも思うのだが、英語が出来たからといって、だからなんだと。

そんなことで自身満々になられても、うざい。
ましてはネイティブスピーカーが何人も所属しているワンズワードでは、別に英語が完璧だからといって、なんのアピールポイントにならない。

「英語の能力」と「英語を教える能力」というのは、似ていても全く異なるものだ。そのことに自覚的ではない先生は、うちでは採用しない。

それに残念なことにフィリピンと日本のあいだには圧倒的な情報格差がある。フィリピンの一小学校教師の人生経験と日本に住んでいる人々のあいだには、そのおかげで持っている情報量に差が出てしまう。

もちろん、それを自覚し、その差を補うほどの優秀な先生がいることは事実だ。うちに所属している先生はそのような先生であると思って採用しているし、そのためにモニターレッスンなどを設けて正式に採用する前に生徒様からも情報をいただいている。

別に日本人を教えるから日本人のことを知るべきだとは思わない。だが少なくても、異国の人間は自分とは全く違う価値観のなかで生き、そこに経済格差がある場合は人生経験においても大きく差がついてしまうことは少なくても自覚すべきだ。

そのような自覚が人間を謙虚にし、学習意欲を高めて、またより良い先生になろうとする動機にもなる。学校というのはとかく閉鎖的な空間なので、「なぜか自信満々」という人種を生成しやいので、前歴が「学校の先生」という場合は気を付けなくてはいけないと思った面接だった。

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チリ:サンティアゴという夢空間について

今、チリのサンティアゴに来ている。

Chile0001

生まれてこの方、チリへと行こうと思ったことはなかったが、ビザ更新のためにこの地へとやって来た。ブエノスアイレスにもう何年も住んでいる外国人と知り合いになったが、彼らもみんな3ヶ月毎にビザ更新のため、違う国へと一旦行っているという。

会社を経営している場合は、長期ビザ申請は可能らしいが、大量の書類とそれと同じくらいの忍耐強さを求められることは容易に想像出来るので、もう少しスペイン語が出来るようになってから考えることにしている。

では、なぜほかにもたくさんある候補のなかからチリを選んだかというと・・・・・・

Uni01

そこにウニがあるからにほかならない!

昨日の深夜に着いて、今日の昼前にさっそくサンティアゴの中央市場に行って、ウニ盛りを食べてきた。37年生きてきて、昼からウニ盛りを食べたのは初体験だ。ブエノスアイレスの中華街で買った日本製のわさびをわざわざ持参してきた甲斐があったというものだ。

ブエノスアイレスにはとにかく肉、肉、肉しかない。
たしかにアルゼンチンの肉は世界一おいしいと言われるだけあって、とてもおいしい。しかし、ずっと海鮮物を食べてきた日本人として、魚と言えばサーモン程度しか食べられないことは耐え難い。

こちらが日本人だと分かるとチリの人たちは「ウニ、ウニ」と言って声をかけてくる。
(ちなみにデフォルトで、「おまえ、ブラジル人か?」と言われます。たしかにこんな顔したブラジル人はサンパウロでよく見かける・・・・)

中央市場には「これでもか!」というくらいの大量の海鮮物が溢れ、一瞬「住もうか?」と思うくらいの強烈なインパクトを抱かせる。この半年間、外食といえば肉しかなかった現実を忘れさせてくれる夢空間が広がっていた。

今のところチリ=ウニというイメージしかないが、これからしばらく滞在するので、色々とこの国のことを学び、体験したいと思っている。

Chile01

アルゼンチンの国旗もおしゃれだが、チリの国旗の素敵です。


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2011年9月23日 (金)

ビジネスについての一考察:とあるスペイン語レッスン

今日はマンションを購入したばかりのロレーナ先生が、次はスペイン語の先生としてだけではなく、自分でもビジネスをしたいからということで、色々と相談にのった。

多くの人は気づいていないか、それとも特に意識していないのか分からないが、通常のビジネスモデルは結局は二種類に集約される。

1つは「とにかく安い」ということ、もう一つは「オリジナルである」ということだ。

安さで勝負すると、ビジネス的にはけっこうきついが、多くのバイを争うことになるので、当たればでかい。もう一つのビジネスモデルであるオリジナルティー(独創性)を追求すると、当たってもそれほど多くの収益は見込めないが、身の丈にあった経営を心がければ、そこそこうまくいく。

で、この二つを兼ねあわせたものが、大成功をもたらす。例えば、ユニクロだ。おそらく、ユニクロ以前にも多くの企業が中国に生産拠点を持っていたし、今では当たり前のようにどの企業も中国で洋服を作っている。しかし、ユニクロは出来る限り安く、出来る限りいいものを追求した。その結果、世界的な成功を収めつつある。

物販の場合は、上記のようなことが可能ではある。規模が大きくなればなるほど、スケールメリットは多大になり、ほかの追随を許さない。

しかし、うちのようにオンライン英会話スクールのようなサービス業はそうはいかない。ワンズワードで雇用するような「本当に優秀な先生」は限られているし、規模が大きくなっても、先生の給料は増えることはあっても減ることはありえない。(これが物販だと、規模が大きくなればなるほど、コストは下がる。それが一番大きな違いだ)

上記のようなごく基本的なことを説明しながら、ここブエノスアイレスで可能なビジネスを彼女と一緒に考えた。そもそもの問題はこの国の規制がかっての日本のように厳しく、普通にビジネスをしようとしてもそれもままならないことが問題だ。

すっかり僕に感化されてしまった彼女は僕と同じようにスペイン語のオンラインスクールを作って自分で経営しようとちょっと本気で思っているらしいが、それだと市場の選定が正直難しい。(そういえば、僕に感化されて韓国語のオンラインスクールを立ち上げている友人もいる)

彼女は「アメリカはどう?」と訊いてきたが、そのような大雑把な市場の選定は無意味だ。例えばワンズワードオンラインのターゲットは「日本人、英語を本気で学びたい人、それに対して多大な労力と時間を費やすことを自覚している人、お金よりも質を重視する人」という言葉がキーワードになっている。

そこまで落とし込んでからサイト制作をし、マーケティングを行うのがビジネスの基本だ。で、このマーケティングが一番難しい。

ワンズワードと同じキーワードをスペイン語のオンラインスクールに当てはめた場合、「そういう人はスペインなり、南米なりに短期間留学するだろうな」というのが正直な感想だ。

それにやはり欧米人が言語を継続して勉強するとは到底思えない。アラビア語や中国語ならいざ知らず、スペイン語は彼らの母語に近いので、その必要性がないからだ。

市場を日本とした場合でも、スペイン語を学びたい日本人は100人に1人くらいだろし、本気で学びたい人はきっと留学するのではと思う。なぜなら、英語よりも習得が難しい言語であることから、短期間でも留学しないと本当に習得することは不可能だと思うからだ。

「お金もないから、なるべくお金をかけたくないの」というロレーナ先生の希望に叶うような夢のようなビジネスモデルについて今後も考察はするが、自分は自分でやるべきことをやっていこうと思った今日のレッスンだった。

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2011年9月21日 (水)

これからのワンズワードのあり方:グローバルでのソーシャルビジネスの実践

現在、先生はすべてフィリピンで雇用しているのだが、なぜかというと、日本とフィリピンの経済格差が大きく、うちの雇用条件だと先生として優秀というだけではなく、「人として優秀な人」を雇用できるからだ。

システム的には多言語(スペイン語、ドイツ語、フランス語など)に展開できるビジネスモデルだが、上記のようなコンセプトで今の価格を維持するとなると、ほかの言語で展開出来る可能性は極端に低くなってしまう。

例えば、ここブエノスアイレスでスペイン語の先生を見つけること自体はそれほど難しいことではないが、今の価格を維持して「先生として素晴らしく、人間的にも尊敬できる」というような人材確保は不可能に近い。(ちなみに人が趣味として費やすお金は5000円〜1万円までが一般的とのことです)

ほかのもっと物価の安い南米(ボリビアなど)であれば可能であるかもしれないが、今度はインフラの問題も出てくるので、これもまた実現の可能性が低くなってしまう。

ただ日本というマーケットだけではなく、もっとグローバルに考えれば、うまくいくかもしれないが、本当にスペイン語を習いたいヨーロッパの人たちは実際にスペインに行くだろうし、アメリカ人は地理的に近く物価も安い南米諸国に行くだろう。

また彼らは「言語を継続して勉強する必要性」がそれほどある人たちではない。日本語や中国語を習うのであればいざ知らず、言語的に似ているスペイン語やフランス語を勉強する場合、高校や大学などである一定の知識を身に付けておけば、現地で半年間ほど集中して勉強すれば日常会話は出来るようになる。そして、多くの人はそれで勉強をストップしてしまい、それ以上の努力をすることはないように見える。

このように考えていくと、アジア圏の人たち(特に日本、中国、韓国)の英語に対する勉強熱心さは、世界的に見ればほかに類をみないといっていい。

そうして考えを進めていくと、「スカイプによる言語習得」というのは実はグローバルに展開出来るビジネスモデルではなく、実はとてもローカルなものだと実感出来る。

ビジネスとして考えるとそうなってしまうが、社会貢献という視点から考えると、アジアやアフリカの発展途上国の学校とフィリピンの先生たちをスカイプで繋げて英語を教えるというのは、面白いアイディアだと思っている。(こちらの記事を見ると、発展途上国にインターネットアクセスを提供している団体などはあるようなので、実行に移すこと自体はそれほど難しいことではない。問題はそのための資金をどのように確保するかだと思う)

下手にお金を稼ごうとするよりは、そういうことのほうがやりがいを感じるし、個人的に楽しくやれると思っている。寄付を募ってNGO団体に寄付をするということだけではなく、ビジネスと社会貢献をもっと有機的に繋げて、積極的にソーシャルビジネスを展開していければと考えている。

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2011年9月19日 (月)

異国の地での友達の作り方について:タンゴとテニスとスペイン語

先週末、日頃からお世話になっているメルセデス先生の誕生日パーティーを新しく引っ越した家で開いた。彼女とはかれこれ五ヶ月の付き合いで、ブエノスアイレスで最も多くの時を過ごした赤の他人ではあるので、色々と感謝している。

Party2011916

彼女のレッスンを週五回受講しているときは、さすがにお互い煮詰まったが、今は週三回なので、それほど煮詰まることもなくなった。だいたいレッスンとはいえ、赤の他人と毎日2時間も話すことなど、そうそうない。

レッスン前のスモールトークでも「週末何していた?」という質問は簡単に答えられるが、「昨日何していた?」という質問に週四回答えるのは、けっこうきつい。

特に代わり映えのしない日でも、なんらかの発言をしないといけないので、骨が折れた。

そんなこんなで彼女とたまたまバカンスでブエノスアイレスに来ていたブラジル人の彼氏、それに姉のロレーナ先生、時々一緒にテニスをしているアメリカ人のマイク、また時々一緒にタンゴを踊っているドイツ人のリサ、色んなイベントに一緒に参加したことのあるアメリカ人のウェンディさんとたまたま知り合ったウイイレと漫画好きのアルゼンチン人のパトリックを呼んで、日本食パーティーをした。

ブエノスアイレスに来て最初の二ヶ月はメルセデス先生の宿題地獄により、ほとんど外出する暇さえなかったが、今は一段落したので、それほど束縛されることもなかった。よって、色々なイベントに顔を出して、なるべく知り合いを増やすように努力している。

そもそも会社にも語学学校にも通っていないので、何もしなければ友達を出来ることはない。ノマドと言えば聞こえはいいが、普通の海外暮らしでは当然在るはずのベースがないので、そういう意味では「ノマドワーカー」は辛いかもしれない。

ただテニスやタンゴといった趣味があれば、現地の人と知り合いになれるチャンスは格段に増える。それでもアルゼンチン人とスペイン語で友だちになれるほどの語学力はないので、当然英語での会話となってしまう。

ただ自分的に英語でアルゼンチン人に話すと、なんだか負けた気がするので、なんとかスペイン語で話すようには努力はしているが・・・・・まだまだ圧倒的に語学力が足りない。(特にリスニングが全然ダメなので、英語で話してもらって、スペイン語で答えるというシチュエーションが多々ある)

そういう意味ではドイツ人のリサさんはすごい。彼女は絶対にスペイン語ではしか話そうとせず、僕宛のメールもすべてスペイン語で書く。だから、正直僕は彼女のことはあまりよく知らない・・・・会話がすべてスペイン語なので、おぼろげにしかよく理解出来ていないので。

それぐらいの決意で語学に取り組めば、すごく上達するのだろう。僕のスペイン語がCEFR(セファール)で言うところのA2だとすると、彼女はB1なので、いい目標だし、同時に励みになる。

英語でもスペイン語でもどんな言語でも結局ものを言うのは、いかに場数を踏むかだと思う。より多くの人と話し、経験を積めば積むほど慌てなくなるし、パニックになることもない。そんなことは分かっているのだが、場数を踏む機会を得るのもそれなりに一苦労なので、「人との出会い」というものは今後も大事にしていきたいと思っている。

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2011年9月15日 (木)

ブエノスアイレスより:CEFR(セファール)で己を知る

今は、メルセデス先生と動詞の活用と接続法の勉強のほかに、週2でマテアス先生とテキストを使って、固有名詞を覚える勉強をしている。そのテキストは元はスペインの出版社が作ったテキストなのだが、アルゼンチン用にデフォルメされて、ここブエノスアイレスでよく使う表現がたくさん載っていて非常にためになる。

そのテキストはワンズワードオンラインでもレベル評価として採用しているCEFR(セファール)に準拠しており、レベルはA2(初級者)だ。具体的にどの程度のレベルかと言うと下記になる。

スピーキングに関して

単純な日常の仕事の中で,情報の直接のやり取りが必要ならば,身近な話題や活動について話し合いができる。通常は会話を続けて行くだけの理解力はないのだが,短い社交的なやり取りをすることはできる。

話す内容:家族,周囲の人々,居住条件,学歴,職歴を簡単な言葉で一連の語句や文を使って説明できる。
(詳しくは弊社ページをご覧ください)

ちなみに全くの初心者から、その次のレベルであるA1(入門レベル)になるまでには90時間かかり、そしてA1からA2になるにはさらに90時間かかるのが目安とされている。そして、その上のレベルであるB1(中級レベル)になるにはさらに150時間かかるとされる・・・・・長い。

スペイン語を習い初めて約5ヶ月なので、単純計算すると200時間程度(一日2時間×週5回)になるので、だいたい目安どおりだと思う。(ただ英語をすでにある程度習得していたので、これだけの時間で済んでいる)

このまま順調にいくと、あと半年くらいでB1レベルにはなると思うが、おそらくその先にいくにはあともう1年くらいはかかるのではと思っている。

英語でも2年も語学学校に通ったので、英語よりもさらに複雑な言語であるスペイン語だと、おそらくもっとかかるのではと戦々恐々としている。とくに問題となるのは、ここブエノスアイレスの人たちはスラングを多用するので、それを聞き取り理解するのは並大抵のことではないと思っている。

ただ気長にいこうと思っている。

あせってもどうにもなるものではないし、日々の努力が目に見える成果となるには途方もない時間がかかる。5ヶ月前はスペイン語といえば、「HOLA!(こんにちは)」しか知らなかったことを考えると、たしかに上達していると実感出来る。

英語を習得することを目標とする場合、現地(アメリカやイギリスなど)に住んでいる場合を除けば、ノンネイティブスピーカーと話す機会のほうが圧倒的に多い。だから、それほどその国の特有の言い回しなどは気にせずに、「通じる英語」の習得を心がければいいと思う。

しかし、ブエノスアイレスでスペイン語を習っている場合、スペイン語を話す機会はアルゼンチン人としかないので、現地に特化したスペイン語(発音、言い回し)を理解しないと、話しが通じない。

難易度の高い課題だが、せっかくなのでアルゼンチン訛りのスペイン語を流暢に話せるようになりたいと思っている。(ちなみに南米では「アルゼンチン訛りのスペイン語」は馬鹿にされることもあるらしいですが、個人的には響きがイタリア語みたいで気に入っています。ブエノスアイレスで知り合ったメキシコ人はブエノスアイレスの人たちがなにを言っているのか半分くらいしか分からないと言っていました・・・・先は長い)


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2011年9月10日 (土)

「会話」とは:最高の労働環境と人の成長

昨日のスペイン語のレッスンではロレーナ先生とソーシャルビジネスとマズローの欲求五段階について、色々と話した。

こんなことを言うと「おまえのスペイン語どんだけすごいねん!」と思われるだろうが、スペイン語の勉強を初めて5ヶ月、まだよちよち歩きの初心者レベルだ。

どんなに難しいことでも基本的な文法に沿って、知っている単語を並べていけば、ある程度の会話は出来る。英文法でよく使う文法はスペイン語でもそのまま流用出来る。

ソーシャルビジネスを最も簡単に英語で説明すると「If you own a company, it's really easy. Because the only thing you have to do is, you just have to share the profit with others.(もし会社のオーナーだったら、ソーシャルビジネスを行うのはとても簡単です。利益をほかの人とシェアすればいいだけだけだから)」ということになる。これをそのままスペイン語に訳して、話した。

ではマズローの欲求五段階について、どう説明したかというと、ロレーナ先生は大学で心理学を専攻していたので、もとから知っており、二人で自分たちにとっての欲求5段階について話をした。

結局のところ、会話は個人的なものだ。とくに二人での会話は、相互の知識によって成り立つので、言語が違っても同じような経験や知識を共有していれば、それについて話すのはたやすい。

だからワンズワードで心がけているのはなるべく人生経験が豊富な先生を採用することだ。別の言い方をすれば、「おっさん、おばさん」を優先的に採用している。

オンライン英会話スクールでは異例の平均年齢32.5歳という高さだ。おそらく、100校ぐらいあるオンライン英会話スクール業界でも、業界一の平均年齢の高さではないだろうか?もちろん、年齢の割に経験豊富な人達もたくさんいるので、その点も考慮する必要はあるにはあるが、うちでは原則23歳以下の先生は採用しないことにしている。

若い先生を採用して育てていくという考えもあるかもしれないが、成人している大人がそう劇的に変わることはない。だから、書類と面接を通して、「すでにある程度完成された人材」しか採用しない。

自分が出来ることは「最高の労働環境の提供」である。それを感じ取って、自分で努力する人しかワンズワードでは必要としない。(例えば、Shawie先生などはオンライン英会話スクールの経験は皆無だったが、見事に成長し今ではサッチャー元首相も顔負けの自信をつけている)

よく人は「いい人材を育てる会社がいい会社」というが、それは根本的に間違っている。人は自分自身によってでしか成長しない。「いい会社とは最高の労働環境を提供する会社」であって、人を育てるのは会社ではなく、その人自身の努力とそれを促す労働環境だ。

これからも彼らの努力に報いる仕組みを維持し、さらにより良い労働環境を提供していきたいと思っている。


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2011年9月 7日 (水)

事の顛末:結局は個人への信頼が一番重要だということ。

きっかけはなんだったのか忘れたが、ブエノスアイレスに住みつき始めて4ヶ月経ったところで、ふと引越しをしようと思いついた。別に今の住処にそれほど多くの不満はあるわけではない。風光明媚なパレルモにあるし、駅からも徒歩一分と絶好のロケーションだ。それにおいしいレストランもスーパーも近くにある。

もちろん、この国特有の問題もあるにはある。
入居した当初から風呂場の排水口から水が漏れる。だからマンションの管理人に何度か連絡し、直しに来てもらった。

初めて修理人が来たときは「様子見」という感じで、「ふんふん」言いながら排水口を見て世間話をして帰っていった。

二回目は二人で来て、5分くらいあれこれやって、「直したぞ!」と言って帰っていったが、当然のように全く直っていなくて、水漏れした。

三回目は朝早くに来たので、着替えて慌てて玄関に行ったらもういなかった。その翌日、たまたま道端で会ったら「昨日は朝早かったら寝ていただろうと思ってさ。まあ、起こすのも悪いと思ったから帰ったよ。明日の四時にまた行くよ!」と行って、結局来なかった。

もうこの時点で「排水口問題」は自分のなかでは不治の病となり、諦めた。だからと言って、これが直接的に引越しをすることになった原因ではない。

ブエノスアイレスには素晴らしい物件がたくさんあるので、ついつい目移りし、また環境を変えると生活も変わるので、それに荷物も少ないことから「ちょっと気分転換」という軽い気持ちで引越しをすることにした。

それが約一ヶ月も前のことだ。今の物件を見て決めるのに一週間もかからなかったことから、今回もそんなもんだろうとタカをくくっていた。しかし、ここはブエノスアイレス、なかなか当初の目論見通りにはいかない。

まず色々なサイトを見て不動産屋にメールを出しても、返事はなかなか来ない。だいたい10通に2通くらいの返信率だろうか。これを2通しか来ないと思って憤慨するか、10通出せば2通来るのかとスルーするかでストレス度は変わってくるが、自分は後者なので淡々とコピペしたメールをたくさん出した。

そうしていくつかの物件を見て、良さそうな物件がようやく決まったのが、数週間前だ。不動産屋には家賃の交渉をお願いし、半年契約で借りる旨を伝えた。しかし、待てど暮らせど返事は来ない。この話がポシャると面倒なので、同時並行的に違う物件も探し続けた。一週間ぐらい経ったら、ほかにもいい物件が見つかったので、その物件を借りることにして不動産屋に契約しに行ったら、不動産屋への手数料が毎月の賃料の20%ということが発覚した。

明らかに何もしない不動産屋に20%も毎月払うのはためらわれて、結局考え直すことにした。
(短期契約(6ヶ月以内)の場合は、手数料は賃料に含まているのがほとんどで、含まれていなくてもせいぜい賃料の10%程度が相場です。不動産屋がやくざな商売をしているここブエノスアイレスでも、20%というのは例外中の例外です。まあ、事前に確認しなかった自分が悪いのですがね)

そうして、二週間前に振り出しに戻った。

この時点で一度はポシャったと思った連絡が来なかった不動産屋に連絡してみると、「オーナーが彼女と住むことにしたので貸せなくなった」という香ばしい返事が来た。

「だったら最初からサイトに広告出すなよ」とか「わざわざ内見して、さらに一度会っている相手にひどい仕打ちだな」などと思っていることはおくびにも出さず、「そんなこともあるよね的」メールを送信したら、そのオーナーの父親が最近物件を購入してそこを貸しに出すらしいから見たいかと言われた。

オーケーの返事を出して、見たらものすごくいい物件なので即決した。

そうして、様々な紆余曲折を経て、今週の土曜日に引っ越すことになった。半年後、また物件探しの旅に出るかは微妙だが、今回の件で経験値が上がったことは確かだ。

これはどこの国にも言えることだが、「信頼に足る人物」が見つかれば、その人に賭けるほうが結局は物事うまくいくなということだ。

ちなみに今回お世話になった不動産屋のパブロはちょい悪オヤジ風の人で、「ぎりぎり信頼に足る人」だったので、最終的には話がうまくまとまり良かったなと。(一週間もメールしなかったり、思いつきで行動する癖があるのでどうかと思いますが、悪い人ではないなと思っています。分かりやすい行動をする人は逆に信頼出来ます)


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2011年9月 5日 (月)

【書評】幸福途上国ニッポン 新しい国に生まれかわるための提言

18歳のとき、同級生たちと将来のことを話し合ったことを思い出した。
「将来何をしたいか?」とか「どうやったら幸せになれるか?」とか今となっては他愛もないことを話し合った。

同級生のうちの一人が「やっぱり将来はポルシェでも買って、豪邸に住んでいい暮らししたいよな」とけっこう真顔で言ったのを覚えている。

僕は「こいつアホか」と思った。

その彼に「じゃあ、おまえは何をしたいんだ?」と訊かれた自分は「とにかく自分の人生よりも長持ちする、永続性のあるものを自分の人生で築きたい」と答えた。

ポルシェの彼は「きょとん」としていたが、そのときの自分にはそれ以上の具体的な答えは思い浮かばなかったし、今でもそれはたいして変わっていない。

この世の中の目に見えるあらゆるものははかなく、一過性のものだ。いずれは消え去っていくものにしか過ぎない。人の記憶に残る写真、文章、多くの人々のためになる持続可能なビジネスモデル、それらのどれでもいいがそういう確固としたものをこの人生を通じて築いていきたい。

そして、それに到るまでの一分一秒を心ゆくまで楽しみたいと思っている。

幸せの定義は所属する社会や性別などに多少は影響されるかもしれない。しかし、本当はとてもシンプルな原則がある。それは「自分の人生を楽しむこと」ということだ。これは日本のような集団主義的な社会では難易度が高い。本書は様々な角度から「幸せとは?」、またそれに到るまで道のりが描かれている。

本書のプロローグでブエノスアイレスの描写があるが、本当にこの街の人たちは幸せそうな人たちが多い。昨日も近所を散歩していたら、男性の老人二人組が笑いながら肩を抱き合って通り過ぎていった。

東京のような大都市ではめったにお目にかかれない光景だ。

他人のモノマネをしていては、いつまで幸せになることは出来ない。人生とは、所詮は結果論で語られるに過ぎない。今現在も生きている我々自身は、けっして自分自身が正しいか間違っているかなんて結論することは不可能だ。

だったら、くよくよ悩んでいないで「人生、楽しんだものが勝ち!」というものだ。


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2011年9月 3日 (土)

語学を習得することとは:終わりなき道

スペイン語の接続法を勉強し始めて、三週間以上経っているが、当然のように全く使いこなせていない。

スペイン語の接続法

上記によると接続法とは下記のようなことを指す。

1.現実と正反対の事柄を表現する場合
2.疑わしい事柄、事実であろう事柄を表現する場合
(これって、分かりにくい。ようは「客観的な事実ではない場合」は接続法を使うということだ)
3.希望、含意、または可能な状態、行為への命令を表現する場合
4.可能な状態もしくは行為に関する感情を表現する場合

日常生活で上記に当てはまるシチュエーションは山ほどあるので、これを使えないと話にならないのだが、コンセプト自体が英語にも日本語にもないので、慣れるまでにものすごく時間がかかるだろう。

ずっと今まで文法とそのエクササイズばかりをやってきたが、最近はそれよりも実際にそれらを使って会話することに力を入れている。よって文法の勉強中心のメルセデス先生のレッスンは週三回に減らし、ゆるキャラのロレーナ先生と週二回レッスンをし、さらにもう一人の男の先生であるマテアス先生とのレッスンを毎週土曜日にこなしている。

スポーツでも音楽でも語学でも、それらを習得するためには集中して時間をかけるほうが効率がいい。だから逆説的な言い方だが、「勉強したくなければ、集中して勉強したほうがいい」と言える。

それでも1年や2年勉強しないとどうにもならないので、気長にあまり期待をせずに勉強するしかない。

こっちで知り合ったアメリカ人にこのようなことを言うと「よくそんなに勉強するね!」と言われるが、きっと彼らは外国語を習得したことがないからイマイチそれがどのようなことか理解出来ていない。

語学の勉強に終わりはない。きっと一生涯、完璧と言える英語もスペイン語も話すことはないだろう。だからこそ、謙虚に粛々と今やるべきことをやるしかない。

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