ブエノスアイレスという街について
これはブエノスアイレスだけではなく、ロンドンやニューヨーク、ほかの海外の大都市に言えることだが、地区ごとによってそれぞれ特徴があり、街を歩いてもその地区によって住んでいる人たちが全く違い、ただぶらぶらと散歩するだけでも結構面白い。

これはブエノスアイレスの中心街にある五月広場にある、通称ピンクハウスという大統領府だ。アルゼンチンでは元々「エデラーレス(赤の党)」と「ウニタリオス(白の党)」の2大政党が争っており、19世紀末に20年ほどかけて建設されたとき、当時であるサルミエント大統領が「みんな仲良くするためにお互いの色を混ぜようぜ!」という感じでピンクになったとのことだ。
アメリカはホワイトハウスで、アルゼンチンはピンクハウスというわけだ。これが赤色だと好戦的な感じがするので、ピンクくらいがちょうどいいのかもしれない。

これはピンクハウスの反対側から撮った写真だが、いかに当時アルゼンチンが隆盛を極めていたか、よく分かる建物群だ。
ここから歩いて10分ぐらいのところに観光客が集まるサンテルモという地区があるのだが、日本人が好きなタンゴのメッカであり、また毎週日曜日には骨董市が開かれ、よく賑わっている。

石畳の路を歩いているだけでも、「海外にいるんだな」と実感する。ブエノスアイレスに来た当時はサンテルモ地区に滞在していたが、今は反対側に位置するパレルモ地区という住宅街に住んでいるので、久しぶりにサンテルモ地区を歩いて楽しかった。
新しい街に着いたら真っ先にその街をひたすら歩くので、ブエノスアイレスのように街が碁盤の目のようになっている街であればすぐに土地勘が備わる。そうして、少しつづ現地の空気に溶けこみ、言葉を覚えて、彼らの考え方を吸収していきたいと思う。
何年かしたら「もうブエノスアイレスは十分!」と思うかもしれないし、思わないかもしれない。それは「神のみぞ知る」だが、なるべく彼らの生活の邪魔にならない程度にはこの文化に溶けこんでいけたらと思っている。
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