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2011年3月17日 (木)

シロウトのためのシロウトによる福島の原発事故の解説

多くの人々にとっての懸念は、福島の原発事故がチェルノブイリ事故のように広範囲に渡って、影響を及ぼすかどうかということだと思う。

それについて多くの識者が語っているが、予備知識もない我々にとってはどれも分かりづらいので、ではなぜ「チェルノブイリ事故が起きたのか?」という視点から検証してみた。

チェルノブイリ事故は人的、政治的要因を除けば、下記二つの原因に集約される。

1.チェルノブイリ原発では、核分裂反応の主要部分である中性子の速度を落とすため、大量の炭素が使われていた。

2.この炭素に引火し放射性煤煙が生じて、それが風に乗って遠くまで運ばれた。

しかし、福島原発では「中性子の速度を落とすために炭素ではなく水が使用されている。従って、福島原発で放射性煤煙が放出される危険性は高くない」とのことだ。
(引用元:ウォールストリートジャーナル

現在、考えられる最悪の事態は、メルトダウンが始まることだ。それが始まったとしても、「1つの原子炉がメルトダウンしても、被害が出るのは50キロ圏内。2つ以上の原子炉がメルトダウンしても、被害はあまり変わらない」とされている。
(引用元:池田信夫 blog Part2

BBCでは下記のような記事が掲載されている。

How does Fukushima compare to Chernobyl?
(福島原発事故はチェルノブイリ事故と比べて、いかがでしょうか?)

Professor Gerry Thomas, who has studied the aftermath of the Chernobyl disaster, said: "It is very unlikely that this will turn into anything that resembles Chernobyl.
(ガリー・トーマス教授<チェルノブイリ事故の研究者>:福島原発事故がチェルノブイリ事故のようになる可能性は極めて低いと言えるでしょう)

"In Chernobyl you had a steam explosion which exposed the reactor core, which meant you had a lot of radiation shooting up into the atmosphere."
(チェルノブイリ事故では蒸気爆発により、原子炉心が露出されました。それは大気中に多くの放射能が放出されたことを意味します)

Prof Thomas said although the Chernobyl disaster had led to a rise in thyroid cancer cases, the only people affected were those living in the areas of Ukraine, Belarus and Russia that lie closest to the site of the Chernobyl Power Plant, and who were young at the time.
(トーマス教授:チェルノブイリ事故は甲状腺癌を急速に増加させたが、その影響のあった人たちはウクライナ、ベラルーシ、そしてロシアのチェルノブイリ原発近くに住んでいた若い人たちだけです)

最悪の事態が起こったとしても、50キロ以上離れたところに住んでいれば、ごく安全と言える。また英国機械工業会のブラウン博士は「このまま原子炉心の冷却に成功し続ければ、5日から10日間のあいだで事態は完全に収束される」と語っている。

今は、ただ東電の方々と警察および自衛隊が協力して、原子炉心の冷却に成功することを祈るばかりだ。


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コメント

長文失礼します。
今日、電車が突然停電で止まり、携帯の充電が不足してしまい、せっかくワンズワードで予約を入れていたのにドタキャンしてしまいました。先生にとても申し訳なさ過ぎて言葉もありません。Skypeでメッセージは残したのですが・・・。

ワンズワードの先生ではないのですが、地震の後にレッスンを取ったら、フィリピン人講師に、「CNNでニュースを見たけど、日本のせいで放射能が飛んでくるじゃないの。フィリピンは日本から近いの!爆発したらどうするのよ!」と強い口調で言われてしまい、大変なことになってしまって、もう海外の人に顔向けできないと思いました。気分的にも英会話をしようと思えなくなりました。
ワンズワード以外のスクールは、休会・退会の連絡をしました。
でも、いつか、何とか元気になりたいと思います。

投稿: ねこ | 2011年3月17日 (木) 22時38分

ねこ様、コメントありがとうございます。

フィリピンの話は私も聞きました。そのようなときはこのブログで取り上げたBBCなどの記事を送り、反論してください。日本のマスコミもそうですが、あまりに情報収集能力がなさすぎます。

たしかに放射能は飛びますが、人体に影響のないレベルでしかフィリピンには飛散しません。

投稿: 松岡 | 2011年3月18日 (金) 13時33分

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