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2010年11月

2010年11月30日 (火)

個人商店の時代へ:グローバル時代を生き抜くために。

今週の土曜日に行うセミナー「会社に頼らない生き方とは:グローバル時代を生き抜くために」のために、色々な経済書を読み漁ってみた。

結論から言うと、「日本、暗い」に尽きる。

グローバル時代になり、以前のように新卒一括採用で大企業に勤務出来たとしても、その会社がそれほど長いあいだ存続することが不確かな時代になった。熾烈な競争が繰り広げられ、青春時代を犠牲にしてまで受験勉強に時間を費やし、そしてそのあと社畜となって理不尽な上司の命令に従ったとしても、それほどの見返りが期待出来ない時代が到来したというわけだ。

今後、問われてくるのは個の力になる。

以前は企業が守ってくれていたのに、いきなり外に放り出されてサバイバルしていかないといけない時代になった。ある意味、これは機会の均等を意味し、喜ばしいことでもある。

学歴もなくまた大企業に勤務しなくても、自分の腕に自信があれば、チャレンジしてもある程度通用する時代になったということだからだ。大企業が以前ほどのスケールメリットを活かせなくなり、それに変わって個人の資質というものに大きく左右される時代になった。(以前ももちろん挑戦出来たが、ジョブズやビル・ゲイツ並の胆力と才能の持ち主ではないと生き残れなかった)

大規模な施設などは必要ではなくなり、クラウドコンピューティングにより、それらは無料で提供されるようになった。その上に何を載せるかは、腕次第というわけだろう。個人商店の時代の再来と言ってもいいかもしれない。

自分のようにずっと組織に頼らず独立独歩で生きてきた人間に取ってみればチャンスだと思う。だが、ずっと今まで組織に頼って、そこでしか自分のスキルが活かせない人たちにとっては受難の時代と言えるかもしれない。

テクノロジーの進化によって、労働力の必要性は著しく低くなった。そうなってくると、サービスのより上流、ほかの人に出来ないことを供給できる人間にならないと生き残っていくことが難しい時代になったということだろう。

逆に単純労働に従事したい人は今後は海外に行ったほうがいいのかもしれない。言語という著しく高い障壁はあるが、日本にいて野垂れ死にするよりははるかにいい。それに海外のほうが他人にはやさしい。(ヨーロッパやアメリカ以外の海外という意味ですが)日本にいる日本人よりも、海外にいる日本人のほうが当然稀少価値があるので、まだそこに勝機があるかもしれない。

ただ自分自身の能力により自覚的にならなければ、今後は食いつないでいくことすら難しい時代になるだろう。大変な時代になったものだと思う。

我が身を振り返ると、気が遠くなるぐらいやることは山積みだが、方向性自体は間違っていないと思う。それに今更、間違っていても後戻り出来ないし・・・・・・時として信念を持たないと、やっていけないしね。常にその信念が間違えている可能性を自覚していれば、取り返しのつかない事態は避けられるのではと思っている。

「常に自分が間違えている可能性を考慮すること」意外とこれがこの厳しいグローバル時代を生き抜く必須のツールなのかもしれない。


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2010年11月29日 (月)

【書評】拝金:ホリエモンの闇

今更ながら、ホリエモンの書いた小説を読んだ。

フジテレビの買収劇が表沙汰になったときに、テレビでとあるテレビ局の男性アナウンサーと討論していたホリエモンの姿を思い出した。彼はあくまで忍耐強く論理的に理論を展開しているのに、男性アナウンサーはひたすら女子アナとの合コンの話を持ち出して揚げ足を取ろうとしていた。

資産価値5000億円のオーナー経営者と一介の男性アナウンサーだと役者が違うなと思って見ていた。

なんでこんな頭のいい人が世間では悪者にされているのだろうかと訝しくも思った。そのあと逮捕されたときも大企業で経理を勤める友人が「あの程度のこと、どの企業もやっている」と言っていたので、そうだろうなと思った。当時のことはうろ覚えでしか覚えていないが、ライブドア事件を詳細に取材したAERAに特捜部の幹部のインタビューが掲載されており、「テレビで見た横柄な発言を聞いて、絶対に逮捕してやると思った」というその幹部の発言を読んで、日本という国は本当に出る杭は打たれるのだなと寒気を覚えた。

今年、久しぶりにネット中継でホリエモンを見て、相変わらず「どうしてこんな簡単なことも分からないの?」という態度でナチュラルにほかの出演者を小馬鹿にしている姿を見て、独房に入ってもこの人は変わらなかったのだなと思った。

そして、世の中には彼が思った以上に馬鹿な人たちが多かったというこの本の主張も、数々の特捜部の失態や民主党の一向に見えてこない政策、それよりも何よりも全く機能していない日本のジャーナリズムを見ていると、その通りなのかもしれないと思ってしまう。

差し押さえされたときも彼の家には33万円の個人資産しかなく、本当にお金には興味がないのだと思った。彼が心底欲しかったものは「生きている実感」だったのではないだろうか。マネーゲームは彼にとってそれを手に入れる手段でしかなく、お金自体よりも数字としてお金・・・・・どんどんと面白いように増えていく数字としてのお金に充足感を覚えたのかもしれない。

昔も今もその挙動からは主義主張なんてものは感じないが、もし彼がフジテレビの買収に成功し、彼が唯一信仰している「効率」という名のもとにテレビ局を粛清したら政治にも強大な影響力を及ぼせるようになっていただろう。

そのほうがライブドア事件のせいで起業熱も下火になり、企業買収もほとんど行われないようになった今現在よりもよほど面白い世の中だったのではないかと思う。


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2010年11月27日 (土)

先生たる資質について:ワンズワードの先生研修

オンライン英会話スクール「ワンズワードオンライン」では書類審査、一次面接、英語力テスト、最終面接という過程を経て合格した先生に研修を行っている。研修内容はデモレッスンをいくつか行い、どのように教えるべきか具体的に指示をする。この研修中に自己紹介スライドも作成し、レッスン後の生徒様にどのようなアドバイスを残すか指導している。

ほとんどのオンライン英会話スクールがこのような研修を行っていないので、研修を受けることが面倒くさくなり辞める人もいるし、この研修中にこちらの判断でやはり先生には向いてないと判断すれば、こちらからお断りする場合もある。

そして、今回数々の難関を突破したANGIE先生が研修中に脱落した。この日のブログに書いたようにテストは満点だったのだが、先生には向かないと判断し、採用を見合わせた。

辛い決断だが、仕方がない。

英語が出来ても、生徒との関係性をうまく築けない人がいる。その傾向が彼女に強く見られたので、残念ながら不採用とした。

このようなことは面接ではなかなか気付かないが、研修だと顕著に現れる。

有意義なマンツーマンレッスンを行うためには、相手となる生徒にきちんと向き合い、彼あるいは彼女の人生に興味を持たないと、まず無理だ。だから、ワンズワードでは社会人経験がない人しか雇わないし、今後もその方針は変わらない。(学生からの応募も非常に多いが、年齢を見ただけで不合格にしている)

今月から働き始めたJOE先生とJENNY先生のおかげでかなりスケジュールには余裕が出来たが、あと3人程度は補充したいと考えているので、引き続き採用活動を継続する予定だ。

このサイトに顧客満足度NO1に選ばれたことだし、先生のクオリティだけは維持せねばと思っている。

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2010年11月26日 (金)

日本初!大学にスカイプを使ったオンライン英会話レッスンを提供! オンライン英会話スクール「ワンズワードオンライン」

昨日、タイトルにあるプレスリリースをリリースした。詳細はこちらをクリックしてください。

今後、大学でスカイプを使ったオンライン英会話が普及するかどうかは未知数だが、その先駆けとなれたことはとても誇りに思っている。流通科学大学の先生方には大変感謝しています。

今後、大学でオンライン英会話が普及させるためには下記ような課題があると認識している。

1.守るべき情報を持っていない大学内のPC教室における無駄なセキュリティ意識のせいで非常に使いにくいPC環境が出来上がっている。

2.一部を除いた大学教員のITリテラシーの欠如。ディスクトップやフォルダといった単語すら知らず、スカイプなんてものはまだドラえもんの世界の出来事だと思っている人が圧倒的多数。

3.「業者、業者」と言って外部の企業を馬鹿にしている教員や関係者が多いが、上記のようなITリテラシーの欠如によって、その馬鹿にしている企業にいいように喰い物にされていることに気づいていない。

4.大学のシステム管理者の語学教師への非協力的態度。

5.企業側の英語教育における意識の低さ、また理解力のなさ。売ればいいだけと思っており、教育理念のかけらもない。(例:事業仕分けの標的にされた電子黒板。iPadを数十台買える金額がする割に、なんの効果も望めない)

遠いな・・・・・・普及の道。

ただよく考えてみるとすべては人為的要因によるものなので、流通科学大学のように優秀な先生方が協力的な態度を取っていただければ、一気に解決出来る。

果報は寝て待てと言うので、ここは釣り人のように気長にそのような環境が整っている大学からの引きを待っているほうが得策かもしれない。地方の大学から「ちょっとデモに来て」と言われても、それだけで利益が吹っ飛ぶくらいの薄利しかないオンライン英会話スクールがほとんどだろうし。

金融とかに興味を持ってヒルズに住みたかった・・・・・・教育なんて金にならないビジネスを始めてしまったのが運の尽きなので、ここは地道にビジネスを展開していくしかないだろう。

日本の英語教育を変えたい!
なんてことはこれっぽっちも思わないが、本気で英語をマスターしたいと思っている人にとって、最も効率よく学習できる環境を提供していきたいとは思っている。

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2010年11月25日 (木)

不器用な人間の処世術:東京と神戸でのセミナー告知

自分では高倉健さん並に「自分、不器用ですから」と思っている。だが、しかしこのあいだオンライン英会話スクール・ワンズワードオンラインの会員様のために開いたオフ会では「写真も撮れて、文章も書けて、多才ですね」という声をいただいた・・・・・・た、多才ではないと思う。強いて言えば、時代が味方したとしか言いようがない。

明治時代などに生まれていたら、「あそこの旦那、暇さえあれば写真撮ったり、文章書いたりしているらしいぜ、ほんとゴクツブシって言うのはああいう奴のことを言うんだねえ」などと江戸っ子に非難されていたことだろう。

それが今や全く同じことをしても、「多才」と言われるのだから、良き時代になったものだと思う。
そして、それが高じて下記のようなセミナーにも参加することになっている。

タイトル:「会社に頼らない生き方とは:グローバル時代を生き抜くために」
日時:2010年12月4日(土) 18:30~20:30 開場18:00
場所:(株)毎日エデュケーション フリースペース「グローバルひろば」
〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋1-1-1 パレスサイドビル西コア9F
詳細:http://www.myedu.co.jp/csr/hiroba101204.html

タイトル:ソーシャルメディア、先進メディアが切り開く外国語教育の未来と私たちの社会
日時:2010年12月11日(土) 13:00-17:00
場所:神戸・流通科学大学にて
詳細:http://www.umds.ac.jp/news/event/2010/1211_01.html
(両セミナーとも無料です)

では明治時代と今の時代、何が違うかと問われたら、やはり情報だと思う。それを共有できるメディア(ブログ、ツイッター、SNS、HPなど)が生まれたことにより、文章を書いたり写真を撮ったりしても評価されやすい時代となった。

しかし、これはすべて結果論にしか過ぎない。たたただ自分のやりたいことを追求し、ある意味本能の赴くままに生きてきたらこうなっていたと言うのが本音だ。10代の終りに留学したのは何もそれでお金を稼ごうなどと思っていたわけではなく、世界中の人と知り合いたい、話したいという強烈な欲求があったからだ。そして、そのあと色々な国を旅したのも、その欲求を満たすためにほかならない。

やりたいことをやるときに金銭的な問題で断念する人がいるが、本当はそれをそこまでやりたくないからだと思う。留学や起業なんて、たいしたお金がなくても出来る。僕が思い立ってロンドンに行ったときは財布には20万しかなかったが、2週間のうちにバイトを見つけてなんとか2年近くは食いしのいだ。起業したときもたいしたお金はなかったが、それでもそれなりにきちんとしたビジネスモデルを考えたから、この一年を乗り切った。

人はよく「失敗を恐れるな」と言うが、失敗ほど恐れたほうがいいものはない。考えに考え抜いて、失敗したときのことも想定しておけば、別にそれが怖くはなくなる。そして、そこまで辿り着けばもうそれを実行しないことのほうが怖い、自分の人生にチャレンジ出来ないこと自体を恐怖するようになる。

行動は結果にしか過ぎず、人が自己変革するのはそれに到るまでの思考が原因だ。だから、それを取り違えて、行動で自分自身を変革しようと失敗する。漠然と今の仕事が嫌だから転職したり、何かを変えたくて留学したりする人がいるが、そんなことでは状況は悪化するだけだ。行動だけで自分を変えることは出来ない。それを支える考え方や思考がなければ、その行動は失敗に終わる。

とまあここまで偉そうに書いてきたが、所詮「自分、不器用なんで」ということはわきまえている。そういう意味でも結果論であり、自分自身が目指した成果ではない。自分の理想は「明日と今日は違う自分」だが、そこまで至るのはまだまだ一日の過ごし方がなっていないと思う今日この頃だ。

このあいだやった前世占いでは「没落した貴族」と出たので、没落だけはしたくないと思い、今日一日精一杯生きている。

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2010年11月24日 (水)

21世紀はアジアの時代:漫画で生き残れ日本!

21世紀はアジアの時代と言われているが、ではアジアのリーダーとなるような国は一体どの国だろうかと考えたときに、実はもうそのような考え方が通用しないのでは思った。

一国が富を独占するような時代は幕を閉じ、これからの時代は各国の優秀な個人がネットワークを作っていき、文化的にも経済的にも世界を引っ張っていく時代になるのではと思う。アメリカの経済は壊滅的だが、ジョブズ率いるアップルは、コンピューターの世界においてはリーダーとなりつつある。そして、その状況はしばらく続くだろう。

アートの中心は一昔前はニューヨークだったが、911以降はすっかりその存在感は薄くなり、逆にヨーロッパのほうが活気づいている。2年ほど前に訪れたベルリンなどはアートがすっかり生活に根付いており、周辺諸国からの移民も多く受け入れているので、変革のスピードが非常に早い印象を受けた。同時期に訪れたロンドンよりよほど活気があり、人々の顔が明るかったのが印象的だった。

それらの国と比べて日本はというと・・・・・もういっそのこと漫画に特化して輸出すればいいのではと思う。漫画ほど他国と比べて圧倒的優位に立っているコンテンツはなく、少なくてもしっかりとした英語訳を付けて電子書籍などで販売し始めれば、かなりのインパクトを世界に与えることが出来るのではと思っている。

時代遅れの出版社がいつまで経っても権利を握ろうとしているかぎり、そのようなことは起きないかもしれないが、「ブラックジャックによろしく」の著者のように独自で漫画を販売していく作家が増えていけば、そこには大きなチャンスが広がっている。

以前は経済を制する者が世界を制していたが、今はもうそうとも言えなくなっている。経済規模で言えば当然中国が世界の中心となるはずだが、政治的にも文化的にも世界のリーダーとなるような要素は見当たらない。もちろん、引き続き経済では世界でそれなりの存在感はあるだろうが、一時期の日本のように「ジャパンマネー」などと言われて一世を風靡することはないのではと思っている。
(3年ほど前に上海に行ったが、そのときの印象よりも去年行った香港のほうがインパクトがあった。経済も文化もものすごいパワーを感じるが・・・・・中国に返還されたのが残念だ)

根本的にはもうどこに住んでも変わらないのかもしれないが、せっかくアジアの時代と言われているので、日本以外の国にしばらく住むのも悪くないと考えている。今まで行ったアジアの国であるベトナム、インド、タイ、韓国、中国、香港、フィリピン、カンボジア、マレーシア、スリランカ、シンガポール、インドネシアから住みたい国はと訊かれたら、やはりフィリピンになるかもしれない。セブパシフィックのおかげでアジア各国に格安に行けるのも非常に魅力的だ。
(バンコク・マニラ間が2000円という破格の値段のときもある。時期にもよるらしいが)

東京ほど暮らしやすい街がないことも知っているが、あまり長くいると感覚的にボケる気がする。まだ色々なチャンスが広がっているので、年末ゆっくりと考えるつもりだ。そして、年明けには台湾経由でフィリピンに行き、移住の可能性を探る。

来年も楽しみな一年になりそうだ。


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2010年11月22日 (月)

英語は暗記!

言ってしまえば、スピーキングに関しては日常的に使いそうな構文と単語を暗記してしまえば、なんとかなってしまう。もちろん、それできちんと意味のある会話を成り立たせようと思えば、リスニング能力が欠かせないので、丸暗記したところで実際は役に立たなかったりするわけだが。

世界各国には日本人から考えられないが、英語のスピーキングだけが得意な人種というはかなりいる。中国人の英語なんて、まさにそれだ。それは英語の能力と関係があるというよりは性格的な問題かもしれない。まあ、ほんと人の話なんて聞きはしない。インド人なんかも言っていることと、やっていることがまるで違ったリするわけだが・・・・・これは英語の問題ではなく完全に性格の問題だろう。

翻ってみてフィリピン人の英語だが、一番聞いて思うのは文法的な誤りの多さだ。例えば下記のような間違いが非常に多い。

例1)◯ I look forward to hearing from you soon.
☓ I am looking forward to hear from you soon.

ビジネス英語では基本的に「I look forward」を使うし、また「to」のあとには必ず「ing」形がつく。

例2)◯  I'd rather be here than sit at home.
☓  I'd rather being here than siting at home.

今日、フィリピンの大学で教授をしており、また日本にも一年間修士号を取るために滞在したことがあるという自称インテリフィリピン人男性を面接した。その彼が上記のようなミスをしていたので、ちょっぴりがっかりした。

どこに動詞があるねん!
と関西弁で突っ込みたくなる。

S.V.O.C

ってありますよね、どの文型にもVである動詞(Verb)は必要です。
詳しくはこちらをクリック

教授だがなんだか知らんが、一番肝心な動詞が抜けていたら、英語の文章が成り立たない。ほかにも色々と自分の英語力を誇示するために難しい単語を織り交ぜていたが、こんな基本的なことが抜け落ちていたら失格だ。

ちょっとした言い間違いやスペルミスなんてものはネイティブスピーカーでもするし、別にどうってことない。だが英語の根本的なルールがきちんと守れないと、とてもじゃないが人に英語を教えることは出来ないと思う。(ちなみに彼の専門は英語教育らしいが・・・・大丈夫か?)

英語は日本語に比べて文法のルールが厳しい。だからその分、一度覚えてしまえば二度と忘れないし、同じ構文を単語を入れ替えて話せばけっこうな会話がこなせるようになる。そういえば、もう15年前くらいにエディンバラで家庭教師をしてくれていたサイモンは下記のような例文を教えてくれた。

I'd rather not to talk about it.
(あんまり話たくないなあ)

それに下記にような構文も。

I can't put up with her anymore!
(彼女にはもう耐えられない)

上記構文が役に立つ家庭が世界中にあまりないことを祈っています。

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2010年11月19日 (金)

The Corporation: 企業を人間に例えると・・・・

サイコパスとのことです、この映画「The Corporation」によるとですが。

ノーム・チョムスキー、ピーター・ドラッカー、それにフリードマンなど錚々たるメンバーのインタビューを通じて、企業の本質に迫るドキュメンタリー映画で、とても見ごたえがあった。

現在の資本主義下による企業の目的は「利益の追求」であり、そのためには手段をいとわない。法律も犯すし、従業員は使い捨てにするし、彼らに不当な賃金しか払わず、顧客よりも株主の利益を最優先させる。

この映画で取り上げられる企業で、そのような意味で最も特徴的な企業は米国モンサント社だ。

酪農と牛の成長ホルモン

そもそもアメリカではミルクは余っており、モンサント社のホルモン増強剤を使ってミルクを増産する必要性すらなかった。しかし、彼らの巧みな広告戦略に騙された酪農家たちはこぞって、それを使って結果牛を「ミルク製造機」に変えた。そして、そのように産み出されたミルクは牛にも人体にも悪影響を及ぼすとんでもない代物だ。

そもそも、ベトナム戦争時に悪名高き枯葉剤を開発し販売していた会社だけに、人への影響など考慮に入れていない。

モンサント社なしで世界を養う方法は?

上記の記事を読めば分かるが、そのような企業が人々の口に毎日上る食品の多くを支配下に置いているという事実がある。2006年のノーベル平和賞受賞者であるムハマド・ユヌス氏が講演で言っていたが、世界を変えることが出来るのは、「彼ら」ではなく我々だ。我々がその製品がどのような過程を経て作られたか自覚し行動すれば、モンサント社のような企業をここまで巨大企業に育てることもなかった。

世界は他人事ではなく、自分ごとだ。
ひとつひとつの選択が、今後連なっていく子孫の世代へと受け継がれていく。願わくば、彼らの世代が我々の世代よりも豊かで幸福であって欲しい。しかし、世界は着実にそれとは逆方向へと向かっていっている。

この映画でも最後に語られるのは、「行動する」ということについてだ。消費者が賢く情報共有を行い、自覚を持って消費活動を行わないと、世界はどんどんと悪い方向へと向かっていってしまう。

安いことにはそれなりの理由があるのだ。そして、それは多くの場合労働者の犠牲によって成り立っている。そのことを自覚し、「なぜ?」という疑問を常に持ち合わせていることがとても重要なことだとこの映画を通じて改めて思い知らされた。

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2010年11月18日 (木)

リゾートで仕事をするということ。

唐突ですが、僕はフィリピンの首都マニラが嫌いです。
別に発展途上国だからではありません。タイのバンコクは大好きですし、ホーチミンやムンバイなども好きな街です。でも、マニラは嫌いです。

なぜか?

それについてはあまり深く考えたことはないのですが・・・・・・別にフィリピン人が嫌いな訳ではありません。(まあ、嫌いだったらフィリピン人がメインのオンライン英会話スクールなんてやっていないしね)

なんだかこう、雑な感じがするのが嫌いな理由のひとつかもしれません。バンコクも雑な街ですが、あの混沌とした感じには非常に惹かれます。でも、マニラの雑さには惹かれません。

そんな自分でもやはり仕事でマニラに行く必要もあるわけです。でも行きたくないのです。そこで解決策を考えました。今、フィリピンでメインで仕切っているのは言わずと知れた三姉妹な訳です。彼女たちにさえ会えれば、いいのですよ、本当は。

そこでレッツゴー、ボラカイ島ということになりました。

フィリピン人にフィリピンで一番いいところはと聞くと、真っ先に挙がってくるのがこのボラカイ島です。天国に一番近い島とも言われています。

来年、一月下旬に行く予定です。太陽です、海です、リゾートです。でも、仕事です。真っ青な空と真っ白な砂浜でビールなどを嗜みながら会議をする予定です。

もはや仕事の定義すら変わってきている今日この頃です。

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2010年11月16日 (火)

異国の地にて働くということ:フィリピン人の出稼ぎって、すごいな。

先生採用を相変わらず進めているのだが、応募者のほとんどはフィリピン人女性だ。この背景には多くのフィリピン人男性は海外に出稼ぎに出るという背景がある。以前とは違い、フィリピンの未来に希望を抱いて本国で働くことを選択した人たちも中にはいるが、まだそれほど多くはない。

数少ないフィリピン人男性の履歴書を見ると、海外でウェイターなどをして帰国している人たちがほとんどだ。もちろん、どの人たちもフィリピンの一流大学を卒業している。それを見て、自分がロンドンでバイトをしていた頃を思い出した。

ロンドンの日本人がバイトするというと、そのほとんどは日本料理屋ぐらいだが、それはどうも男の沽券にかかわると妙なプライドの持ち主だった自分は、シルバーサービスウェイターという仕事をしていた。仕事内容は会社の重役たちのランチ給仕や、上流階級の人たちのパーティーでの給仕だ。なぜシルバーサービスと呼ぶかというと、銀のスプーンとフォークで料理を取り分けるかららしい。たいていは10人がけの丸テーブルを一人で担当し、順番に料理をサーブしていくという単純作業だ。

同僚になった人たちの多くは非EU圏の人たちが多く、国籍も様々でコロンビアやペルー、それにブラジルなどから出稼ぎに来ていた人たちが多かった。本国では一流大学を出て建築家やグラフィックデザイナーとして働いていたが、仕事が少なかったのでロンドンまで出稼ぎに来てた人たちが多かった。

フィリピン人の人たちがすごいなと思うのは、彼らの多くは海外で最底辺の仕事をしながら、なおかつ本国に送金していることだ。それはフィリピンのGDPの10%も占めるという。シルバーサービスなんて聞こえはいいが、稼ぎは悪く、本当に最底辺の仕事だったので、そんな仕事をしながら送金なんて夢にも思わなかった。まさにその日暮しの生活だった。ちなみに給料も働いた翌週に支払いがあるので、なんとか一週間を生き抜くというメンタリティしかなかった。

シルバーサービスウェイターをする前は四つ星ホテルでバーテンダーしており、そこにはフィリピン人が何人かいた。四つ星ホテルともなると英語もきちんと話せる人しか雇わないので、彼らがそこに勤めていたのも分かる。でも労働環境はそれほど良くなく、エジプト人の支配人は本当に嫌な奴だった。もう15年もそのホテルのレストランに勤めているというフィリピン人男性がある日バーにやって来て、バーの酒で勝手に自分のカクテルを作り、しんみりと「おれはこのホテルで15年も働いて本当に後悔している。本当に後悔しているんだ」と語った。

今となっては彼にどんな事情があるか分からないが、ここにいたらまずいと思った僕は彼のしんみりとした告白を聞いた二日後にその仕事をばっくれた。

きっと彼には本国に家族がいて、彼らをサポートするために嫌な仕事を15年も続けざるを得なかったのだろう。ものすごく同情はするが、そこにはどうしようもない現実が横たわっている。所詮、僕にとってみればウェイターやバーテンダーなんて腰掛けの仕事でしかなかったが、彼らに取ってみればそれは否応なくずっと続けざるを得ない仕事だった。そのようなことまで当時は慮ることは出来なかった。

そのようなことに想いを馳せると、人の履歴書にはその人の歴史が込められている。彼らの歴史を感じ取りながら、今後も先生採用に力を入れていこうと思う。

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2010年11月15日 (月)

容認できる英語の発音について

とかく、日本人は英語については発音を気にするが、では具体的に良い英語の発音とはどのような発音を指しているのだろうか?

ネイティスピーカーの発音がいいと言っても、イギリス人、カナダ人、オーストラリア人、それにアメリカ人と彼らの英語の発音はそれぞれ全く違う。

では、彼らのなかでもスタンダードとされる英語の発音、BBCやCNNで話されている英語の発音がいいのだろうか?前回のブログでも取り上げたように彼らのような英語を話すのはネイティスピーカーのなかでも比較的マイノリティだ。ネイティスピーカーのなかでもマイノリティである彼らの発音を、外国人である日本人が目指す必要が果たしてあるのだろうか。

極端な話し、RとLの区別が出来なくても文脈で何を言ってるかくらい判断出来るし、また相手側が話者であるあなたに興味を示せば、かなりの確率でコミュケーションは成立する。

とは言いつつも、最低限の発音の明瞭さがないと、カフェやレストランで注文するときに恥をかくことになる。(そのような場所では、個人の関係性など関係なく、ただ効率という名のもとに、相手も必要最低限の聞き取る努力しかしないので)

イギリスでは、バスの運転手、フィッシュ・アンド・チップス屋、それにタクシー運転手とコミュケーションを取るときは、とかく注意が必要だ。

このように考えていくと、発音で一番重要なのはネイティスピーカーのようにリエゾンなどかましながら話すよりは、一語一語の発音をクリアに話すことを心がけたほうがコミュケーションは成立しやすい。そういえば、中学の英語の先生は常に「英語はタンゴよ!」と言っていた。
(この場合、語彙という意味だっただろうが、発音にもそれが言える)

とにかく単語をよりクリアに発音することを心がけ、ゆっくり丁寧に話すことが肝心だ。最初からネイティスピーカーのように話すことを目指すよりは、そのほうがよほど効率がいい。ただ自分もそうだったから分かるのだが、ついつい真似したくなるのだ。そのような意気込みを抑えつつも、まずは相手ときちんとコミュケーションを成り立つように自分を戒めながら、音読などに励むといいのだろう。

そういえば遠い昔、まだエディンバラの語学学校に通っているときに、サリーンという超絶美人の女の子がいた。しかし、彼女は残念なことにイタリア人の彼氏がいた。そして、そのイタリア人はフィッシュ・アンド・チップス屋さんでバイトをしていたらしく、見事なスコットランド訛りの英語を話した。

サリーンはというと、元々のフランス訛りにそのスコットランド訛りが加わり、世にも奇妙な訛りが強い英語を話していた。フランス訛りのままだったら、どんなにか良かったのにとみんなで悔しがったものだ・・・・・そういえばネイティスピーカーにはスコットランド人も含まれるはずなのだが、日本ではそのことについてあまり深く追求されない。

日本人が考えるネイティスピーカーの定義なんて、所詮その程度の浅はかなものだ。
スコットランドBANZAI!

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2010年11月12日 (金)

日本におけるネイティスピーカーの市場価値

昨日は三姉妹とSkypeで会議をした。
話題となったのは当然新しく採用した先生たちおよび今後どのように採用するかという話だ。そのなかで日本におけるネイティスピーカーの市場価値について語り合った。

個人的には日本にいる外国人に関しては、とくに高い評価を下していないし、また英語を習う際もそれほどネイティスピーカーに頼る必要があるとは思っていない。だが、ここ日本では「ネイティスピーカー信仰」なるものが存在し、彼らの価値が不当に高く評価される傾向にある。

JOY先生なんかも「日本ではネイティスピーカーだったら、誰でもいいのよ。たとえそれが本国ではタクシー運転手やペンキ屋さんでも。フィリピン人だったら博士号を持っていても見向きもされないこともあるのに」と言っていた。

それ、言っちゃう?とは思ったが、たしかにその通りな一面もある。

大学の学会でも呪文のように「発音」に関しての議論がしきりに交わされている。日本人の多くは英語の発音を問題にするほどうまく話せないのに、彼らはそれに至高の価値を置き、ひたすらネイティスピーカー並の発音を身につけることこそ、英語学習の最終目標だと唱えている。

くだらない話だ。

もちろん、「コミュケーションが成立するぐらいの発音」で英語を話す必要がある。だが、容認される発音とは話者同士の関係性にも大きく左右される。例えば、ペネロペ・クルスがスペイン語訛りの英語で話せば、男だったら全身全霊で聞き取ろうと努力する。もう、多少の文法の間違いなんて誰も気にしない。完璧にコミュケーションは成立するだろう。

ネイティスピーカーの母国では誰もがニュースキャスターのような英語を話すと思っている人もいるが、それは大きな間違いだ。イギリスの場末のパブに行けば、良く分かるが、ニュースキャスターのような英語を話す人は皆無に近い。たいていのイギリス人はビール片手にフットボールを見ることに興じ、黒人選手が出て来ると「モンキー」と罵り、観客はバナナの皮を投げつける。贔屓の選手がちょっとでもミスをすると、「死ね!」と叱咤激励(?)するような人たちがわんさかいる。

イギリスの人気ロックバンドのギタリストはライバルバンドのボーカリストに「ああいうやつらにエイズが降りかかって死ねばいいのに」と宣い、これに比べれば沢尻エリカの「別に」なんて発言はかわいいものだ。

とまあ、話の方向性がどんどんとズレてきたが、ようは「色々な英語があっていいじゃない」ということだ。日本人が日本人訛りの英語を話すことはごく自然なことだし、ほかの国の人たちにもそれは言える。もちろん、英語の先生に関して言えば、訛りはないほうが好ましいので、そのあたりは厳しく選別することは必要だが、「外国人とコミュケーションを取る」ことを英語学習の目標にしている人たちにとってみれば、ある程度の訛りのある英語が聞き取れないとその目標実現はおぼつかないものとなる。

色々な英語を体験する機会を創出するということに関して、ワンズワードオンラインではネイティスピーカーを雇用することに意義は見出すが、彼らを特別扱いはしない。彼らは彼らのことを特別と考えていることも分かるし、その状況も理解出来るが、ワンズワードオンラインの基準に達しないと雇用する意味をあまり感じていない。

それにフィリピン人のほうが人がいいという大いなるメリットがある。あとは彼らにある程度の節度と、日本人のニーズを教えることが出来れば、ただの喋れるだけのネイティスピーカーよりも価値があると思っている。

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2010年11月10日 (水)

【セミナー告知】会社に頼らない生き方とは:グローバル時代を生き抜くために

このたび毎日留学ナビ様協賛でセミナーを開催することになりました。

日時:2010年12月4日(土) 18:30~20:30 開場18:00
場所:株)毎日エデュケーション フリースペース「グローバルひろば」

〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋1-1-1 パレスサイドビル西コア9F   
東京メトロ東西線「竹橋駅」徒歩0分 地図はこちら

申し込み方法:こちらをクリックしてください。

このセミナーに参加して、お約束できるメリットは「ただでお酒が飲める」ことです。
(当日はワンズワード協賛でワインを提供します。セミナー開始から飲んでいただき、いい感じで酔っていただければ幸いです。きっと拙い内容でも、素晴らしく聞こえるかもしれません)

妻からは「あんたの話なんて、誰が聞きに来るの?」と言われています。それはこちらが聞きたいくらいです。一緒に講演する飯野先生は「おれ、なに話すんだろ?」とおっしゃっております。
(学会で何度か飯野先生を発表をお聞きしたことありますが、とても素晴らしい内容でしたので、ご安心ください)

そして、翌週の12月11日には流通科学大学様には下記講演のパネリストとして、参加します。

講演内容:ソーシャルメディア、先進メディアは外国語教育、そして私たちの社会をどう変えるのか?
詳細はこちらをクリックしてください。

この講演に関しては、お話し上手の住先生と山田先生のお二方がいらっしゃるので、特に心配はしておりませんが、自分の番のときにうまく話すことができるか不安ではあります。

そのような漠然とした不安を抱いていた自分ですが、それが昨夜偶然見た国会議員の答弁のおかげで、かなり解消されました。誰かは覚えていませんが、そのあまりのスピーチの下手さ加減にとても勇気付けられたからです。

上を見ればスティーブ・ジョブズやTED講演者の方々などいらっしゃいますが、下を見たら国会議員の方々がいらっしゃいます。国民の代表たる国会議員があの程度のスピーチなのですから、一庶民の自分なんてそれ以下でも何も問題ないと秘かな自信すら芽生えてくるから不思議です。

彼らから学んだことは色々とありますが、「原稿の棒読み」だけは絶対に避けるべきだなと痛感しました。ずっと下向いて「モゴモゴ」言っている、背の高いアレな人だけにはならないように気をつけます。


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2010年11月 9日 (火)

夢を追い求めて三千里:ユニクロとは

自分自身は全く経験がないので分からないが、大学を出て就職活動をして企業に就職するときの心境というものはどういうものだろうか。そのとき、自分が就職する企業を決める決め手とは一体なんなのだろう?

なぜそんなことを思ったのかいうと、下記記事を読んだからだ。

ユニクロの致命的な弱点を見つけたり!

ユニクロを退社した人が異口同音に「洋服の好きな人がほとんどいない会社なんです」「洋服のことがわかっていない」「アパレルの会社ではなかった」と唱えているとのことだ。

・・・・・・・って、当たり前だろ。

洋服が本当に好きなら、裏原宿のどっかちっぽけな店に勤めればいいじゃん、ほんと。なぜ、服が好きだからといってユニクロに勤めるのか意味不明だ。

ユニクロは「より安く良質な洋服を提供する」ことをコンセプトにしていることは自明の理だ。それを追求することは悪いことだと思わない。そして、当然その過程で「服作りにこだわる過程」なんてものはなおざりにされることは端から見ていても分かる。

優秀なビジネスパーソンを目指すのであれば、ユニクロはかけがいのないチャンスを与えてくれる会社だと思う。なにせ2020年までに売上を5兆円にする予定らしいから。
(うーん、5兆円と言われても一般庶民には分かりづらい数字だ。5兆円で生ビール何杯飲めるだろうか・・・・・まあ、死ぬほど飲めることはなんとなく分かる)

ユニクロに就職すれば、世界に出て戦うチャンスが与えられ、やる気さえあればクリエイティブな作業(商品企画、世界戦略、出店計画)に携われるチャンスがあるかもしれない。けっして、そこはただ「お洋服が好きだから」といった人たちが集う場ではない。そんな人達はイッセイミヤケかアレキサンダーマックイーンに行けばいい。

ユニクロは洋服販売を生業としたグローバル企業なのである。

何度も言うが、ユニクロという会社は「より良い服を作る場」ではなく「より安く良質な服を提供し、世界規模で成長していけるか」を真剣に考える場である。

とは言いつつも自分がそのような会社に勤めたいかどうかは疑問だ。
だって、なんだか面倒くさいから。

売上とかどうでもいいし、ほんと。
それにあれって、ようはどこでも買えるようなありきたりの服をより安く良質にしただけだし。それ自体はすごいことかも知れないが、独自性ゼロ・・・・・ヒートテックというヒット商品もあったが、結局他社に真似され放題だし。

とは言いつつも自宅ではユニクロの短パンを履き、ユニクロTシャツで寝ていたりするわけです。

ユニクロ万歳!

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2010年11月 8日 (月)

ワンズワードオンラインの方向性

先月末に開かれたワンズワードオンラインの第一回オフ会で一番驚いたのは、弊社サービスと他社サービスを併用している方々が非常に多いことだ。

ほとんどの格安オンライン英会話は1ヶ月5000円で毎日25分受講可能というものだ。これだと1レッスンが100円前後になるので、単価計算すれば驚くほど安い。このようなサービスが成り立つのは、ほとんどの人が毎日受けるわけではなく、せいぜい週2、3回程度しかレッスンを受講しないからこそ成り立つサービスだからだ。(そうなると1レッスンあたりの単価は600円前後となるので、けっこうな粗利になる)

ただ一点、生徒様から話を聞いて気になることがあった。
ほとんどのうちの生徒様は他社サービスをほとんど毎日受講しているという・・・・・・・嫌な客だな。

言い換えるならば、それだけ熱心な英語学習者が多いということだろう。
ひと昔前は入学金や前払いのレッスン料金などで30万近くの現金が英語を習おうと思えば必要だったので、それを考えれば驚くほど敷居が低くなった。これ自体はとても歓迎すべきことだと思う。

今後、この業界が成長するにつれて現在のような安さを強調するところばかりではなく、質にこだわったところも出てくるだろう。そして、熱心な英語学習者はその両方のサービスを享受し(いわば良いところ取り)、コミュケーションが成立する英語力を身につけるまで邁進する。ほんとひと昔前までは、考えられなかったくらい恵まれた環境にいる。

ワンズワードオンラインの今後はどうなるか、今は日々の雑事に追われてそれほど考える余裕はないが、これからも徹底的に質にこだわったスクールであり続けることは確かだ。

僕自身の感覚で言えば、生徒数に関しては300名くらいまでは自分自身でマネージメントできる自信はあるが、それ以上の規模は今のところ想像がつかない。そして、会社の規模拡大と個人の幸福度は必ずしも比例しない。僕たちの共通している理念は、あくまで個人の幸福の上にこそ、会社の経営が成り立つということだ。それを犠牲にしてまで、無理する必要はない。

個人の幸福と会社の規模拡大が比例するようであれば、そのような方向に舵を切ることもあるだろう。まだそれがどのような方法かは分からないが、一歩一歩進んでいければと思っている。


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2010年11月 7日 (日)

知っていることと実際に体験することの違い

日本に招待したJOY先生が無事帰国の途についた。
滞在期間中は毎日のスケジュールがぎっしりで、さすがに最終日は疲れた様子が伺えたが、それでも充実した毎日を過ごせて嬉しそうだった。

勉強熱心の彼女は日本人に英語を教えることになってから、その文化や慣習をきちんと勉強しており、政治や経済に関しても情報収集を怠らなかった。
(日本の歴代の首相を言える外国人の英語の先生なんて、そうそういない)

そんな彼女でも実際に日本に来てみたら、色々と思うところがあったとのことだ。
特に彼女が舌を巻いたのは、あらゆるサービスのクオリティの高さだ。ディズニーランド、デパート、カフェ、レストラン、旅館、各種交通機関にいたるまで、すべてのサービスのクオリティは均一で高いレベルを維持している。

そして賢い彼女はそれが「他人の目」によることが大きいことも見抜いている。
日本人は一人でいる時でも、常に他人(クライアント、上司、あるいは同僚)の目を意識し、設定された基準をクリアするようにある意味しつけられている。

それにまた、その基準を超えて「より良いもの」を作り上げることにとても喜びを感じるのだ。
と同時に「言わなくても分かるでしょ」的な雰囲気が蔓延し、それが日本社会に閉塞感をもたらしていることも事実だ。この考え方は、「何をどのようにして結果を出すか」という実際的なことを考える人よりも、ただひたすら具体的にはよく分からない「より良いもの」を目指して盲目的に頑張る人の量産につながる。

このようなことは実際に日本に来ないと、分からないことだっただろう。
彼女の個人的な成長にとって、今回の滞在はとても役に立ったと思う。

僕が彼女を日本に呼んだ目的は二つあり、一つはスカイプを通じてしか知らない自分の生徒さんとリアルに会う機会を創出することと、二つ目は実際に「日本」を体験してもらうことだ。その結果、彼女自身が成長すれば、今後それはワンズワードを成長させるための大きな糧となるだろう。

本当に大切なものは目に見えないものであり、それが最終的に物事の方向性を決定付ける。今回の滞在が今後の彼女の人生にどう影響するかは分からないが、それが実りある結果をもたらす一助となればいいと願っている。


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2010年11月 5日 (金)

フィリピンの未来に寄せて

昨日ブログで書いた僕の最後の砦、最後の希望の星だったAngie先生は見事合格し、自分で求人広告を出して採用した初めてのフィリピン人の先生となった。ネイティブスピーカーからの応募は少ないので、フィリピン人だけに限れば彼女は倍率100倍以上の難関を突破したことになる。
(ただ、この不況のご時世に日本の中小企業が自社社員の求人を出せば、この程度の応募は来るはずなので、その観点から言うとたいしたことではない)

現在、絶賛来日中のJOY先生ともフィリピン人について色々と語り合ったのだが、一致した意見としては「フィリピンにはすごいポテンシャルが秘められているが、当のフィリピン人たちはそれに気付いてない」ということだ。

彼らが考えることは「いかにして楽をするか」ということに尽きる。
それが政治、経済、生活のすべてに反映されている。自分が楽をするためには、その結果人がどうなろうと想像すらしていないし、考えることもない。

例えば相場よりも数倍高い賃金で求人募集されていても、そこで「なぜ?」という思考回路にならずに、同じ仕事をして数倍もらえるなんてラッキーという思考回路になってしまう。

物事を吟味して、結果を得るための最善の策を考え、実行に移すということをしない。
ただ条件のいい求人広告を見たら、カバーレターも付けずに文法も間違いだらけの履歴書を平気で送付してくる。甘いよ、きみたち。

うちで所属している先生たちは、たぶん変態なんだと思う。
とくに三姉妹のようなドSの人たちを基準に物事を考えると、誤るなと痛感した。

巷では「フィリピン人の英語はひどい、やはりネイティブスピーカーが一番」などいう見当はずれなことを言っている人たちがいる。ひとつ言えることは、物事を十把一絡にしてしまうと、何も見えなくなるということだ。

ネイティブスピーカーでもひどい英語を話す人はとても多いし、フィリピン人にもそれは言える。根本的な問題は、彼らを採用する企業がきちんと選別をしているかということだ。

個人的にはネイティブスピーカーでもフィリピン人でも中国人でも、エスキモーの人でも何人でもワンズワードで働ける高い英語力と、心に響くパーソナリティーを持ち合わせていたら、それはそれでいいと思っている。

ちなみにうちでは英語のテストを応募してきた先生たちに行っている。語彙力、文法力、スピーキングというパートに分かれているが、語彙テストを見てみたら・・・・・・・ああ、わかんないよ、これ。

今回合格したAngie先生は語彙テストは満点だった。
絶対カンニングしたな・・・・・・

↑負け惜しみですよ、どうせね、はい。


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2010年11月 4日 (木)

私、面接官辞めてもいいですか?

ここ二週間で集中的に求人を行い、フィリピン側では下記のような結果となった。

応募者数:80名
書類選考通過者:5名
一次面接通過者(三姉妹):1名
最終面接通過者(自分が担当):1名

結果はフィリピン人女性1名採用となり、現在研修を行っている。

そして、自分が作った求人広告で求人を行った結果は下記の通りだ。
(応募者数が多いのは、フィリピン側よりも数多くのサイトに掲載したことが理由だ)

応募者数:120名程度
書類選考通過者:33名
(なるべく多くの応募者と面接して経験をするために意識的に多くの面接を行った)
一次面接通過者:8名
最終面接通過者(3姉妹担当):2名(プラス1名が面接待ち)

僕が通した合格者のうち最終面接を通ったのは、わずか2名だ。
しかも一人はイギリス人、もう一人はオーストラリア人というネイティブスピーカーの人たちだ。
(さらに彼らは日本を住んだことがあり、日本語も堪能だ。イギリス人にいたっては日本に20年も住んだことがあり、ベ◯◯◯ツなどの大手語学学校で英語教師として働いていた)

僕が通した6名のフィリピン人の先生たちは、1名を除いて見事不合格だった。
(最後の砦となった人は、僕が面接したなかでは過去最高と言えるほど優秀な人だったので、なんとしてでも通って欲しいと願っている。正直、彼女が落ちることがあるようだったら・・・・・・誰があの厚い三姉妹の壁を超えるのか僕には検討もつきません)

あの一言言っていいですか?

ちょっと厳しすぎやしませんか、あの人達・・・・・・・

僕は今、子供の頃に見た風雲たけし城の谷隼人の気分です。
(「よくぞ生き残った我が精鋭達よ!」と声をかけても、結果は無残なものですが)

ちなみに谷隼人率いる攻撃軍の戦績は下記の通りです。

攻撃軍通算成績127戦中8勝118敗1引き分け。

ワンズワードオンラインで英語の先生として働くということは、たけし城で最終勝利者となり100万円を獲得するよりも難しいことらしいです。

ジブラルタル海峡などを突破して最終決戦にたどり着いても、ドSの三姉妹が待ち構えて散々斬りまくり、僕にはケチョンケチョンに書かれた不合格通知が突き返されてきます。

彼女たちにしてみれば「ふっ、またつまらぬものを斬ってしまった by 石川五右衛門」の気分なのでしょう。

当初は、こちらが合格にしたから気を使って彼女たちも合格にするのではという懸念があったのですが・・・・・バッサバッサと斬ってきますね、やつら。

最終的に合格したと言っても、彼女たちによる厳しい研修に耐えられずに辞める人がいる可能性も考えられます。

オンライン英会話業界ではナンバーワンのSっぷりを発揮していますね。
数多くのオンライン英会話スクールがありますが、なかにはまあこんなスクールもあっていいのではないでしょうか。(あくまでポジティブな自分に乾杯!・・・・・・目に涙が。たぶん目にゴミが入っただけでしょう、そう信じます)

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2010年11月 2日 (火)

言葉のいらないコミュケーション:4歳児による日本語発音講座

JOY先生とうちの家族でジブリ美術館、そのあと二子玉川の大志満という日本料理屋で懐石料理を堪能した。ただこの日の主役はなんといっても、4歳になる姪だった。


(ワンズワードでは鬼軍曹と言われているJOY先生も4歳児にかかれば「日本語も話せないちょっとアレな人」です。何度も「もっとちゃんと話して」と英語しか話せないJOY先生に説教していました)


Miu_joy

(JOY先生の隣に座ると言って、さらにデザートを「一緒に食べようね」と彼女に話しかけていました。言葉の壁なんて、4歳児にとってみれば脆いものです。作家の開高健も世界各地を旅しながら、子供に話しかけてその地の言語を習得していたとのことです・・・・・・言葉が違ってもコミュケーションは成立するものですね)

4歳児にとってみれば、外国人や外国語なんてものは取るに足らない違いであり、大事なことは自分ときちんとコミュケーションを取ってくれる人かどうかということなのだろう。

外国語を話せてもコミュケーションを取れない人はいくらでもいる。
母国語でもコミュケーションをきちんと取ることは難しいので、外国語であればなおさらだろう。

英語さえ習得すれば、外国人とコミュケーションが成立すると勘違いしている人も多いが、実際はそうではない。極論すれば、コミュケーションさえ取れれば英語を話す必要すらない。恐るべし、4歳児!

そういえば、うちの父親も新婚旅行でハワイに行ったときに「バス停、どこですか?」と普通に日本語で金髪の白人に訊いていたという。ほかには日本語は通じないが、関西弁は世界で通じると豪語している大阪人も知っている。

日本人(大阪人除く)はとかく自分の英語とほかの人の英語を比べる傾向は強いが、世界を見渡せばそんなことに頓着している人たちは稀だ。スペイン人、フランス人、イタリア人などはブロークンでもお構いなしに英語でコミュケーションを取っている。彼らに取ってみれば、自分たちの訛りの強い英語を理解できないのは彼らのせいではなく、受けて側の責任なのだ。

うちの姪も今の感覚を大事にして、そのまますくすくと成長して、国際感覚豊かな人間に育って欲しい。


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